【保護者懇談】避けたい「実りのない面談」

実りのない面談

 この時期、保護者懇談がある学校が多くあります。

個人懇談の形式は様々ですが

保護者の方は、面談を前にいろいろと考える事が多いと思います。

「今の成績で大丈夫かしら」

「先生に目をつけられていないだろうか」

「授業はしっかり聞いているのかな」

「悪い事をしてはいないか」

「仲間外れにされていたりしないかしら」

心配な事や聞きたい事は次々と浮かぶ事でしょう。

 そして、特に受験生になれば

志望校のことや内申点など、さまざまな情報を得たいと思い懇談に臨むことになります。

 私も2人の子どもが学校に通っていたときに

受ける方でも面談を何回も経験していますので

保護者のお気持ちはよくわかります。

 ところが、学校の保護者懇談には2つの制約となる要素があります。

1つは時間です。

本当に限られた時間内でしか学校の先生とはお話ができません。

もう1つは、学校の先生の面談への姿勢です。

 これについては非常に個人差がありますが

とにかく無難に面談を終えたい姿勢の先生に当たると、せっかくの面談が実りのないものになることがあります。

 抽象的な話や「よくやっていますよ」というイメージだけの説明で

何も得る事がない面談を経験されたという方は

実はかなり見えます。

有意義な面談にする方法

 では保護者としてはこういう実りのない面談を避けるには、どうしたらよいのでしょうか。

対策を順に考えてみましょう。

 まず時間不足については、

必要な情報が得られていない場合には、時間をオーバーしても質問をすることは、ある程度までは大丈夫かと思います。

 これも先生次第になりますが

遠慮しすぎて早く切り上げることばかり考えるのは良くありません。

 でも、これは先生側の例にはなりますが

たまに熱心すぎる先生が話を長引かせて

最後の時間の保護者の面談が1時間以上遅くなったりしているというような場合もありますので

他の保護者の方への影響も、ある程度はやはり考えざるを得ません。

再度の相談をしても良いのか?

 ただ、塾でも面談をやるので良くわかるのですが

①必要な情報を保護者の方に的確に提供する事

②そのための時間組みをある程度想定して予定を立てておく事

はすべて面談を実施する側の問題です。

 よく、「聞きたい事がもっとあるのに、延長して次の人に迷惑になるので聞かないで帰った」

という方がいますが、そこで気を使うべきは先生の方ですので、保護者の方が先手を取って気にし過ぎないようにしましょう。

 そして時間が限界であるけれども、どうしても聞きたい事が残ってしまっている場合には

後日直接学校の先生に(基本的には電話で)相談を申し入れれば良いと思います。

これも「学校に迷惑では」と考える方は多いと思いますが

子どもを預かってもらい指導をしてもらう親の立場からすれば

さまざまな情報を得たいと思うのは当然のことです。

だからこういう相談について

絶対にやってはいけないということはありません。

もちろん、本当に必要な話がある場合に、常識的な手順をしっかりと踏んで行うべきですが・・・。

(ご注意:一部の学校では懇談以外でのアポイントを予め制限している所もありますので、そこはご確認を)

緊急を要する事もある

 特に受験生の場合は、本当に急ぎ確認したい事は結構あると思いますので

その場合は次の学期の保護者懇談を待っているのではとても間に合いませんから

再度確認をすることもありだと思います。

「学校に保護者が皆押しかけてきては、学校が困る」

ということをとても心配される方が、保護者の方にも学校の先生にもいますが

実際にはそんなことは起こりません。

 皆さんそこまで緊急の必要はないからです。もし起こるとすればよほど保護者対応の悪い学校ということになるでしょうか。

 そして、本当に情報が必要であれば

そういう場合

学校の先生はむしろ積極的に応じてくれます。

これは実際によく耳にすることです。

 実は、学校の先生も自分の面談の結果については保護者の方以上に気にしています。

だから

「あの説明では不十分だったかな」と思っていることも多く

逆に、電話をしたら

「私も、もう少しお話が必要だと思っていたんですよ」

と言われたというようなこともあります。

また状況によっては、特に再度面談の時間を設けてくれるという場合さえあります。

先生の姿勢の温度差

学校の先生の面談への姿勢というのは

それぞれの先生によっだいぶ違う気がします。

 保護者が思っている以上に詳しい情報を教えてくれる先生

保護者が知らない本人の一面を知らせてくれる先生

志望校への状況が微妙な時に、わが事のように親身になって対策をしてくれる先生

 そういう先生はかなりいると思います。

面談についても

「話に行って良かった。あんた頑張りなよ」

と生徒本人に活を入れたくなったりすることもあるかもしれません。

対応が悪かったら・・・

 ところが逆に事務的で、何か質問をしても

具体的な返答をしてくれない先生も少なからずいます。

 もし聞かれた事について準備不足で情報が足りなければ

面談の後で保護者に改めて情報を提供するのが筋なのですが

「そういうことは学校では分からないので仕方がありませんね」というような事を言ってそのままにしたり

 自分の力では現在は届かないような志望校を目指す生徒の保護者に

「まあ受けたいと言うなら止めませんが・・・」

というような投げやりな言葉を、詳細な情報を説明する事もなくただ言い放ったりして

保護者と生徒を落胆させたりする先生もいます。

実際、保護者懇談で学校の先生の対応が悪かったという相談は

残念ながら、ほとんど毎年のように受けます。

 その中には単に先生の礼儀知らずさからくる話もかなりありますが

本当に教師としての姿勢を疑わざるを得ないような話もあります。

三者面談で、生徒が面談の後泣いてしまったというような事もたまに聞きますが

あまりに対応が悪くて保護者の方が泣いてしまったといような話さえ何回もあります。

一体どういう対応をすればそんなことになるのかわかりませんが、

 学校の先生というのはその一言で、受験を迎える保護者や生徒を簡単に奈落の底へたたき落としてしまうこともあるということを

肝に銘じて欲しいと切に願います。

でも、そういう先生に限って情報不足であったり、

合否ラインをイメージでしかとらえていない経験不足の方や

進路については詳しくないという場合も多く見られます。

 熱心な先生ほど情報に詳しく親切というのが私の感じている実感です。

 だから、もし保護者面談で

学校の先生に予想外の対応を受けても

それだけで感情的になったり落胆

することはありません。

まず「情報としてどうなのか」ということを一度考えてみてください。

 それが正しい情報かどうかは

必ず別の所でセカンドオピニオンを得て比較することが極めて大切です。

塾、家庭教師、ネットの情報

今は色々な情報源があります。

「先生がこう言ったから無理」というような即断は絶対に禁物です。

別の稿でも書いていますが

学校の先生が「絶対にここは無理」言っていた学校が

客観的なデータでは楽勝合格ラインという実例は

結構あります。

学校の先生に強く止められて志望を変えたら

自分より相当順位が悪い友だちが楽々合格していたという話もあります。

その友だちの担任の先生は「大丈夫」と正しい情報を伝えていたのです。

情報を必ず複数集めて検証することは

実に大事なことなのです。

誤解を恐れず敢えて言えば

学校の先生は「教育のプロ」かも知れませんが

「受験に関してのプロ」ではないので

少し差し引いて判断すべきなのです。

今後も皆さんのお役にたつ情報をアップしていきます。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA