【ウェブ検索】今や「『検索』を知らずして自主学習を語ることなかれ」の時代

情報検索力

 新学期が始まって1か月が経過して、そろそろ本格的にたくさんの課題が出はじめてくる時期になります。

 課題で解答が与えられている場合でも、どうしても不明な点というのはでてくるものです。

 もちろん塾でそれを質問したりして解消することもできますが、

自分自身で不明点を解消していく手段を考えることは、今後の学習へ向けてとても役に立つと思います。

 インターネットが発達して多くの人がスマホやタブレットを持つ現代では、

情報を検索する力というのが従来よりもより威力を持つようになってきています。

紙の辞書を引くこと

 インターネットが発達しても、これまでのような英単語や漢字や言葉について、冊子の辞書を引いて学習することを否定する必要はありません。

 辞書と言うのは言葉の体系が掲載されているものなので、

 たとえば漢字についての部首や読み、画数などを知らず知らずに覚えてしまうといった効用が辞書にはあります。

でも、便利なデジタルの辞書やネットの検索エンジンで検索をすることを否定する必要もありません。

 確認できるスピードが紙の辞書とはけた違いの上に、ネット上なら貼られているリンクから脇の知識も同時に確認することができるからです。

 指導者の中には未だに紙の辞書に固執する人がいるようですが、それは間違っていると思います。

 学習に役立つこと、生徒が今後自分で学習していくために情報収集力をつけていくことに役立つことはどんなことも生徒に与えていくべきだと思います。

検索エンジンの活用法

 検索エンジンによる検索については、もはやその便利さは言うまでもありません。

 とりわけ学習においては、無数のお役立ち情報がネットに集積されてきており、

たとえば高等数学の問題でも

問題の数式をある程度入力すれば、それを詳細の解説しているサイトを発見できる確率はかなり高くなってきています。

 検索の具体的なやり方も、検索エンジンが高度化されたため、以前のように一生懸命検索ワードを打ってもヒットしないということがほとんどなくなっています。

たとえば、江戸時代の元禄文化と化政文化の違いを確認したいと思って検索をするとします。

「元禄文化 化政文化」

というように間にスペースを入れて打ち込めば

詳細に説明をしているサイトが膨大にヒットします

 これが基本形ですが

今は検索エンジンが優秀なので

「元禄文化化政文化」

と連続で打ってもヒットします

打ち間違えて

「元禄文化 火星文化」

と打っても

「ひょっとして 元禄文化 化政文化?」とか

「つぎの検索結果を示しています。元禄文化 化政文化」

という形で親切にサイトを示してくれます。

まさに至れり尽くせりです。

知らない人が多い数式の検索

 このような語句の検索は簡単ですが、数学や理科の数式は無理ではないかと思われている方が多いかと思います。

 しかし数式での検索も実は簡単にできます。

3x-5=7 

というような入力で関連する説明がたくさん出てきます。

そこで「じゃあ2乗とか分数はどうすれば?」

という疑問を持たれる方がいるかと思いますが、

-3x+1=0

であれば

「X~2-3x+1=0」

というように「~2」とつければ2乗と読み取ってくれます。

 さらに最近は単に「x2」と打つだけで2乗と読んでくれるくらいに検索エンジンの精度は上がっています。

(以前は読んでくれませんでした)

また分数については

3分の2なら

「2/3」

と打てば分数として読み取ってくれます。

ネット検索への保護者のご心配

 ネット検索については、子どもに自由にやらせると有害なサイトに飛んでしまったりして危険なことがないかという心配が常に伴います。

 そのため、ネット検索については子どもに自由にさせないという方針の方もみえるようです。

しかしどのようなものにも良い面と悪い面があります。

 有害な危険については、有害サイトブロックやフィルタリングを上手く活用しつつ

検索のやり方などはマスターさせていくという方が今後へ向けては有益なやり方かと思います。

 今後インターネットを利用しないと、情報量で明らかに格差をつけられてしまうという状況がやってくると思います。

そんな状況を乗り切っていくためにも、情報検索力というのはますます重要になっていくと思います。

 今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。

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