お正月休みももう終わりに
今日は1月4日ですが、お正月休みがあった方でも早い人は仕事始めという方もみえるかと思います。
もちろん「正月にお休みなんてないよ」と言われる方もいるかもしれませんが…。
お休みが終わるときに多くの人が感じるのは、お休みの期間の時間はなぜか短く感じるということではないでしょうか。
今回は、この原因を考えてみます。
いろいろな説があります
「時間自体が存在しない」という考え方があるのを前に記事にしましたが(「世界5分前仮説」の記事)http://wizzseiun.com/2019/12/31/five-minute-hypothesis/
時間というのはやはり主観的なものなのかもしれません。
時間に対する感覚の違いが、どうやら休みを短く感じさせていることは間違いないようです。
そしてこの感覚の違いがどこから来るかについては、かなりたくさんの説があるようです。
本川達雄氏の「時間が体重の4分の1乗に比例する」という説や、ポール・ジャネ氏とピエール・ジャネ氏によるジャネの法則「時間の心理的な長さは年齢の逆数(たとえば30歳なら30分の1)に比例するという説などが有名です。
専門家ではないので私にはどれが正しいかということはもちろんわかりません。
しかし今回この稿を書くためにいろんな考えを調べてみた結果としては、私は経験(出来事)の数が多いこと+新しい経験が多いことが時間を主観的に長くさせるという考えが、割と実際に合っている気がしました。
「子どもの頃は、とにかく時間が長く感じた」
これはほとんどの人が感じていることだと思いますが、
子ども時代には、新しい新鮮な出来事が次から次へとあり、大人のルーティンな毎日とは異なる日々があったような気がします。
もちろん大人になってからでも、新しく大きな出来事があると一日は長く感じたりしますが、これは逆に理に適っているということではないでしょうか。
休みを長くする方法
そうなると休みを早く終わらせない方法もおのずと浮かんできます。
なるべく新しいことをやってみる、
1日のうちにいろんな経験をできるようにプランを考える、
といったことになるかと思います。
ただ、1つ大きな問題が起こります。
それは「それじゃあ、それはお休みではなってしまう」ということです。
よく言われることに、「日本人はお休みも勤勉」というものがありますが、さらにお休みっぽくなくなってしまうことになってしまうかもしれませんね。
さらに逆の場合もあったりする
ややこしいのは、単純にこれだけでもないような気がすることです。
充実していろいろなことをこなした休みが、その時にはあっと言う間に終わってしまったように感じてしまうのだけれども、後で振り返ると長かったように感じることがあるからです。
そういうのを「休日のパラドックス」というようですが、全くもって人間の主観はなかなか複雑になっているようです。
でもこんな風に、自分の心の中のことでさえよくわからないということは、人間というものの面白さや奥の深さを表していて興味深いです。
これから科学が進んでいくと、こういう事ももっと解明されてきて、AIか何かがお休みを長く感じさせるプランとか作ってくれるようになるかもしれませんね。
いや、AIが活躍するころは労働がなくなって毎日お休みになってしまっているかもしれません。
どんな未来が待っているか楽しみではあります。