間違いなく覚えたはずなのに
テストで解答を見たら、
「ここは間違いなくこれだ」と信じて
自信満々に答えた答えが
正反対であったということがありませんか。
単純な問題で出題数もそんなに多くないならば
そんな事はないでしょうが
段々学習内容が高度になって来て
出題数も多くなってくると
その中で紛らわしい言葉や概念がたくさん出て来るようになります。
高校生になると、そういう事が割とあるように思いますが
中学生あたりでも、混乱が生じる場合も結構あると思います。
更に検定試験や国家試験などになると
暗記することも膨大になる場合が多く
そんな時は言葉や概念の取り違えは
意識して注意しないと、繰り返し生じてしまいます。
「間違いなく覚えたはずなのに」
そう自問して記憶力に自信を持てなくなる瞬間です。
脳は嘘をつく
みなさんは錯視の画像をご存知ですか。
まっすぐな線のはずが曲がって見えたり
そこにないものが見えたり
自分の見てないものがそこに見えるような錯覚をする画像です。
信じられないことに
何回見ても正確に見ることはできないのですが
これは私たちの視覚、さらにさかのぼって言えば脳がそんなに正確にはできていないということを示しています。
私たちは容易に騙されてしまうのです。
出題者は「騙し屋」
テストでは受験者を混乱させて、どれだけ精度高く物事を記憶しているかを試して来ます。
だから良い出題者はある意味「騙し屋」である必要があるのです。
受験者が似たような概念を前に悩むように問題を作るというのが良い問題作成者だと言えます。
だから錯視の画像と同様に
紛らわしい概念を取り違えてしまうことは
そもそも当然のことなのです。
そこで自分の能力を疑うことはありません。
たださらにその上を行くようにしなくてはいけません。
一つ上を行く
では「その上を行くためにはどうすればいいのか」
これを考える事が重要なのです。
漠然と「記憶力が落ちた」と言って嘆いているのは、方向性を完全に間違えているといえるでしょう。
紛らわしい概念を取り違えてしまうのは、そもそも出題者が想定していることです。
だから、紛らわしさに混乱させられないように自分の記憶に刻印をしていくような印象付けをすることが大切です。
簡単に言うと
相手は「引っかけ」を仕掛けてきているのですから
引っかからないようにすればいいだけの事なのです。
意外にこういう意識を持たないで
記憶力の問題にすげ変えてしまっている受験者が多い気がします。
もちろん広義では記憶力ということではあるでしょうが
そのまま何の対策もしなければ自然に取り違えるように出来ているというのが実態なのですから
対策はいくらでも可能なのです。
今後も皆さんのお役に立つ情報をしていきます。