【高校受験】保護者懇談で先生から得るべき情報とは?

保護者懇談で本当に集めたい情報とは?

 1学期の終わりのこの時期に、時期は前後しますが保護者懇談(二者あるいは三者面談)が開催される中学校が多いと思います。

中3の生徒と保護者にとっては、いよいよ受験の年度に入ってからの個人懇談ですので

かなりドキドキされる方も多いかも知れません。

 懇談では、学校での生徒の様子や生活態度のことなどが話されることもありますが

3年生では何と言っても、学習面と受験を想定した進路面の話が中心になってくるかと思います。

 では、どういう姿勢で懇談に向かえばよいのでしょうか。

塾でのご相談の中でもやはり多いのは、受験時における学校の先生との対応についてです。

 そういう話の中でいつも感じるのは

生徒も保護者の方も、学校の先生が受験のレールを決めていくような印象を持ってしまっていることが多いということです。

 確かに生徒を評価するのは学校の先生ですので、イメージとしては学校の先生に命運を握られているような気持になられてしまう方が多いかもしれません。

だから先生の一言一言に、一喜一憂されることもあるかと思います。

でも学校の先生も、そんなに自信満々でアドバイスをしているわけではありません。

 これはあくまで推測ですが、保護者懇談時に先生が考えることは

①生徒を安全に合格させる方向で話をしたい。

②間違った情報を伝えないようにしたい。

③生徒の学習姿勢を良い方へ変えてあげる方法を伝えたい。

というような点が大きなところではないかと思います。

 ②③については良くわかると思いますが

①に注目してほしいのです。

たとえば得点力でA校には十分合格できそうな生徒が、現時点では合格がむずかしそうなB校に「どうしてもチャレンジしたい」と言った場合に

①を前提としたら

先生はどういう対応をするでしょうか。

「B校を狙うなら、次の学期で5科目総合で400点以上取ろう」

「内申点をもう少し上げたいね」

「それが無理だったらA校に志望を変えようか」

というようなことを言うのではないでしょうか。

 これは叱咤激励しているようにも取れますが、

同時に、本人が2学期に「頑張ってみたが駄目だった」ということで自然に納得をさせて

無理ならなるべく安全策を取る方向へ流れを向けさせるやり方とも言えます。

非常によく見かけるアドバイスの形と言って良いかと思います。

 でもこのアドバイスでは、生徒や保護者の方は

何ら有益な情報を得られているとは言えません。

このアドアイスは、「がんばれよ」と言われているのと同じだからです。

でもせっかくの懇談ですから、何か有益な情報を得たいところですね。

だからたとえば

「数学だけ大きく今回悪かったのですが、これが回復すれば受験を考えてもいいでしょうか」

「400点を取るためには、先生のお考えでは具体的に今の本人に何が足りないと思われますか」

と言った具体的な質問をすると良いと思います。

しっかりした先生ならば、十分な回答をしてくれるか

あるいは担当の先生に確認をして、後日対応があると思います。

 またこういう質問を通して、先生が受験に向けて本気で対応してくれているかどうかという情報も同時に得ることができます。

 懇談で本当に得たいのはこのように、

具体的生徒が今後どうやって行けばいいのかという見通しが、はっきりとするタイプの情報や

今後受験をしていく際に、言い方は良くないですが、学校の先生が頼りになるかどうかといった、目には見えない重要な情報です。

そういう情報こそ懇談で先生から得たいところです。 

実際追い込みの足かせになるのは内申点(評定点)

 これが、得点力がない場合には

実際に生徒本人が頑張れば良いだけなので

先生にいろんな手を教えてもらい、実行するというので良いと思います。

何といっても毎日学習を見てくれているのは、学校の先生ですから

具体的な手も浮かびやすいのではないかと思います。

 しかし、内申点が得点力に対して低い場合

上記のように漠然と「内申を上げよう」と言われただけでは

簡単には上がりません。

でも実際追い込みの足かせになるのは、内申点不足の場合が多いと思います。だから何としても上げたいところです。

提出物を出していないとか

小テストをいつも雑にやって点数が悪いとか

授業態度が悪い 

というような、明らかに理由がある場合は、

それを改善すれば、内申点が上がりますが

 やるべき事をやっているのに、なぜか「3」というような場合(大変多い事例です)には

具体的な対策が必要です。

あまり言いたくはないですが

先生が努力をしっかり見てくれていないという場合もあります。

「35点を取っても3、頑張って70点取っても3」 というような例です。

 この場合の対策については、以前も書いたことがありますが

「本人が先生に今後へ向けて明示的な約束をする」というやり方が有効です。

たとえば

理科が3だったとして 問題点として「『実験の考察』がしっかりできていない」というものだという情報を、担任の先生から言われたら

「『実験の考察』をしっかりやって内申を4にします」と

本人が先生に対して約束(頑張ることの宣言)をします。

理科の先生に後日本人が直接言っても良いですし、

懇談の場で、保護者の方がご本人に納得してもらって、自分で言わせるようにしてもいいです。

やる気のある担任の先生なら、懇談後その意志を理科の先生に伝えてくれると思います。実際にそういうことをやってくださる先生はわりといます。

 そしてもちろん、本人が本当に全力で「実験の考察」をやります。

 すると、宣言を生徒がしていてその通りの結果が出れば、その先生が評価基準とされている数字にもよりますが、基本的には先生としては評価を上げざるを得なくなります。

生徒の努力が目の前にはっきりと示されるからです。先生にとっても嬉しいことでもあります。

これは少し極端な方法ですが、

このように具体的な問題点を、懇談の際にしっかり確認(情報収集)して

その点を明示的に努力するというのは

内申点を上げてもらい易くする1つの方法です。

「明示的に」というのがポイントです。

 でもこんなやり方は、本当は邪道かも知れません。先生が評価はきちんとしてくれるのでアピールなどをすべきではないというのも1つの考え方だからです。

 しかし学校の先生には、生徒を良く観察していて適正な判断をしてくれる先生も多いものの、残念ながら、生徒の努力を何も見ることができていない先生もいます。

運悪くそういう先生に当たってしまう場合の

防衛策としてこんなアピール法があるという意味でも今回このご紹介をしました。

 なのでこういう表現がむしろ合っていたりするかも知れません。

このやり方は、「残念ながら」実際にかなり効きます。

「残念ながら」アピールして約束して実行した途端に複数内申が上がってしまったという例はかなりあるのです。

誠に「残念ながら」です。

そんなアピールなしでも、きちんと評価してくれるのが本当はベストなのは間違いがないのですが・・・。

 保護者懇談については

非常にたくさんお伝えしたいことがあります。

また別の稿でもお伝えしていきたいと思います。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。

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