【チャーチルの格言】「困難の中に好機を見つける」ことの意味とは?

ウィンストン・チャーチル

 ウインストンチャーチルはイギリスの政治家で、第一次世界大戦、第二次世界大戦、その後の冷戦下において首相などを歴任した人物です。

おそらく名前を聞いたことがある人が多いかと思います。

 第二次世界大戦期の首相としてナチスドイツとの戦いを指導しこれに勝利します。

 そして、アメリカのローズヴェルトやソ連のスターリンらと大戦後の構想を行い、世界の勢力の再編を図りました。

 大戦後の時代には有名な「鉄のカーテン」演説でソ連を非難し、その後も終生イギリスのために尽くしました。

 チャーチルは大英帝国が保有していたアジアやアフリカの植民地がイギリスから独立してしまうことや、ソ連の台頭で共産主義の勢力が増すことなど常にイギリスが抱える問題を解決しなくてはいけない立場にいましたが

その人生は名声とは裏腹に失敗や失脚の連続だったと言われます。

元貴族の家に生まれ育ったエリートであり、士官学校でも優秀な成績を収め退官しますが、

その後新聞記者時代には南アフリカで捕虜になったり、選挙に出れば落選。

政治家になったのちも、大きな敗戦や失敗を繰り返して失脚しては、また出直しといったことが何回もありました。

しかし彼はどんな時も負けずに立ち向かって様々な功績を残したのです。

チャーチルの格言

 

A pessimist sees the difficulty in every opportunity, an optimist sees the opportunity in every difficulty.

悲観的な人はいつも好機において困難を見つけるが、楽観的な人はいつも困難において好機を見つける。

チャーチルの格言です。

opprtunityはここでは「好機」を意味します。

彼が大変色々な苦難や失敗の連続にも関わらず、次々に成功を収めていった理由がこの言葉に隠されています。

チャンスが来ても「でも、失敗したらどうしよう」と感じて、なかなかそのチャンスをつかむための実行に踏み切れない人がとても多いと思いますが

それは「好機において困難を」見てしまっているのです。

特に日本人は安全志向、安定志向が強いとされているため、

「石橋を叩いて渡る」という人が多いかも知れませんが

それでは、実際にはなかなか本当の好機をつかむことが難しいのかも知れません。

 それに対して「困難の中の好機」というものは、無いような気がするものの実は結構あるのです。

「うぁ大変だ」と思って対策を一生懸命していたら

なんだか前より良い事態になったということは

おそらく多くの人が経験しているところではないでしょうか。

着目点の重要さ

 チャーチルは、周りを見下すようなところがあり、また好戦的なタイプの人間で、周りの人からは嫌がられることも多かったという話が残っています。

しかし、自分の考えるところをしっかり実行していくという、政治家としては重要な素質を持っていたのだと思います

 そして何よりも今回の格言に見られるような、着目の仕方が彼の祖国をピンチから救ったのは間違いありません。

私たちも正しい恐れは抱く必要があるにしても

「困難の中にこそ好機があり、可能性がある」ということを決して忘れてはいけないのだと思います。

そして逆に、むしろ好機になった時にこそ困難を予測して備えるべきなのです。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。

 

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