日々進化する検索エンジン
検索エンジンを利用したネット検索で不明点を解消する方法を知っているということは今や学習においてはかなり重要度を増してきています。
知っている生徒はどんどん自学の資料を次々に得ているのに、知らない生徒は長い時間をかけて参考書とにらめっこして、わからないものがあった際にも、
「また先生に聞こう」と思って、そのまま忘れたりしていたりします。
もちろん塾としては質問攻めはうれしいのですが、進学して大人になってもすべて答えてあげられるわけではありません。
自分で物事を解決していく方法の1つとして、WEB上で何かを調べていくという能力は早期に身に着けることが極めて大切だと思います。
以前検索エンジンの「凄さ」について記事を書きましたが
今回は更に検索エンジンの上手な使い方、特に高校生のの学習に役立つ方法をいくつかお伝えします。
ヒットする検索のワザ
検索をかけるときにたとえば
「x+y+z=12 3x-2y+2z=10 4x+3y-3z=2」
という問題文を入れたとします。
ところが、やってみると何か英語のページがたくさん出てきてしまって良くわからないということがあります。
数式だけの入力をする場合には、こういう事がよくあります。
もちろん英語で書かれた数学解説のページの場合には、その英語を読めばわかるのですが、今度は英語の意味をまた調べて…となってしまいますね。
そういう場合には下記のように関連のある日本語を一語混ぜるだけで、日本語で書かれた数学の解説に行きつくことができます。
「x+y+z=12 3x-2y+2z=10 4x+3y-3z=2 連立」
検索をしながら学ぶ
たとえば
「y=sin 3xを微分しなさい」
という問題があったとします。
まず「y=sin3x 微分」で検索してみます。
この問題自体は、数Ⅲで出てくる基本的な合成関数の微分ですので、どんなサイトでも「合成関数の微分」というワードが出てくるかと思います。
検索をしても「合成関数の微分」自体がわからないという人もいるでしょう。
そうしたら今度は「合成関数 微分」と検索をします。
詳しく説明しているサイトがたくさん出てきます。
さらにまだ合成関数というものがわからないということがあれば
「合成関数とは」と検索をすれば
さらに基本から説明しているサイトがたくさんあります。
こうして1つの検索をする中で順に段々基本に戻って勉強をしていけるということになります。
もっとわからなければ
「関数」とか「微分」もすべて一から検索することも可能です。
基本の基本から勉強できるというのが検索による学習の良いところです。
自分がわからないところまで戻ればいいのです。
検索による学習法は、これからの時代にとても必要な学習のやり方であることは間違いありません。
これまで参考書や辞典(事典)の担ってきた情報メソッドとしての効能とさらにプラスアルファの役割を併せ持つものになっていくと思われます。
早めにマスターしていきたいところですね。
今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。