【志望校の決定・高校入試編】「今の志望校」変えるべき?

志望校がぐらついている

 今は7月ですが

テストの結果が返ってきて

そして、通知表をもらうと

中3の生徒は自分の志望校について悩み始める事があります。

 中には確たる志望を最初から決めていて

将来の展望まで考えている生徒もいますが

そういう生徒は少数派です。

 「普通科にするか専門学科にするのか」

「自分の行けるレベルの学校はどこなのか」

「学校見学はどこへ行こうか」

実にいろいろな要素について

順に考えて決定をしなくてはならない時期が近付いてきている感じがするのが

この時期と言えます。

 その意味では

多くの生徒が「今の志望校」について

考えをぐらつかせてしまいがちな時期と言えます。

保護者懇談

 この時期以降で、学校の先生と保護者あるいは生徒本人を含む三者で懇談会が行われる事が多いです。

学校によりスタンスはさまざまですが

まず生徒本人が「ここへ行きたい」という志望を確定していないと

先生としても

保護者の方も

ガイドライン自体を作りようがないので

結果として、本人が後で「あれっ」と思う志望校にしてしまって

受験直前に変えるという事態も生じます。

  だから保護者懇談の前には

志望校はしっかり確定しておくことが大切です。

これまでも志望校について学校で調査があったかと思いますが

もう一度ゼロベースで

「ここを受験する」というので良いのかどうかを考えてみるとよいでしょう。

それは、まずは本人

そして、その考えを前提として保護者の方

がともにもう一度しっかり考えることが大切です。

 間違っても学校の先生に

「どこに行けますか?」と聞くような形はとらないようにすべきです。

 受験の最初からそういうスタンスをとると

本人が受験について主体的に頑張る事ができなくなる危険があります。

あくまで「自分の受験だ」ということを意識していけるようにすることはとても重要です。

志望を変更?

 次に、学校の先生に志望校への合格が難しいことを言われても

簡単に変更をしないでください。

これはかなり重要です。

 保護者の方も生徒本人も

「受験」ということを怖がるあまり

非常に慎重になってしまうことはよくあります。

落ちるのは誰も怖いからです。

 もちろん受験時に合格の可能性が極めて低い場合にはもう一度考え直すということも必要となりますが

少なくとも夏の段階で

すこし成績が振るわないくらいで志望を変えるのは得策ではありません。

高校受験まではかなり日数があります。

成績を伸ばすことは十分可能です。

 またこれが一番大きいのですが

志望校を早々に変えてしまう事は

本人のモチベーションを下げてしまう危険があります。

ぎりぎりまで頑張ってから変える場合は、全力を尽くしたという経験が後に生きてくることもありますが

少し危険だからといって楽に受かりそうなところに

変更をしていけば

またさらに変更することになるということも起こりえます。

 夏の段階で

志望を変えたので大丈夫と油断して

勉強に力が入らなくなった生徒が

冬に志望をさらに変更して

結局そこも不合格になったという例は、意外にあります。

 受験というものは

落ちることもあるものですから

モチベーションなどのメンタル面はとても重要です。

単に客観的データのみですべてが決まっていくものでもないのです。

 だから志望を本人にとって楽な方に変えていく場合には、よほど慎重である必要があります。

セカンドオピニオン

 また学校の先生の情報が、絶対ではありません。

わたしたちの経験上わかっていることですが、

学校の先生は、保護者の方や本人以上に

慎重の上に慎重な判断をします。

 十二分に合格できる学校でも

「厳しい」ということを平気で言う先生も少なくありません。

だから学校で受験情報について厳しい話をされた場合には

ぜひ塾や家庭教師の先生に相談をしてください。

いわゆるセカンドオピニオンというやつです。

 受験する学校の決定は

これから先のことを決める重大事ですから

ただ安全ばかりを考えず

「後で後悔しないか」ということや

「本当に本人のためになるのか」

という視点も重要です。

 受験でお悩みの場合は、私たちもお力になれるかと思います。

情報の確認なども含め、青雲学院へはお気軽にご相談ください。

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