【disinformation】気づかない「ディスインフォメーション」に簡単に誘導されてしまう理由とは?

disinformation(ディスインフォメーション)

 インフォメーションが情報であることは皆さんよくご存じかと思います。

では「ディスインフォメーション」という言葉はご存じでしょうか。

disinformationは、informationに接頭辞のdisがついた形の言葉です。

disは名詞などの前について「~の反対」と言うような意味を添えますので

この場合「情報の反対」つまり「偽の情報」と言うような意味になります。

恣意的な目的をもって故意に情報を曲げて伝えた場合の、その正しくない情報を「ディスインフォメーション」というのです。

 このような「ディスインフォメーション」は以前とはけた違いの量で世の中を流通しています。

これは1つにはインターネットやSNSの発展に伴い、世界の誰もが自由に情報を世界に対して発信できるようになったということが大きいと思います。

極端な話、出鱈目な嘘を流しても、それを信用する人が10万人とかいれば、

それは正しい情報だと思われて世界に影響を及ぼすことになるのです。

有害な「ディスインフォメーション」とは?

 「ディスインフォメーション」も、たとえば「猫がいびきをかくときは幸せな時」と言うような情報が仮に嘘であっても、誰かに害を及ぼすことはそんなにはないでしょう。

しかし困ったことに最近世に流通している「ディスインフォメーション」は有害なものが多いような気がします。

 たとえば知らず知らずの内に人の人権や身体の安全を侵害するような事態を招聘するような「ディスインフォメーション」があります。

「こんなことをすると人に大きな迷惑がかかるからやめましょう」というような、まじめな人に同調圧力をかけるような情報を適当に流せば、

まじめな人ほど、他人を慮って自ら自粛の方向にその活動を制約します。

また「こういう事をして他人の命を守りましょう」と言えば、

実直な人ほど、他人に害を及ぼしてしまう恐怖からすぐその行動をとってしまうことでしょう。

そうすると偽情報を流した方は、強行的な権力行使をせずに人権制約や国民の生命身体の安全を脅かしかねない措置でも、特定の目的をもってたやすくできるようになるわけです。

 わが国では江戸時代に隣近所が相互に相手を監視しあう五人組のシステムがありました。

これなどは密告を恐れ、また同調圧力を恐れて人々が自分で自分たちを縛っていまうことを民に敷いた制度ですが

その名残が現代の国民にも残っている気がします。

 ご存じでしょうか?

ここ数年で行われている、国民の身体にかかわるほどんどの半ば強制的な国や自治体による施策が、すべて法律の明文によってではなく柔軟な超法規的解釈によって運用実施されているということを・・・

にもかかわらず、ほどんどの国民は他人のことを慮り、社会の安全を願って自らの人権を差し出しているような所も見受けられるのです。

なぜ「ディスインフォメーション」に簡単に誘導されてしまうのか?

 ではなぜ日本中、いや世界中の人たちがそういう「ディスインフォメーション」に簡単に騙されてしまって、唯々諾々としてそれに従った行動をとってしまうのでしょうか?

実はここに今回の騒動の大きな問題点があるのだと思います。

それは「権威と言うものは常に正しい」「専門家は嘘をつかない」というような従来からのステレオタイプの思考の枠から外に出て、自分自身の頭脳で物事をよく考えてみるという習慣を多くの人がもっていないことが、大きな原因をなしているように思います。

 しかし民衆の扇動というものは、過去の独裁政治や全体主義国家の歴史を見れば常に行われており

偽の情報で民衆を洗脳するプロパガンダは、目的達成のための常套手段だったことが、どのような歴史の本にも出ていることです。

でもなぜか皆、現代の自分たちについてはそういうことは決して起こらないであろうと思い込んでいるようです。

 しかしちょっと調べてみれば、「ディスインフォメーション」はごく最近の政治においても常にたくさん流通をしてきています。

具体的な例はここでは触れませんが、政権抗争が起こる場合にはマスメディアを使った「ディスインフォメーション」ギリギリの応酬がされることもよくあります。

私たちが関心がなくて知らないだけなのです。

「関心がない」と言うことは、少し前まではそれでもそんなに弊害は生みませんでしたが、昨今の世界情勢を見れば、「関心がない」と言うことは危険を生むというところまで至ってきているように感じます。

 そして「ディスインフォメーション」を多くの人が信じ込んでしまう最も大きな要因は、マスメディアが積極的に「ディスインフォメーション」を流し始めているということだと思います。

ネットに詳しい人はもちろんですが、そんなに詳しくない人や周りにいる年配の方などにお聞きしても

「TVで言っていることはどうも信用していいかどうか迷う」と言う話をする方が増えています。

しかし残念ながら、そのどこに偽りの情報が混入しているかどうかわからないために、確信を持てないという方が大半のようです。

真実の情報を元にしなくては正しい判断などできるはずはありません。

「ディスインフォメーション」かどうかを見抜くのは容易なことではありませんが

実は簡単な対策があります。

 それは、多くの異なる方向の情報を収集するということです。

たくさんの情報を集めて比較対照することで、それがどの程度の信頼度があるかということがわかります。

もちろん条件は方向性や視点が異ならなくては意味がありません。

たとえば地上波のテレビや大手新聞社は同じ通信社から記事をもらっていたり

クロスオーナーシップを取っていたりするため、同じような記事が同じような論調で並んでいますので

これらをたくさん集めることには意味がありません。

そうではなく、たとえSNSや各種掲示板などで多くの人がどのような視点でそのニュースを見ているかといったことを確認してみたりすると

ニュースと実際のずれがよくわかるのではないかと思います。

手段はほかにもいろいろありますが、要点は大手メディアの流す報道以外のものを一度見てみるということです。

きっと世界の見え方がかなり変わってくるのではないかと思いますよ。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA