【横断的受験対策】いくつ言えますか?「ingの使い方」

受験への誤解

 受験シーズンになると、塾だけでなく受験に向けての様々な動きが活発化します。

中でも受験対策用の参考書や問題集が、毎年数限りなく出版されます。

専門に受験を見てきている私たちからすると

 語弊を恐れずに言えば「過去の引き直し」であり「似たり寄ったり」な内容のものが多いのですが

「ここが出る」とか「今年の受験にはこれを押さえて」などと書かれると

つい手を出してみたくなり、

人によっては机に参考書と問題集が高く積み重ねられることになります。

 しかし注意したいのは

受験に出る限られた重要なところを押さえずに

いたずらに手を広げてしまうことで、実力が伸び悩む生徒は実に多いのです。

 受験においては「手を広げる」のではなく「集約してまとめて」「無駄を切る」という方向性がとても重要です。

 受験への誤ったイメージを持つことだけは避けるべきです。

受験生の悩み

高校受験を前にした中3生徒の多くは

学習してきたことが、一度に全部聞かれる入試というものについて

まず、その範囲の広さに圧倒されます。

 学校の定期テストでは、先生が範囲を決めてくれてそれについて順に準備をしていくだけで対策ができても、入試の場合はそうもいきません。

 受験対策の一番難しい点はここにあります。

断片がつながらない

 たとえば英語のingを例に取って見ましょう。

ingというと、英語初学者がまず思い浮かべるのは

1年生で習う現在進行形や、その後習う過去進行形でしょう。

「~している」とか「~していた」といった形で

「まさにそれを行っているところ」という状況を表す文法です。

 たとえば

He is running in the park now.ならば

「彼は今公園を走っている」になります。

 ing については、その後動名詞というものが出てきます。これは「~すること」という意味を表します。

だから同じrunning でも

この場合は「走ること」となります。

 よく会話で言われる「ランニング」はこれです。

「ランニングが好き」と言ったら

「走ることが好き」ですよね。

「走っているところ」という意味を当てはめると何か変です。

 更に3年では、語句を修飾する現在分詞という形でingが登場します。

He is the boy running in the park.

「彼は公園を走っている少年です」

というような表現で使われます。

 現在進行形的な表現ですが、the boy という言葉を後ろから修飾するため

多くの生徒がここで混乱をしてしまいます。

「彼は少年で公園を走っています」とか

「彼は公園を走っています」という誤答が多く見られます。

 そして更に、動名詞と混乱して

「彼は公園を走ることが好きです」などと言う

解答まで登場します。

 このままでは混乱は必至です。

知識が断片的なままで、つながりがないからです。

横断的整理

 受験が近くなった3年生がすべきことは

こういう断片的な知識をそのままにするのではなく

つなぎ合わせてまとまりを作り

記憶の引き出しを作っていくことだと思います。

 たとえば

<ingの使い方>

❶進行形  be + ing ~しているところだ

❷動名詞  ing ~すること

❸現在分詞(後置修飾) 名詞〇〇+ing +語句 ~している〇〇

というような感じで

自分流でいいのでまとめます。

 こういう形で、しっかり自分の記憶を引き出せるようにしておけば

「ingが出たぞ。これは3つの内のどれかな?」

というような対応が可能になります。

 実戦的対策というのはこういうやり方を指します。

「出たとこ勝負」ではなく

「出る所の中で、出る可能性のあるアイテムをしっかり押さえておく」という感じでしょうか。

 こういう横断的なまとめは、英語では特に長文問題などで絶大な威力を発揮します。

たくさんまとめ候補はあります。

ぜひ一度アイテムを探してまとめてみてください。

まとめ作業の間に、驚くほど実力がつくと思いますよ。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。


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