【偽りの情報を見抜く】真実を知るためのセカンドインフォメーション

情報は簡単に操作できる

 どうやら「情報」というものが非常に重要なものであるということは、ずいぶん前から言われてきています。

 そして今やインターネットで、誰もが世界中の情報を瞬時に手を入れることができます。

でも情報が本当に正しいものかどうかについては、注意深く確認をする必要があります。

 現代では、意図的に誤った情報を送られている場合もあり得るからです。

次の二つの文章を読んでみてください。

A「この件では、各機関の尽力もあり皆さんの努力もあって、現在のところ死者はわずか20人という数字にとどまっています。『今後はこれ以上の事態になることはないであろう』と関係各所の担当者は語っています」

B「この件では、非常に重篤な症状や死に至る危険があるこの疾病の感染者は、増え続けすでに20人という数になってしまっています。感染爆発の可能性も否定できないと言われていますので、今後の推移については厳重な注意が必要です」

同じ「20人」という数字を伝えていても、この二つの報道によって伝えられるイメージは全く異なります。よく読まないとBの方が怖い印象を受けてしまいます。

 客観的には「死者が20人」というAの報道内容の方が、まだ「患者でさえない感染者20人」に過ぎないBの報道に比べて伝達必要性の高いニュースのはずですが、表現方法を変え今後の危険性を示すだけで、このようにBの方があたかも危険を感じさせる内容にすることが可能です。

 さらにテレビなどでは映像を流すため、その映像について恣意的な選択をすれば、用心しないで報道を見ている人は、簡単に誘導を受けてしまいます。

 メディア媒体による意図的な情報の伝達については、様々な所でその実態が伝えられ、もはや今では「あって当たり前」といってもいいレベルになってきています。

 だから私たちは真実を知るために、自衛策を取る必要があります。

その方法は、セカンドオピニオンならぬセカンドインフォメーションの取得です。

テレビや新聞だけの情報を根拠にするのではなく、

何か情報を得たら、

まず「本当だろうか」と考えて

第2の情報源にアクセスして情報の信ぴょう性を確かめることが必要です。

 そしてわが国では、テレビ・新聞・ラジオなどは同一資本による系列化がされており(クロスオーナーシップ)これらの中での情報は実質すべて同じという場合が多いので

やはり第2の情報源はネット上のものにした方がよいかと思います。

 クロスオーナーシップが禁止になっていないこと自体が、そもそも信じられないことではありますが…。

たとえばSNSのような誰もが発信できる情報媒体、YouTube などの情報源はもちろん

さらにはダイレクトに情報主体にアクセスするという方法もありますし、国の機関のHPなどから公的なデータを簡単に取得することも今では可能です。

そういう中で第3、第4の情報源も取得できればした方が良いことは言うまでもありません。

 色々な情報を検索していくと、おそらく多くの事項でマスメディアの伝えていることと、それ以外の媒体が伝えている内容の齟齬に気づきます。

そうしたら自分で何が正しいのかを考える事ができます。

単一の情報のみでは「何が正しいのか」を選択する権利は奪われていたと言っても良いでしょう。

でも今は違います。いい時代になりました。

利用をしない手はありません。

受験情報の信ぴょう性

 受験についての情報についても、同じことが言えます。

受験が近づいてくると、保護者や生徒の間で色々な情報(噂)が流れることがあります。

こういう仕事をしていますので、そういう情報はすぐ耳に入ります。

「○○高校は今年は定員が少なくなるのでやめた方がいい」①

「○○高校に合格するのは相当内申点がないとダメになったみたい」②

といったものから

「何年後には受験制度がこういう風に変わる」という情報③

あるいは

試験後に「○○高校のボーダーは○○点。それ以下だと無理」④

というような情報もあります。

 まずこういう情報が流れてきた場合、受験生も保護者もまず「本当だろうか」と疑わなくてはいけません。

受験と言う重大な事態に直面すると人は結構心配性になります。

そのため、こういう情報については驚くほどに簡単に信じてしまう人が一定数います。

 では、上記の噂は本当だったのでしょうか。

結論から言うと「すべて完全に嘘」でした。

①の噂について

 定員が少なくなるのは人口変動や実質的な倍率の変化を見て決断することなので、「定員減=難しくなる」ということではありません。

逆に言うと、定員がそのままでは易しくなりすぎてしまうので定員を減らすのです。普通に考えればわかることです。

もちろん志望状況によっては難しくなる場合もないとはいえませんが…。

 実際の結果は、前年度と同じくまだ実質的な定員割れと言って良い状況でしたので、合格が難しくなることはありませんでした。

後年更に定員が少なくなることになりました。

②の噂について

 これは実際に難易度が上がった高校の話ではなく、単にある中学校の先生が、皆がその学校(定時制)を志望する傾向にあるので、それを止めようとして流したデマだったようです。

例年通りの難易度で受験者は合格しました。

噂で言われていた高い内申点などは全く不要でした。

③の噂について

 例年春にこの噂が流れていましたが、その後相当な年数が経っても試験制度は変わりませんでした。どこかの進学塾の先生が保護者にアピールするための予想で話していたようです。

試験制度の変更などは、ほとんどが県の教育委員会のHPを見れば出ていますので、真偽はすぐ分かります。

④の噂について

 これも経験の浅いどこかの塾の教師が流した噂だったようです。

 生徒には「絶対にその得点よりも10点くらい低くても合格する」と私たちは断言していました。そして全員合格しました。

生徒たちに聞くと、さらにもっと低い点数でも合格した生徒はいたようです。

経験の長い私たちからすると、笑い話のような荒唐無稽な噂なのですが、

私たちが持っている合否ラインの情報よりかなり高いラインを自信満々で示していたようで、受験生は大いに混乱して動揺をしました。

受験時にこういう情報を流すのは絶対にやめてほしいです。

受験情報はマイナスに膨らむ

 受験情報については今回の新型ウイルス問題と同様に、恐怖心をあおる方向(マイナス方向)に噂(誤った情報)が流されるようです。

新型ウイルス問題でも、誤った情報を流すことで利得を得る人がいるようですが、

受験情報の場合は、予備校や塾が保護者の歓心を買いたいために大げさな内容の話をして危機感を煽ることがあるようです。

また、単純に保護者の恐怖心だけから生まれることもあるのかもしれません。

 受験についての情報は、一番正確なものは県の教育委員会のHPに掲載があります。どこの県でもかなり詳細な情報を載せていますので、直接アクセスしてみると良いと思います。

また、学校の先生や塾の先生に確認するのも良いでしょう。

ただ上記のように、逆に心配を煽る不届き者も稀にいるのでそこは注意が必要です。

 いずれの場合も、恐怖心が正しい情報の取得を妨げることがありますので

何か悪い情報を得た場合には、

まず冷静になって

「本当だろうか」と考えることが

スタートラインです。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。


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