【ストップ!勘違い】そのことわざ間違ってます。

間違いやすいことわざ  ことわざは、古くから言い習わされてきた教訓や風刺のような内容を、短い言葉で表すものです。  実にたくさんのことわざがありますが、普段そんなに使うわけでもないため、 多くの人が、かなり勘違いして覚えていることがあるように思います。  以前慣用句の記事で書いた「情けは人のためならず」の意味の取り違えなどは その代表例ですが http... (続きを読む)

【「腹」を使う慣用句】心と密接につながる場所。それは「お腹」

「腹」に関する慣用句 以前、間違えやすい慣用句へのとらえ方について記事を書きましたがhttps://wizzseiun.com/2021/08/19/idioms-2/ 慣用句にも、いろいろな種類があり、勉強してみると大変面白い分野です。  慣用句の中で特に代表的なものは、身体のパーツを使ったもので、その中にもいろいろなバラエティーがあります。  そして人のメンタ... (続きを読む)

【幸せに生きるコツ】「人間万事塞翁が馬」の故事に学ぶ

人間万事塞翁が馬  中国の有名な故事に「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」という話があります。  これは前漢の時代、高祖(漢の創始者)劉邦の孫である劉安の撰によるとされる「淮南子」という書に書かれているストーリーの一つです。  昔中国の北にある異民族の国である胡(こ)との国境の塞(とりで)付近に住んでいたある老人は、占いが得意で周りの人々の運命などをよく... (続きを読む)

【慣用読み】誰にでも勘違いはあります。でも「重複」は「ちょうふく」?それとも「じゅうふく」?

思いがけない勘違い  テストの際に、自分が思っていたのと異なる 「思いがけないミス」が出る時があります。 ケアレスミスと異なり、確信犯的なミスです。  たとえば「奥」という漢字がありますが 漢字の下にくる文字は「大」です。 ところがこれを上を突き出さないで書いてしまう人が、時々います。  たぶん最初に四角に「米」と覚えてしまっていて そうい... (続きを読む)

【やまと言葉の優しさ】「蒲公英が咲く田舎道。旅の土産を抱え、家路を急ぐお父さん」

熟字訓  漢字の熟語と言うと、 たとえば「帰国」という言葉であれば、「くにへかえる」というように それぞれの単字(1つの漢字)単位で、訓にして読む(意味を知る)ことができますが、 そういう読み方ができない熟語があります。  これは「熟字訓」というもので 熟語全体で読み方を当てるため、単字に分けても意味がわからないものです。  簡単に言うと、当て字... (続きを読む)

【ああ勘違い】「台風一家」「げっきょくさん」!?

音だけ聞いて勘違い 多くの人は 学校で漢字を学習しますが 以前ならテレビ、最近ならネットの動画などで 漢字を書くのでも読むのでもなく 言葉を「聞く」ことで覚えていく面もあります。 だから、音から想像して 漢字をイメージしてしまっていることが意外にあります。 意味自体が違ってくる勘違い  台風が去った日に 爽快な青空が広がることが... (続きを読む)

【日本語の奥深さ】「に」と「で」だけで変わる「伝えたいこと」

 わかるのに上手く説明できない「助詞のニュアンス」  中学校の国語の文法の学習で助詞や助動詞を学習しますが、 苦手意識を持つ生徒は実に多いです。  ただ、助詞や助動詞を使えないという訳でもありません。 たとえば、中学文法でも重要なものとして 「れる」「られる」という助動詞の用法を学習しますが 「僕はそのネコに引っかかれる」 というのが「受け身」の... (続きを読む)

【漢字の楽しさ】「蒲公英が咲く田舎道を、土産を抱え家に帰る」

熟字訓  漢字の熟語と言うと たとえば「帰国」という言葉であれば 「くにへかえる」というように それぞれの単字(1つの漢字)単位で訓にして読む(意味を知る)ことができますが  そういう読み方ができない熟語があります。  これは「熟字訓」というもので 熟語全体で読み方を当てるため 単字に分けても意味がわからないものです。  簡単に言うと... (続きを読む)

【言葉の不思議】「さじ」と「れんげ」と「スプーン」と

スプーンの起源  食事に使うスプーンは色々な場面で利用されていますが 英語ではspoonと書きます。 恐らく古来人が木片などで食事をすくって食べる時に使うものが、 次第に進化して今の形になったのでしょう。 今や非常にスマートで食べやすく 人々には欠かすことのできない道具ですが 最初はそういう必要に駆られて登場したのだと思われます。 れんげ(... (続きを読む)

【本当の漢字の基本】六書って知ってますか?

六書(りくしょ) 漢字の成り立ちや由来を国語で勉強します。 「山は実際の山の形からその漢字ができたんだよ」というあれです。 これは「六書(りくしょ)」と言われる漢字の成り立ちについての学習です。 象形・指事・形声・会意・転注・仮借の6種類の漢字の成り立ちを学びます。  象形文字(しょうけいもじ)は、実際にある物の形からできた文字  指事文字(しじもじ)... (続きを読む)