【保護者懇談対策】個人懇談で「思わぬ事を言われた時」の対処法

想定しないことを言われるのが個人懇談

 学校での保護者懇談の結果の相談を受けることがよくありますが

割と多いのが

「予想していなかったことを言われた」という内容の話です。

 たとえば、国語のテストの点数が悪かったので

「何か言われるかな」と思って懇談に臨んだら

「合唱コンクールでは、大変張り切って活動をしていましたね」と言われて

子どもの話では、「元気に歌ってきた」という事しか聞いていなかったため「?」となったり、

 受験へ向けて内申がどうなるのか、ドキドキして行ったら内申の話など一言もなく

「社会の点数が低いのでこれを頑張りましょう」「その勉強法は・・・」などと言われたりします。

 保護者の中には、学校の先生に更に切り込んで質問をする事は躊躇してしまうという方も多く、

「保護者会へ行きましたが、社会の点数の事しか言ってもらえませんでした。受験についての話はありませんでした」

などと相談を受けたりします。

 とにかく保護者懇談では、保護者の心配していることにストレートに反応する回答を、最初から得ることはなかなか難しいです。

 これは学校というものが、私たちのような教育サービス業とは異なるためということもあるかも知れません。

 私たち塾とは異なり、学校は勉強以外の事も含めた「教育」をするところであって、保護者に対して便益を提供するという意識は薄く

はっきりとした指針があるわけではありませんが、

「保護者の意を汲んでまで、必要としている情報を進んで提供するまでの義務はない」というスタンスであるように思います。

 そのため、まず「教育」を司る立場から、学校での様子を保護者に伝えるという事が冒頭に来るのだと思うのです。

 行き違いは、おそらくそのために起こります。

 私も、子どもが学校へ通っていた頃に保護者懇談に行った際に、

学校の先生が、生徒や保護者に至急で必要のない情報を長々と語り、

生徒や保護者が現在最も必要とする情報を、ほとんど提供しない対応をすることに驚いたことがあります。

 先生によって、もちろん大きく異なりますが、

基本的には、「学校側の伝えたいことをまず伝える」という姿勢で保護者懇談は行われると言って良いでしょう。

そう思って臨んだ方が話は早いと思います。

まず趣旨をよく確認する

 「思いがけない話」が出た場合に、まずしなくてはいけないことは、その趣旨の確認です。

たとえば、上記の例で言えば

「なぜ合唱コンクールの活動をほめているのか」を考えなくてはいけません。

 これは先生側の立場で考えるとよくわかるのですが

たくさんの生徒の保護者に対して個人懇談をする場合に

1⃣ 問題がはっきりしている生徒

2⃣ 目立って良い実績や活動があった生徒

については、懇談の際の話がしやすいのだと思います。

 本来はまず「最近どうですか。何かご家庭での学習や勉強全般について、お困りの事はありませんか」と言って

話を切り出すべきものと、私は思いますが

それを受けていると、学校では対応がしきれないのでしょう。

だから1⃣2⃣のような生徒については

それに関する話を、最初から準備しているのだと思います。

また、何か活発に活動をしている目立った生徒についても同様かもしれません。

 冒頭の例の場合、先生は他には特筆すべき点を見つけられなかったため、

 演奏者だったり指揮者でもなかったが、頑張りを見せていたその生徒についての評価をこの機会に伝えようとしたのだと思います。

でも逆に学習面のことについては、正直良く把握していないのかも知れません。

 だから、こういう話を出されたら

「そうですか。どんな風に活動したんでしょうか」

「勉強の面では問題はないのですか」

と言った形で趣旨を確認して、学習の話に話を移行させるのが良いと思います。

そうすると、先生はテストの得点の表などを見て

初めて

「そう言えば国語の点数が悪いですね」などど話してくれるかも知れません。

どんな話が出ても成績情報は必ず聞く

 2番目の例で言うと

受験のための具体的な情報が聞きたくて、懇談に来たのに

学科の得点の話を持ち出されて「?」となってしまう訳ですが

例年、受験シーズンになってさえも

内申(評定)についての話を、はっきりと説明しない先生が時に見受けられます。

 これは「通知表を見せる前に内申を伝えてはいけない」という前提で、伝えないのだと思われますが、

この措置については以前にも、受験直前期には何度も問題になったのを見たことがあります。

 またこの話の詳細も以前記事にしていますが、今回はまだ受験まで少し間がありますのでここでは触れずにおきます。

 最近では夏のこの時期(1学期末)であっても、中学校によっては通知表が出される前の保護者懇談で、

「今回の内申(評定)はこういう数字になりそうです」と言う情報を見せて

それを元に今後へ向けての方針を明らかにしてくれる学校が結構あります。

 おそらく「情報開示」の重要性を、学校も感じ始めたのであるように思いますが、とても良いことだと思います。

 中3の受験生に限っての話になるかとは思いますが

内申点を通知表前に開示することが、責任的に問題があるというのならば、

終業式の後に保護者懇談を行えば良いだけの話です。

現にそういうやり方をしている学校もあります。

 受験生の保護者が懇談で一番知りたいのは、

「志望校に合格できる可能性があるのか」

「学校の先生はどう考えているのか」

「内申(評定)の数値はどうなるのか」

であるという事なのは、明らかですから

 中学校のスケジュールの都合や、責任問題にしたくないという考えから

「通知表を待ってください」というのは

せっかく保護者が先生に色々聞ける機会である保護者懇談での対応としては、どうかなと思います。

 そして受験生だけでなく、保護者懇談に行ったならば成績に関する情報については、なるべく事細かに質問をするべきです。

自宅に帰ってきてから

「勉強のことは何もわからなかったなあ」なんて事態は避けるべきです。

高校受験へ向けての情報を知りたいならば

 繰り返しになりますが、受験についての情報を学校の懇談によって得たいというのは、受験生の保護者なら当然の事です。

 遠慮なく色々質問をすべきです。

 ただ少し注意する点もあります。

 まず、ほとんどの学校の先生は現場で一生懸命生徒を見てくれていますが

 中学校で受験生を担任するのが初めてという学校の先生は、皆さんが思っている以上に、意外にたくさんいますので

そういうことも考慮に入れておいた方がいいかも知れません。

 また、夏の早い時期に「ここはちょっと難しい」というようなことを

親心からか平気で保護者にアドバイスする先生もいますが、

高校受験については、志望を決める時期は夏ではありません。

もっとずっと先でも大丈夫です。

 そして、学校の先生は安全第一で、かなり基準を高めに説明するというのは、どこの中学校でも共通ですので、

この時期に学校の先生の一言だけで志望を変えると、後で後悔をする可能性もあります。

 早々に行きたい学校について無理そうだと言われて、志望を変えたために2学期に成績が激的に落ちてしまう例はよくあります。

そのために冬には、更に志望を変えることになってしまったという例さえも聞くことがあります。

 まず今は、あくまで自分でしっかり判断する題材として「現在の正確な情報と先生の考えを聞く」という事が大切かと思います。

 そして、それで不安になった場合には、受験に関しては豊富な情報と経験を持つ塾や家庭教師に相談すれば良いのです。

 だから、先生のペースで話を終えずに、一言だけでもいいので学習についての情報を思い切って聞きだしてみてください。

 色々質問をするといやな顔をする先生もいますが、そんな先生は大したことはありません。どんどん聞いてよいのです。

デメリットもありません。

もし時間が足りなかったら、

「先生、もう少しお話を聞きたいのでお電話していいでしょうか。いつおかけすればいいですか」と話をして

先生に迷惑でない時間に電話で相談をすれば良いでしょう。

 学校の規定でそういう事を禁止している所もありますが、大切な子どもをお預かりしている学校が、こういう相談を事務的な問題で禁止するのもどうかと思います。

万が一そう言う場合には、後日もう一度懇談をお願いするという方法もあります。

*これらはすべて実際にあった話を元にした情報です。

 何にしても、重要な情報を得られないまま判断をしてしまうことだけは避けた方が良いと思います。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。

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