【集中できる限界】「本当の集中は15分」「一日4時間」時間より中身で勝負。

集中できる限界時間

 人が集中できる限界時間についてはさまざまな説があり

研究結果もあるようですが、巷間でよく言われるのは

雑念を完全に取り払った真の集中なら15分が限界。一日のトータルでは3~4時間が限界というものです。

普通に集中度高く過ごせる時間としては

学校などでも授業時間に組まれることが多い45分、大学生や大人なら頑張って90分(講義の単位時間)と言ったところでしょうか。

いずれにしても短時間という感想を持たれる方が多いと思います。

本当に集中しているのか?

よく「昨日徹夜してしまって」とか

「テスト前なので日曜日は10時間やる」とか言うセリフを耳にします。

しかし本当にその長い時間ずっと雑念なく勉強に集中できていたかというと

それは甚だ疑問です。

おそらく「ご飯はまだかな」「明日のテストの科目は大丈夫だけど明後日どうするかな」「昨日山田があんなこと言っていたな。明日一言言ってやろう」「図書館の本帰さないと」「筋トレまだだった」「ゲームやりたいな。あの山を攻略すればいいかな・・・」といったように

いろんなことを考えて、

そういう雑念が浮かんでは消え、浮かんでは消え・・・という感じなのが実際ではないかと思います。

つまり「これは名目上勉強に向かっている時間」を言っているに過ぎないと思われます。

 そういう状態について私の自分自身の経験や生徒たちの様子などを総合して想像すると、

うまく勉強が進んでいると思える時でさえ、

実質的には上記に言われるように、15分集中して次の10分くらいは雑念に気をとられ

そしてまた15分集中して、その後休憩してという感じで

本当に集中できているのは15分程度が繰り返しでせいぜい10回前後まで

そして一日10時間やっていると言っても、正味の時間を取り出せばせいぜい3時間程度といった感じではないかと思います。

 それくらいに私たちは集中できない生き物だと思います。

子どもの頃の集中度、好きなことに向かう集中度

 これも人によって大きく異なると思いますが

割と多くの人が子ども時代には、「ほかのことが一切聞こえなくなり意識から消える」ような集中を多く経験していると思われます。

これは社会経験が少ないことや活動する社会が限られていることから

雑念を生じる量が大人より少なく、

特に好きなことに対してはいわゆる「夢中」になってしまうことが容易であることから可能であったものと思われます。

 しかし大人になるにつれ、そういう雑念の中に一番多く登場して、人の集中を止めてしまうある要因が現れます。

その要因とは「人間関係」です。

人間関係のことが気になると、仕事もそうですが

特に外界を遮断して集中する必要のある学習には集中が極めて難しくなります。

 繊細な感性を持つ若者が、学校で友達や先生に何かいやなことを言われて

うちに帰って「さあ猛烈に勉強しよう」と切り替えをできる可能性は

以前記事にしたこともある野口英世のような切り替えの天才を除けば、ほぼ0%に近いのではないかと思います。

雑念を生じない環境を自分で作る工夫

 そうなると学習で成功を収めるために、集中した勉強というものが必須だとしても

その集中を生み出すためには、何となく机に向かっているだけではやはり難しいということになります。人間関係の問題をはじめとする雑念は日々浮かんでくるものだからです。

「ある日はよく集中できても、ある日は全然集中できない」

「時間を長くとったら実際には短時間勉強した日の方が内容量が多かった」

そんな現象が実際は普通に起きてしまいます。

 頑張って「無想の境地で勉強を」と思えば思うほど「心ここにあらず」という状態になってしまうこともあることでしょう。

 そんなことにならないようにするためには、自分で自分の集中への環境づくりをしていくという具体的な工夫が大切になります。

 ただ環境づくりと言っても、雑念を全部振り払うなど、およそ人間にはできることではありません。雑念はわいてくるということを前提に考えるのが合理的です。

そういう普通の人でも実現可能な対策法を今回ご紹介します。

これは集中学習のペース創出練習といってよい方法です。割と短期間で集中というものを会得したい場合のやり方です。

①そもそもの勉強時間をかなり短く限定する。15分×3セットとかいう感じにして、まだやり足りない気持ちになるようにする。

時間が短い分、その時間帯は極力他のすべてのことを遮断する意識をもつようにする。イメージとしては「オンオフのスイッチ」を頭の中にセットする感じ。

③集中が途切れたらそこで強引に勉強をやめる。集中できる自信がなければその日は学習を再開しない。

④人間関係の悩みを抱えている日には勉強をしない。まずそちらの解決を集中して先に考える。解決できたら再開する。

日程的には試験の直前ギリギリまで勉強の追い込み開始を遅らせてみるのもよい(ただし試験の重要度が高い場合はこれは危険なのでやらないこと)

こういうやり方が練習法としてはかなり有効です。もちろん集中をマスターするための方法ですので、ずっと続けるというものではありません。

短期間こういうやり方をやってみるということです。

 おそらくこれを見た人は、それじゃあ勉強にならないんじゃないかと感じることでしょう。

でも実際には逆になります。わずか15分×3セットくらいでも集中学習を実現すれば、内容量はかなりのものが達成できます。

そして何よりメンタル面での効果が大きいのです。

 なぜなら一度集中度が高い学習を完遂してそれを体感すると、集中するということが、いかに効率の良い学習のための最短距離か」を実感として味わうことができるからです。

そしてこのような形で次第に集中するという態勢を整え慣れていくと

いつの間にかふわふわした「勉強もどき」の時間が不快になってきます

勉強の真の敵はこの「勉強もどき」の時間ですが、それがなくなれば効果がでるにきまっています。

 学習のペースはやがて良好になり、かつ、客観的に学習時間が少なくて結果が出やすい状態への変化が始まります。

 かなりの荒療治ではありますので、長期的にやる方法ではありませんが

時間ばかりかけてその実正味の勉強をほぼやれていないような人には、こういうやり方を取ることで劇的に変化が出る場合が多くあります。

 勉強の成果は、机に向かっている時間の長短ではなく、結果に結びつく「正味の」学習時間の量で決まります。

短くても意味のある学習をして、自分への負担を最小限にする中で最大限の成果を得てほしいと思います。

ぜひお試しください。

今後も皆さんのお役に立つ情報をアップしていきます。

 


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