必要がないと人は動かない
新型ウイルスの問題で、学校もついにオンライン導入の流れに入りました。
地域によってはオンライン授業を始めている学校も現れたようです。
授業といかないまでもオンラインで教師と生徒がやり取りをして学習の確認をするようなやり方をしているところもあります。
必要が人を動かすというのはよく言われることですが、一気にこのようなオンライン化の流れが進むのは悪いことではないと思います。
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今もFAX、わら半紙、手書きが主流
学校だけでなく官公庁を中心として、いろいろな面でアナログ的なやり方は改善され、ネットを利用した便利なやり方が順に導入がされてきています。
ひと昔前と比べるととても変わってきたことを実感します。
でも相変わらずFAXは毎日たくさん届きますし、生徒は学校で配られたわら半紙のプリントを大量にもらって、どれが解答やら問題やら整理できない状態だったりします。
また電子認証なども進化しているのに、重要な文書などについては依然として、現実に足を運んで手書きの署名、実印を押す必要があったり、印鑑証明を半日がかりで役所に取りに行くというような手間が必要であったりします。
ずいぶん昔に婚姻届けを夜間などでも受け付けてもらえるような改革がされたという話を聞き、日本の役所も進歩したなと思ったものですが、その後はそんなに大きな変革があったような印象まではありません。
次第にこれから便利なものが取り入れられていくのだと思いますが、やはり便利だけでなく安心で確実ということを考える必要もあるので、一気に進むということがなかなかないのかもしれませんね。
これから到来する未来
今回の新型ウイルス問題は本当に大変なことで、被害にあわれている方は今や実質的には全国民、世界中の人であるという感があります。
しかし同時にこの問題によってオンライン化が急激に進みつつあるのは間違いがありません。
もしこのようなことがなかったら、我が国では10年かかってもオンライン化を実際に学校が行うことはおそらくなかったと思います。
その意味では教育の世界も大きく今後変わって来ることは間違いがないと思います。
物事には悪い面だけでなくその中に良い面もあるものです。これで生徒たちがより良い教育を受けていけるようになれば、それはとても良いことだと思います。
もちろん教育は人と人との相互関係において行われるものですので、すべてがオンラインで行われるとも思いません。一方的な授業配信は教育テレビとさほど変わらないという指摘もあります。
だから実地で行うコミュニケーションなど、必要のあることがすべてなくなることはまだないと思います。
でも指導のためのメソッドが増えるのは歓迎すべきことです。
官公庁や古くからの慣習がある企業や団体も、今回のことは逆にオンライン化や紙面の廃止に向けて大きな変革をできる機会だと思います。
これまでこの点について、なかなか大きな変革をすることは難しいということを感じていた人は、おそらく内部にもたくさんみえると思います。
この機会に、働く人や対象となる市民・顧客やメンバーがより便利にメリットを享受できるような方法を取り入れられるといいと思います。
すでにブームとなりつつあるネット会議なども今後多くの企業や団体で取り入れられることでしょう。
普段よりもそういうことを決断できるチャンスかもしれません。
今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。