【学習法の神話】本当にできるのですか?「予習・復習を必ずきちんとやりましょう」

生徒の生活という現実

 学習のやり方というと、まず最初に必ず言われる言葉が

「予習・復習を必ずきちんとやりましょう」

という言葉です。

 真面目な生徒は、学校の先生のこの言葉を聞き次のような行動をします。

部活でへとへとになって家に帰り

家に帰ってから、まず大量に出された宿題をやり

その後で、今日やった学校の授業の内容をノートに復習して

それが終わったら、明日やる範囲の所の予習をワークを元にやろうとします。

その上に塾や家庭教師です。

 普通にやれば、要領の良い生徒でも

午前1時や2時ごろまでかかってしまうのは間違いないでしょう。

 塾で予習も復習もやってしまうという方法もありますが

それでも大量の宿題が、学校から出される現状の中では

なかなかやりくりは大変です。

 だから、簡単に言うと

「まったくもって無責任な言葉」と言わざるを得ません。

現実には「予習復習を『きちんと』やる」ことなどは

時間的に不可能で、その不可能を作り出している張本人は学校です。

部活の偏重と膨大な作業を中心とした宿題が

自然な予習と復習を基調とした学習を困難にしていると言えます。

完全主義のやり方だと乗り切れない

 新しく学校に入学した中学1年生や高校1年生では

学校から出される大量の宿題や部活動と、自分の生活のペースとの折り合いをつけていくのがまず重要な事になりますが

実際のところ、なかなかうまくいきません。

出だしにペースを上手く作れないために

「宿題を提出できない」

「宿題を適当にやってしまう」

「寝不足で体調を崩す」

「宿題に追われて実際の理解がほとんどできない」

「自分の頭で考える時間がない」

そういう事態が起こってきます。

 そして完全主義で何もかも丁寧にやっていこうとすれば

その状態は既定の路線になってしまい、3年間の学習レベルを決めてしまいかねません。

今の学校制度は昔ほどではありませんが、それでも

「部活をしっかりやることは当然」という前提に立っている学校が多いため

生徒は本当に大変だと思います。

定期テスト直前まで部活や試合があって

テスト終了日から部活再開になるというやり方は

前にも書きましたが、無茶としか言えないと思います。

もし許されるならば

①授業のレベルを今のレベルから劇的に上げて

②課題の出し方を効率第一主義の方法に変えて、時間をかけず効果が上がるやり方に変える

この二つの条件を満たせば

現在のやり方でも、生徒は対応できるかもしれませんが

そうでなければ

①よく分からない授業や、教師の独りよがりの指導ですっきりわからないまま

②自宅では延々と作業のような意味のない宿題に時間を取られ

③テスト前にまとめて確認しようと思えば、テスト直前にまた「大量に自分が分かっている所をたくさんこなさないといけない課題」を出されてその対応だけでテストを迎える

そんな状況が続くだけです。

挙句の果てに、平均点が40点も行かないような

およそ生徒のレベルなど考慮していないようなテストが行われて

ひどい場合になると

「このクラスは授業で何を聞いていたのか」と教師が怒る始末。

逆に「あなたは何を教えていたのか?」と言い返したいところです。

 このような状況に対抗するには

完全主義を捨てて、合理的なやり方で時間節約をすることが非常に重要になります。

合理的な方法

 合理的な学習法については、これまでも繰り返して書いてきましたが

要諦は

「自分に出来ないことを優先する」

「できることはやらない」

という事になると思います。

そして宿題については

割り切って時間のかからない方法を取るべきです。

無限に時間があるのであれば

順番に解答していって、答え合わせをして確認というのでもいいかも知れませんが

それでは、無駄な時間がかかり過ぎます。

 いつもお勧めしているのは、最初に解答書を読む方法です。

①解答書をじっくり読む。

②実際に解く。

③解答を確認。

④もし時間があれば間違ったところだけもう一度一覧する。

この4ステップでやれば

宿題をすると同時に復習も完了できます。

情報を上手くインプットしつつ脳を使って学習をできる方法です。

かかる時間は、おそらく漫然とやってから解答をしていく方法の半分くらいにはなります。

 学校のやり方が早晩変わるとは思えませんので

今の状況の中で、より合理的に学習と生活のペースとで折り合いをつけていく事が大切かと思います。

もし保護者の方が

「宿題しかやらなくて」とか

「すぐ寝てしまって」とか

「宿題に時間がかかり過ぎて」ということを

お子さんに言っている現状があるならば

一度お子さんの生活について考え直してみる必要があります。

その際には

「もし自分だったら、この生活パターンで果たして頑張れるだろうか」という事も

もう一度考えて見るといいかも知れません。

 意外に本人は限界まで頑張っているけれども

「やり方が悪くて苦しんでいるだけ」という場合は多いように思います。

そうであれば、少しやり方を変えるだけで劇的に変化が出せる場合もあります。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。


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