あと1日あったら
テストの前日になって
やることが終わらないことに気づき
「あと1日あったら」
と思われたことがある方は
たくさんいるのではないでしょうか。
テストというものが期日が決まっていて
その前に準備を終えてしまわなくてはいけないものである以上
対策には時間の制約が常についてきます。
「時間を上手く使えるかどうか」
実は対策の一番のポイントはここにあるのです。
時間切れを防ぐ方法
では時間切れを防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?
実際に想定される悪いパターンはこんな感じです。
悪い例① 各教科を順に準備していく。5教科中3教科が終わったら前日になってしまった。
悪い例② 5教科をバランスよくやったが、どの科目も最後までいかなかった。
悪い例③ 課題をやっている間に時間がかかり、まだ課題が2教科終わっていない。課題以外は何もやっていない。
悪い例④ 順にやっていったので、苦手な所までは結局やれなかった。そこは捨てることにした。
これらは別に冗談などではなく、すべて実例です。
特に③④はよく見かけます。
どれもやる順番に誤りがあります。
重要度にかかわらず端からやってしまっていたり
科目のバランスを考えていなかったり
時間に制約があることを忘れてしまっているかのようなプランニングだと言えます。
逆に言うと、こういうやり方をしなければ、時間切れを防ぐことができるということになります。
重要度順で準備すること
もっとも良いのは
重要度順で準備をする方法です。
ただここで「重要」というのは、人によりあるいは考え方により異なってくると思います。
苦手な所をとにかくしっかり押さえておきたいなら、苦手な所から始めるべきですし
そうでなく得点力を高めたいという目標なら、得点率が高そうなところから始めます。
あるいは単元の中で一番重要と考えられ、出題可能性が高そうなところを重要だととらえれば、そこから始めるべきです。
しかし、どれもがテストで「『重要』と考えられるところから意識的にやっていく」という点が大切ということでは共通します。
このように「重要」なことから順にそうでないものへと、あらかじめプランを立てて、実際にも行っていくということが、大変意義があります。
「テストで『重要』でないこと」は後回しになりますから
時間切れになって「重要」なことを落とすということがなくなるのです。
どうでしょうか?
テストの出題範囲が提示されたときに、そういうプランニングをして
対策を始めている方がどれくらいいるでしょうか?
実はわずかではないかと思います。
「途中で急げば何とかなる」という感覚で、端からやっていくという方が多いと思いますが、
急いだ場所が「重要」な所で
丁寧にやった場所が「あまり重要度が高くない」所であったら
その計画は成功とはなりません。
プランを立てるというと
「まず今日は、テスト範囲の理科の35ページから43ぺージまでやって」
「明日は44ページから52ページ」
「次は歴史の23ページから30ページ」
と言った感じで、ただページ割りをするやり方が多いかと思いますが、
それでやった場合、予定通りいかないとどうしてもやり方の質にもばらつきが出ますし、時間切れも出ます。
だからまず内容を考えて、テストから逆算して重要度を考えてみることです。
それを考えてスタートするのと、やみくもに始めるのでは結果を見た場合には、大きな違いが出ると思います。
ぜひお試しください。
今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。