【問題解法の秘策】文章題をラクラク解ける「比較計算法」とは?

文章題を前にして、何から始めたらいいかわからないとき  算数にしても数学にしても、文章題を見てどう考えたらいいのか、最初の一歩がわからないという生徒は多いと思います。  これは理科の計算問題でも同じで、問題文の状況が数量だけ書かれていてもイメージできないことがその原因にあります。  こんな時は、まずどんな状況であるかを図にできるというのが本当は一番いいのですが、なかなか... (続きを読む)

【発想のヒント】知ってますか?「100年の風雪に耐えるもの」

100年壊れないもの  最近は身近な家電製品も性能が高いものが多くなってきました。 例を挙げれば、冷蔵庫やテレビなどは 私が子どもの頃は、壊れたり使えなくなったりすることがありましたが 今では、ほどんどそんな事はありません。 ただ新しい製品が続々と出て来るため、買い替えをしてしまい 実際には、何時まで使えるかがわかるという事がなくなってきてしまっていま... (続きを読む)

【考える学習】考えればすぐわかる「風の吹く向き」

大陸から風が吹くのはいつ?  社会で季節風について学習することがあります。 小学校の社会でも出てきますし、中学高校の地理でも出ます。 ところが長く学習していても、季節風の向きと季節をどうしても結び付けて暗記できない生徒がいます。  ただ「季節風 北西 冬 大陸から」といった語句で覚えても、 工夫がないとなかなか記憶に刻み付けられないことがあるのは、過去の稿で... (続きを読む)

【中学理科の考える学習】覚える必要はありません。「れき・砂・泥の順番」

堆積岩・粒の大きさ  中学理科で堆積について学びます。 水の流れでれき、砂、泥が積もっていく作用の学習です。  この学習をする初めにまず生徒が勘違いするのは、粒の大きさの順番です。 れき(礫)というは直径2mm以上の岩石の破片を言い、簡単に言うと小石・石ころなどのことで、これは分かりやすいのですが、 砂と泥はどちらの粒が大きいのかと聞かれると、 多くの... (続きを読む)

【比較暗記法】 どう違うの?「二期作と二毛作」「栽培漁業と養殖漁業」「三角州と扇状地」

類似用語がたくさんある地理の学習  地理の学習をしていると、よく似ているが意味が違う類似用語がかなりあることに気づきます。 そしてその類似用語は、だいたい別のところでぽつんぽつんと出てきます。  ところがテストでは、それらがまぎらわしい形で出題されることも多く、繰り返し同じ間違いをする生徒をよく見かけます。  たとえば三角州と扇状地は、同じような形状にも感じる地形... (続きを読む)

【ここがわからない中1英語】代名詞って何?

代名詞の学習の問題点  中学1年の英語で代名詞の学習をします。  この代名詞というものほど、生徒が勉強するポイントを間違えているものも少ないような気がします。  代名詞が分からないことについては、実は国語の代名詞についての理解の浅さが影響を及ぼしている部分が大きいと思います。 たとえば中学の国語で、  ジェーンが山へ行った。 この文について「ジェーン」を代名詞... (続きを読む)

【聞き手の求めているもの】「正確な話」はよくわからない。

  結論がはっきりしない答弁  よく国会答弁などを見ていると、大臣に代わって事務方の官僚が出てきて答弁をしていることがあります。  でも大体は「イエスかノーか」「要はどうなの?」と言いたくなるようなはっきりしない内容の場合が多いです。 「間違いを回答することはできない」 「正確な回答をしなくてはならない」 という趣旨から、あのような答弁になるのだと思い... (続きを読む)

【項羽と劉邦】不公平が為政者にもたらすもの

 項羽:漢の国を創設した劉邦と天下を争って敗れた楚の武将。  始皇帝で有名な秦を滅ぼすための軍を率いて大きな勢力を作り西楚の覇王を名乗った。軍事的には圧倒的に有利であったにもかかわらず、最終的には劉邦の漢に敗れてしまう。最期の時に述べられた「四面楚歌」の言葉は、現在も周囲が敵ばかりで助けがないことを表す言葉として使われている。  対照的な項羽と劉邦  「項羽と劉邦」の話... (続きを読む)

【好奇心】「興味を持てる」という能力

勉強に関心が持てない生徒の背景  勉強の時間になると、目を輝かせて学習内容に集中する生徒がいます。 他方、何となく集中を欠く者もいます。 そして中には、勉強自体に関心を持てない様子の生徒もいます。  同じように机に向かっていても 生徒の学習に対するスタンスは色々です。 なぜこんなに違いが出るかというと これまでの学習生活で、勉強がよくできたのか... (続きを読む)

【合格発表】 合格・不合格は始まりに過ぎない。

高校入試制度は場所により相当違う   公立の高校入試の合格発表が行われて、進路が決まっていく時期を迎えています。  中学受験などをしていない生徒にとっては、高校受験が初めての大きな岐路になります。  試験である以上合否は当然あるのですが、弱冠中学3年生の子どもが、不合格の結果を平然と受け入れられるはずもありません。  さらに公立高校の受験制度は住む県によってもだいぶ異なっ... (続きを読む)