【問題解決の方法】すべてのスタートとなる「なぜ?」

疑問が生じたらどうしますか?

 仕事や日常生活で

例えば器具の使い方などで

「あれ、これどうやってやるんだろう」

という疑問が生じたとき、皆さんはどうしますか。

 最近だと一番多いのは、「検索してみる」でしょうか。

他には「資料を調べてみる」や

「取扱説明書を調べる」などが考えられます。

 「コールセンターに問い合わせる」というのもあるかと思います。

 人は色々な形で問題解決を行おうとするものです。

たまにネットで

何でもかんでも自分で調べずに、SNSなどで他人に「教えて」の質問を繰り返している人に

「ググレ〇〇」という汚い言葉で批判がされたりしているのを見ますが(「ググれ」は「googleなどの検索エンジンで自分で調べろ」という意味)

世の中に新しいものが多く出回れば

それと同じくらい新しい疑問が発生します。

人々は日々そういう新しい疑問に新しい答えを求めて

さまよっているといっても良いでしょう。

 勉強においても、このことは基本的には同じだとは思いますが

勉強の場合、最短距離で結論がわかれば良いというのではないという点が少し違うかもしれません。

 学習して理解を深めるには、途中の考え方を知ることが重要で

必要な情報と言うのは、解答の数字ではなくそのプロセスに中心があることが多いからです。

 勉強で失速する生徒の典型

 このことは意外に重要です。

というのは

答えだけ、結論だけ早く知りたくて、そのプロセスを軽視する生徒には

勉強で失速してしまう生徒が時々見かけられるからです。

 指導現場のやりとりで言うと

「先生、答えを教えてください」という姿勢です。

「先生、やり方を教えてください」ではなく

答えを聞いてばかりなので

こちらが心配になって

「大丈夫か」と聞くと

「たぶんわかるから」と答えたりします。

全然大丈夫ではないのですが、

本人は答えを知った時点でその問題は終わりと思ってしまっているため

次へつながる学習がなかなかできません。

これなどはもちろん極端な例ですが

途中の過程をそんなに疑問に思わず

高を括っている生徒はかなりいると思います。

「なぜそうなるの?」

 この話をしていて思い出すのは

中3で学習する二次方程式の解の公式です。

具体的な式はここでは割愛しますが

二次方程式の解(Xなど不明とされた部分にあてはまる数)を求めるための公式で

公式を暗記すれば一瞬で答えが出るものです。

ただ公式自体が複雑なので

生徒はまずその複雑さに目を奪われます。

じつはこの事が問題なのです。

 ずいぶん昔からこの公式を生徒に教えていますが

学力を大いに伸ばす生徒は

必ずといっていいほど

この公式について質問をしてきます。

「どうしてこれでXが求められるのですか」

 ダメな教師の中には

この手の質問を受けて

「とにかく覚えれば良い」などという人がいるらしくて、驚いてしまいますが

この質問こそ

生徒の能力を伸ばすことの秘密が隠されている質問だと、私は思っています。

 つまり「なぜ?」という疑問を持てる事が

学習の力そのものだということです。

多くの生徒が

「うわー大変、この公式を暗記するなんてムリ」とか

「これはまた苦手になるぞ」とか

「よし、まずやってみよう」とか言っている中

「なぜ、こんな式で一瞬で答えが出せるのかな?どういう仕組みなのかな?」

という発想ができるということは

普段から「なぜ?」というスタンスで学習を進めてきているということがわかります。

 そしてそういう探究心があってこそ

学習が面白くなり

わかることの喜びも感じられ

しかも仕組みをしっかり考えて学ぶので

暗記などしなくても自然に頭に入ってしまう

という好循環が始まると言えます。

 だから

勉強について

一番やってはいけない事は、「答え」だけを追う事

一番やるべき事は

「なぜ?」をいつも考える事なのだと思います。

今後も皆さんのお役にたつ情報をアップしていきます。


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