【情報リテラシー】マスメディアが巧みに利用する「情報伝達の盲点」とは

仕事の報告をきちんとできるということとは

 日常の仕事で

業務についての報告というものは

実に頻繁に行われています。

部下から上司へ、そして更にその上司へと

伝言ゲームのように伝達がされます。

 皆さんは伝言ゲームをやったことがあるかもしれませんが

最初に伝えたことが

数人を経た段階で聞いて見ると

全く異なった内容になってしまっている事も少なくありません。

途中で色々な要素が話に入ってしまって

趣旨自体が変わってしまうこともあるのです。

 伝えることは簡単ではありません。

 業務の報告でも

よくこんな報告がされます。

「A社のB部長の感触は良くありません」

「会話の途中に苦い顔をしていたので提示した条件に不満があるのだと思います」

「3500万円の価格は高すぎるのだと思います」

「C社に3000万円くらいの提示がされているのか、これではだめという顔だった気がします」

どうでしょうか。

あなたが上司ならどう判断しますか?

事実と主観を一緒にしない

 この報告は

事実としては

A社のB部長と話をした。

条件については交渉中

3500万円の価格については承諾がない

自分の感想としては

交渉の際の部長の様子や表情から察すると

感触は良くないと感じた

という内容のものです。

 しかし駄目な報告者は上記のように

自分の感想を随所に織り込んで報告をするので

聞き手としては

どれが事実で

どれが報告者の主観なのかがさっぱりわかりません。

最後のC社の話は、完全に報告者の空想に過ぎません。

こんな内容は

聞き手に聞かれてから、私見として話すべきで

報告の際に上げると

聞き手が事実を正しく判断できなくなってしまいます。

 報告については

私も仕事上、たくさんの報告を毎日受けますが

主観を伴ってされる報告ほど

判断を誤りかねないものはありません。

 聞き手のことを考えて報告をすると

仕事では上司に喜ばれると思います。

ポイントは、事実の部分と主観の部分を切り離して報告する事です。

伝えることの難しさ

 こういう事は何も仕事でなくても

色々な状況で起こります。

起こった出来事と

それに対する感情や考えを

一緒に伝えてしまったために

相手に上手く情報を伝えられず

時には自分への誤解を生む場合もあります。

 自分では正しい事を伝えたと思ったのに

相手には勘違いをされて

「嘘」をついたと言われてしまって

ケンカになったりする場合には

得てしてこういう情報伝達上の齟齬があったりします。

注意が必要です。

情報伝達の盲点を利用する

 逆に、こういう情報と意見の分離を敢えてしないようにして

自分の意見を、そっと情報伝達に潜りこませることも可能です。

マスメディアの偏向報道と言われるものは、これにあたります。

「A氏は〇〇〇と述べました」

「今回の法律では〇〇〇と言う内容が定められました」

というような内容が、事実としての報道ですが

その後に

「これは関係者の反感を呼ぶのは必至で、波紋を呼びそうです」

「この法律に関しては、表現の自由を侵害するという批判と反発が予想されます」

と言うような言葉が決まって添えられ、十分に内容の説明がされないことも多いのですが、

反感や反発は現に発生しているわけではありません。

逆に賛同だって起こるはずなのです。

報道機関の考えとしてそう思っているだけですが、このような言い方をすれば、それを大多数の国民がそのように考えているというイメージを持たせます。

 正しく報道をするのならば

「A氏は〇〇〇と述べました。これについてはXという考え方と、Yという考え方があります。私たちSニュースではXの立場を取ります。ご説明しましょう」

「 今回の法律では〇〇〇と言う内容が定められました 。これは~という事を新たに定めるものです。Xという法益を守る一方、Yという利益が損なわれる恐れもあります。私たちSテレビではYの利益侵害がやはり大きいのではないかと心配しています」

 というように対立する利益を明示して説明して

それとは別個に自分の意見を主張するべきなのです。

これは放送法にも規定がされていますが、

皆さんもご存知の通り、今や報道機関の不遵守と政府による黙認によってほぼ空文になっています。

 そのことを十分に知ってニュースを聞いている人はいいのですが

多くの人は、報道機関の言うままに意見を受け入れてしまっているのが現状です。

これは大変怖い事だと思います。

 「事実」の部分と「意見」の部分がどこなのかは

報道を見聞きする際によく注意することが必要です。

 また、このように報道機関の意見をそっと潜り込ませる方法の他に

「コメンテーターや外部の人間に局の意見を言わせる」という方法もあります。

これも、反対意見を言っている人も対等に呼べばいいのですが

以前のメディアと異なり、その割合が4対1とか5対0といったような極端に局の意見に沿った出し方になってきているようです。

 だから見る方も

テレビや新聞の意見に反対意見の掲載・表示が少ない場合は

偏向を疑うべきです。

 何気なく聞いているテレビのコメントについて、皆さんも一度この点について改めて考えて見るのも良いのではないでしょうか。

今後も皆さんのお役にたつ情報をアップしていきます。

 

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