【学習習慣】人はどんな時に習慣を変えられるのか?

習慣を変えること

「お父さん、またこんなところに靴下を脱ぎっぱなしで・・・」

「あれ?また煙草始めたの?」

「タオルをたくさん使わないでって言ったじゃないの!」

「冷蔵庫を開けたままにしたのは誰!?」

 こんなセリフを聞いたことがある方は多いかもしれません。

 行動自体は、いずれも重大なことではないものばかりですが

うっかりやってしまったり

止めようと決めたのに無意識に再開してしまったり

逆に、言っても言っても守ってもらえなかったり

どれも日常生活の一場面でありそうな会話だと言えます。

習慣になっていることについて、

「気をつけていくということ」

「改善していくこと」が

なかなか大変だというのは

こういう会話を聞くまでもなく、私たちが普段の生活の中で皆実感していることだと思います。

どんなときに習慣を変えられるのか?

 では習慣を変えることができるのは、どんなときでしょうか。

「他人を変えることができる」と思っている人も多いのですが

基本的に

「人は、他人を変えることはできない」のだと思います。

 ある人が他人を感動させて、その結果その他人が行動を変えても

それは実は

「その他人自身が変わろうとしたから変わった」に過ぎません。

直接には「自分で変わった」のです。

 ですから

習慣を変えることができる時は

ただ一つ

「自分が変わる必要性を強く感じた時」

であると言えます。

 学習習慣を変えることの難しさ

 学習習慣を変えることがなかなかできないため

成績が上がらないという生徒は、大変たくさんいます。

 私の実感では

学習習慣が成績の足を引っ張っているという状況は

小さなものまで含めると

8割以上の生徒に見られることではないかと思います。

「宿題をやれない」

「勉強時間を確保できない」

「最低限の事以外はやれない」

といった大きなことから

学習のやり方について

「式を書かない」

「雑にやってしまう」

「読めないような字を書く」

というような細かい事まで

大小にわたり、直さないといけないが癖でそれを止められないというものはたくさんあります。

そういう問題がなく勉強内容自体で勝負できている生徒は、全体の2割はいないのではないでしょうか。

 そして、学習習慣に問題がある生徒に共通するのは

周りの人間(親・学校の先生・塾の先生など)が

何回言っても、同じ悪い習慣や癖を繰り返し続けるという点だと思います。

 良くないということはおそらく本人は気付いています。

でもそれを、延々と繰り返してしまっています。

どうしてそんなことになってしまうのでしょうか?

それは、

これも日常の「習慣」だからです。

「習慣」を変えることは、実に手ごわいことなのです。

自分で気づくかどうか

 学習習慣も「習慣」である以上

なかなかそれを修正できないとすれば

上記に書いたことが、そのまま当てはまるのではないかと思います。

「自分が変わる必要性を強く感じた時」にしか変わらないということです。

 だから

ドラえもんに出てくるのび太のお母さんのように

小言をたくさん言っても

何の効果もないと言うことです。

 「本人を動かすにはどういう話をしてあげればいいのか」

それを徹底的に考えて、本人に真剣に話をする

これが周りの人間が、まずやらなくてはいけないことであることになります。

 教訓や説教では、本人は必要性を感じないことが多いかもしれません。

でも自分自身の未来にメリットがあることを

真に気づくことができれば

動き出すことがあります。

 まずは根気よく、そういうアプローチをしていくことが

遠回りに見えますが、

目の前の問題行動を1つずつ注意して直させるよりは、

ずっと近道になるかもしれません。

今後も皆さんのお役にたつ情報をアップしていきます。

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