【情報リテラシー】知っておくべきこと。「情報には偏りがあって当たり前」という真実

伝えることが難しいなら、知ることも難しい

 情報を伝えることは、簡単そうに見えて簡単ではない部分があります。

気軽に言った言葉が、思いもよらぬ誤解を生じてしまう事がよくあります。

 それがきっかけでけんかになってしまうようなこともあります。

 このような色々な誤解の元にあるのは、多くの場合、事実と主観を一緒にして伝達をしようとすることにあるようです。

「AさんがBさんに〇〇と言っていた」という情報を伝えるときに

「Aさんは不快に思ったらしくBさんに〇〇と言い放っていた」と言えば

すでにそこには見ていた人の「不快に思っただろう」「きつい口調だ」という主観が入っています。

多くの場合は見たのと状況は同じかも知れませんが、AさんとBさんが仲良し夫婦でAさんがBさんの癖をいつも面白く思っていて、顔をしかめたように見せかけて目は笑っていて

「しかたないなぁ」という趣旨できつめに言葉を言って、その後Bさんも頭を掻いて「えへへ」というようなシチュエーションなのかもしれません。

だから見た人の主観がいつも正確とは限らないのです。

 普段の生活ではよほどある程度主観が入っていても問題はないですが

これが情報を流す立場の人だったりするとかなり問題です。

客観と主観を意識的に区分けできているかは重要なポイントになります。

そしてそういう目で観察してみると、「実際にあった事実」と「自分の感想」を分けてしっかり伝えられる人は意外に少ないことに気が付きます。

 この問題は実は単純い伝え手の方からではなく、逆の面からも考えて見る必要があります。

何かを伝える際にそのような主観が割り込んできているならば、知ることも同時に難しくなることがあると言えます。

 私たちが単に正しい事実を知りたいと思っているのに、そこには誰かの思考が背後で働いていることもあるということを

私たちはよく認識しておく必要があるのです。

情報は偏っていて当たり前と考える

 今や誰もが情報の発信者になれる時代になりました。

インターネットが発達して、SNSで日常的に個人が情報を発信できるようになったので

あらゆる人が情報を発信できる送り手になり得るようになっています。

 その結果、膨大な量の情報が巷には溢れかえり、何が正しい情報なのかわからないことも起こり始めています。

 中には上記のような、事実に主観が混ざっている情報

あるいは、主観的に何かを伝えたくて事実を曲げて流用しているような情報なども結構見かけるようになっています。

 では私たちは、どうやって自分の探したい、客観的で偏った主観の交じっていない事実情報を得れば良いのでしょうか。

 答えは簡単です。

情報には偏りがあって当たり前という前提で」

たくさんの情報を受け取るようにする」

これが一番の対策となると思います。

単独の情報を正しいと思わない

 逆に言えば、ただ1つの情報だけで

事実や事実に対する考え方を決めてしまうのは危険だということです。

たくさんの、少なくとも複数の毛色の違う事実に関する情報を集めて、自分なりに比較をして

自分で正しいと思うことを取捨選択するのです。

それが誤った意図的な情報から身を守るための最善の方法であると私は思います。

 わが国では、テレビや新聞は特定企業が一体的に運営をしている、いわゆるクロスオーナーシップを採っているため

私たちは、戦後ずっと長い間マスコミからの単独の情報を一方的に受け取るだけの情報弱者でした。

 後で真実と異なる情報をたくさん受け取っていたことを知りましたが、

当時は比較できる別の情報を受け取りようがなかったので、主観が入っている偏向した内容の報道でもそれを事実として信じるしかありませんでした。

 しかし今やネットの発達で、テレビが何を流しても新聞が主観的な報道をしても

すぐにそれが真実なのかどうかを他のソースから確かめることが可能になっています。

大変素晴らしいことです。

 必ず複数の情報を受け取るようにすれば、危険は回避できると思います。

たとえば「A議員は『〇〇には100%賛成する』と発言した」という報道があったときに

普段のA議員の言動からして「おやっ」と思ってネットで調べたら

「〇〇には100%賛成する訳ではないが、そういう考え方もある」と言っていたという事実が出てくるとすれば

一瞬で切り取り記事なのだなと真実を知ることができます。

*ギャグのようですが、ほぼ同じような報道が過去にあったようです。

もし最初の報道を信じてしまえば180度違う感想を持つことになってしまうことでしょう。

今も昔も残念ながら意図的に情報を変えて伝えようとする輩は後を絶ちません。

歴史上誰もが経験したことのない超情報社会であるからこそ

こういう手段で、自己防衛をして本当の真実を知るようにしていきたいものですね。

 このことは、特にこれから先の未来を生きていく子どもたちにこそ伝えていきたいことだと考えています。

今後も皆さんのお役にたつ情報をアップしていきます。

 


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