漢字にできない言葉という思い込み
私たちは日常生活でいろいろな言葉を使います。そしてその多くは「話し言葉」であって、それを文章にして書くというような事はあまり意識しないで使っていることが多いかも知れません。
たとえば「あいつ」という言葉、「さあ漢字でどう書く?」と言われてすぐに書くことはなかなかできませんね。
前にも記事にしましたが、「あいつ」は「彼奴」と書きます。
もちろん漢字で書ける必要はないのですが、なかなか面白いですね。
吃驚
タイトルにある「吃驚」は「びっくり」を漢字で書いたものです。
でもこんな漢字が書いてあってもなかなかピンときませんね。
私もごく最近まで「吃驚」というのは何か発音の事を表現する漢字ではないかと思い込んでいました。
まさか「びっくり」とは… 本当に「ああ 吃驚!」です。
でももし文章で「その姿を見て、彼は大変吃驚した」というような表現があれば、私なら「その姿を見て、彼は大変びっくりした」と書いた方が、今の時代だと良く伝わる表現ではないかと思います。
ただし「吃驚」という漢字には「驚」という字があるため、驚いている様子はひらがなよりも字自体から伝わってくるようには感じます。
また「吃(きつ)」は、言葉に詰まるという意味がある言葉なので、確かに「言葉に詰まって驚く=びっくり」であることも分かります。
でもまあこういうのは、ちょっとした豆知識ということで覚えておくのがいいかも知れませんね。
今後も皆さんお役に立つ情報をアップしていきます。