人類の敵のように言われる二酸化炭素
最近「地球温暖化」防止へ向けての「二酸化炭素削減目標」の話が
政治の世界でも、もちろんマスメディアの報道でも
また急速に展開されるようになってきました。
以前からこの話は疑義があることで有名な話でしたが
最近は、またそういった議論は過去のものとされたかのように
「地球を守れ」という抽象的なメッセージとともに
再燃しはじめたようです。
なんだか「二酸化炭素は人類の敵」かのような論調にも聞こえたりします。
私は炭酸水(糖分が入っていないもの)が好きで毎日のように飲んでいるので
二酸化炭素の恩恵を大いに受けている一人として
今回はちょっと二酸化炭素の大切さについて書いてみたいと思います。
*炭酸水は水に二酸化炭素が溶けたものです。
炭素から出来ている有機体が人間
二酸化炭素は言うまでもなく、植物がこれを吸収して光合成を行うのに使われるものです。
光合成で作りだされた養分(糖類)が
動物たちの食物となり、動物が生きるために欠かせないものになります。
同時にその植物や動物を食べて生命を維持している人間にとって
もっとも重要なエネルギー源を補給するための基となるものと言えます。
二酸化炭素に含まれる炭素(C)は有機物の構成には欠くことができないもので
人間の体ももちろんその炭素からできています。水分を除けば人体の大半は炭素なのです。
そう思うと二酸化炭素の存在は、極めて地球上の生き物にとって重要であることがわかります。
現在大気中には0.04%の二酸化炭素が含まれていると言われますが
ほんのそれだけで、地上の生き物すべての炭素の基となることが出来るのだろうかと心配になるくらいです。
大気の9割以上が二酸化炭素だった時代
地球が出来てまだそんなに時間が立っていない頃
言ってみれば地球の赤ちゃん時代には
大気の9割以上が二酸化炭素だったと言われます。
その後植物プランクトンや植物が地球上に現れて
光合成を行っていくうちに、それが有機物や酸素に形を変えるようになって
次第に二酸化炭素の量も減ってきたということなのですが
それでも地球上が最も暮らしやすい(大気が安定していた)時代と言われる中生代でも
今の40倍の二酸化炭素量があったそうです。
だからといって灼熱の大気ではなく
現在より3℃くらいしか気温は高くなかったようです。
そもそもこのあたりで、二酸化炭素による地球温暖化の話は怪しくなってきます。
二酸化炭素がたくさんあるので植物の生育も良く
それを食べる生き物も巨大化しやすかったのでしょうか。
恐竜の時代である中生代は、環境としては暮らしやすい時代だったと言われています。
地球温暖化には反論がたくさんある
政府の方針やマスメディアの報道では
地球温暖化は定説で
いつでも、それは決まった事としてそこから話が始まります。
また中学校の理科の教科書にも
二酸化炭素がもたらす「温室効果」により地球温暖化が進むということが明記されています。
しかしこの地球温暖化については、最初にこれを世に知らせたとされるNASAの主張はその後予測が外れているとも言われています。
また元副大統領であるアル・ゴア氏による「不都合な真実」という映画では、地球温暖化に対する懐疑的な主張がされています。
あるいは、第二次大戦以降30年間明らかに劇的に二酸化炭素排出量が多くなったのに、地球の気温はむしろ下がったというようなデータもあり、
どうやら科学的に十分な定説とまでは言えないようです。
というよりも、それを覆すに足りる反証が極めてたくさん存在しているのです。
事実ネットを見ても、いたるところに地球温暖化と二酸化炭素の関係を否定する反論は見られます。
このように、マスメディアが先行的に大キャンペーンを行って世論形成をしていることはよくあることなのですが
冷静に、科学的な根拠があるのかどうかについて
マスメディアなどを当てにせず、もっと冷静に考えていかないといけないのではないかと思います。
人間にとって大切な二酸化炭素をこれ以上減らしていくことが、本当に良い事なのかどうか
緑が次第に減ってしまったり、寒冷化で災害が起こったりしないか
そういったことを含めて
感情論でなく科学的なデータを基にした検証がとても重要です。
現在の流れは、冒頭でも書いたように
まず「二酸化炭素悪者説」があり
それを前提としてしか表立った議論はされておらず
現在地球温暖化対策税なども当然の事として徴収をされ、
コロナ禍で苦しんでいる世間とは無関係かのように、カーボンニュートラルの名目でかなりの予算も投入されるようです。
一度立ち止まって検証をすることも必要ではないかと思うのですが、どうでしょうか。
少なくとも、科学的な論拠があるかどうかは
いつも自分の頭で考えるようにしたいものです。
「メディアは論拠のあることを伝えるとは限らない」
「政治はメディアの影響で簡単に動く」
この2点については念頭に置いておくべきではないかと思います。
今後も皆さんのお役にたつ情報をアップしていきます。