【読解問題のコツ】センスでなくテクニックで解く「指示語問題」

指示語の問題は必ず取りたい問題

 テストでも入試でも、国語に指示語の問題はつきものです。

 指示語の問題とは「これ」「それ」「その」といった指示語が指す内容を答えさせるタイプの問題のことです。

 指示語の問題では難しい問題を作ることもできますが、小中で出題される指示語の問題は平易なことが多いです。

 そのため国語の得意な生徒にとっては、指示語の問題は、漢字と同様に必ず得点する問題という位置づけになっているのではないかと思います。

 実際サービス問題かというくらいに易しいこともあります。

 ところが指導をしていて気づくのは、非常に多くの生徒がこの指示語の問題を苦手としていることです。

素の読解力で解いてもいいんですが…

 本をよく読む生徒であれば、指示語の問題はいわゆるセンスだけで解けてしまいます。

実際本来はその「センス」を磨くことが重要で、それがあればレベルアップしても解いていけそうな気もします。

しかし、「何となく」で答える場合にははずれも出て来ます。限界があるのです。

だからセンスで答えられない場合に備えて、テクニックも知っておく方がベターです。

 以前高校編で記事を書きましたが、大学受験レベルになったときには、センスだけでは越えられない現国の問題が出てきます。

その段階で、もともと国語のセンスが良くて読解が得意であった生徒は、ほぼ例外なく悩むことになります。

だから、センスを磨くとともに読解の解法についても併行して、なるべく早いうちかから知っておく方がよいと思います。

 また、実際にはこちらが多数派だと思いますが、「正解することもあれば間違うこともあり、なぜ間違うのかが不明」という生徒は、一度指示語問題に共通のきまりを知っておくべきです。

指示語問題を得意にするワザ

 それでは、 指示語問題を得意にするためにぜひマスターしたいテクニックを書きます。

 簡単な例を用いて説明します。

 青雲学院の前の花だんにラベンダーの花が咲いていました。昨日通りがかって見つけました。まるで絵のようにきれいに咲いていたのです。色は紫でした。

 たとえば、この2文で「その」が指す内容を書きなさいという問題の場合、きまりを使って考えるとこのようになります。

①指示語の指す内容は前の部分や前の文にあることが多いので、関連する前のところをさがす。

 ここでは、色のことが問題になっているので、一番最初の文「 青雲学院の前の花だんにラベンダーの花が咲いていました。」がこれにあたります。

②指示語とつながっている言葉とあわせて考えて、その中で指し示す内容が書いてある場所をさがす。

 つながって一体となった言葉は「その色」という言葉なので、「何の」色なのか考えて文の中の部分をさがします。

「ラベンダーの」または「青雲学院の前の花だんにラベンダーの」がこの部分にあたります。

③実際に選んだ言葉を指示語のところに置き換えて入れてみて確認をする。意味の通る文になっていれば正しい。「抜き出せ」という問題でない場合には少し並び替えて入れてもよい。

 「ラベンダーの」ならば…

 青雲学院の前の花だんにラベンダーの花が咲いていました。昨日通りがかって見つけました。まるで絵のようにきれいに咲いていたのです。ラベンダーの色は紫でした。

 となるので意味の通る文のため、解答として合っています。

 「 青雲学院の前の花だんにラベンダーの 」であれば、そのまま入れてはおかしいので順を入れ替えて「青雲学院の前の花だんのラベンダーの」にして入れると…

 青雲学院の前の花だんにラベンダーの花が咲いていました。昨日通りがかって見つけました。まるで絵のようにきれいに咲いていたのです。青雲学院の前の花だんのラベンダーの色は紫でした。

 少しまわりくどい文になりますが、解答としては合っています。

④問題文に合わせて答え方を調整する。

 最後に問題文の指示に合わせて答えを選びます。

「6文字で抜き出しなさい。」ならば「ラベンダーの」が正解です。

「指す内容をまとめて20字以内程度で答えなさい」ならば「青雲学院の前の花だんのラベンダーの」が正解(17字)になります。

国語の読み取りにも解法はたくさんあります

 国語というと素の読解力で勝負と考えがちですが、このように解法はあります。

読解に使えるものだけでも、他にも相当な数のテクニックがあります。

 漠然と「読めばわかる」と考えている方も多いし、実際読書量を増やすとその通りなので一面真理なのですが、解法を知ることで一気に正答率を高めることは可能です。

 覚えておくとかなり役に立つと思います。

 また役に立つ情報を紹介をしていきます。



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