【弱点克服の要諦】自分の頭で考える対策とは?

皆と同じ対策で大丈夫?

 学習のやり方が悪くて、結果が出ない場合に

「どうしたらいいのか」という疑問を持たずに

同じやり方を繰り返していたり

他の人と一緒のことをしていれば上手く行くと思って

同じことをやっていたりするというのを

多く見かけます。

 しかし

問題になっている点は、個人ごと異なるのが普通です。

隣の席に座っている友人が

数学の連立方程式の文章問題で

「速さの問題の応用問題が解けない」と言って

そういう問題ばかり集めてやっているのを見て

「よし、オレも」と思って、始めたけれど

そもそも連立方程式の計算、いや方程式の計算がスムーズに解けないため、ほぼ答えを写すことになったり

そうでなければ、問題を前に茫然と座っていたりすることになる、

なんてこともよく見かけます。

「自分の学習状況に気付かず」

「自分が何をしたらいいいか考えず」

「ただ何となく『勉強しよう』と思っている」

そんな状態です。

厳しいことを言うようですが

結果は出ることはありません。

これでは、時間をかけるほど混乱が増すばかりです。

対策の要諦

 これは何においても同じだと思いますが

何かを成し遂げようとして、問題点にぶつかった時

対策の要諦は

①問題になっていることを突きとめ

②その問題の最速の解決法を考えて実行する

ということだと思います。

また

③問題になっていないことは、当面様子見で置いておく

ということも大切です。

さらに

④今直接解決すべき段階でないものに手を広げない

という点もポイントになります。

自分の頭で考えること

 上記の例はこれらに、いずれもあてはまらず

実際には、何もしていないと同じになってしまっているのです。

 でもさまざまな小中高生の、いずれを見渡しても

上記のような、

漠然と「ただ学習する」というスタンスでやっている生徒は

本当に多いと思います。

そして、時にそもそも「自分のことを知ろうとしない」という姿勢が

強く感じられることもあります。

簡単に言うと、「受け身」の学習なのです。

 「一生懸命やれば誰かができるようにしてくれる」

そういう意識に一番の問題があります。

勉強は合理性が物を言う世界

 勉強は、他の物事よりもさらに合理性が物を言う世界ではないかと思っています。

前回お伝えしましたが、

学習量を多くしても

自分の弱点克服として、適切な対策をしていなければ

逆に成績が下がってしまうことさえあります。

これなどは合理的対策の重要性を表すものと言えるでしょう。

 だから

「一生懸命やれば誰かができるようにしてくれる」というのではなく

一生懸命やるかどうかに関わらず、

「対策が合理的で的を得ていれば、短時間で軌道修正ができるはず」

「結果をいかに合理的に楽に出すかを考えるべき」

こういう意識が重要で

それを考えるようにすると

知らず知らずに

「自分の頭で対策を考える」ことができる状態になっていくと思います。

全力でやるのは

そういう自分の弱点の把握と対策法を

しっかり考えてからにすべきなのです。

今後も皆さんのお役にたつ情報をアップしていきます。

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