【明治維新】「富国強兵」「四民平等」を思い出せない理由とは?

明治維新の学習  徳川幕府が倒れて明治になり、天皇中心の政治体制が始まったのが明治維新です。 私たちのイメージでは、江戸時代と言うとかなり昔で自分とは関係があまりないような気がしますが、  明治ともなるとそんなに昔でもなく、文化面では現在に直接つながるようなものも出てきているので、明治維新を境に一つの大きな区切りがあるように感じるかと思います。  最近ではこのあた... (続きを読む)

【和製漢字】「猫」と「苗」のちょっとかわいい関係とは?

「猫」の部首 猫は「ネコ」「ねこ」というように漢字を使わないで表記されることが多いようです。 「猫」だとちょっと理科の動物分類っぽい感じになるからでしょう。 でも今回はその「猫」の漢字の由来のお話です。 「猫」の漢字は珍しく日本でできた漢字と言われています。 いわゆる和製漢字(国字)です。 和製漢字は最初に日本でできてその後大陸へ渡ったりしています。 ... (続きを読む)

【あれっ違ってる】意外に間違いに気づかない漢字「烏龍茶」「完璧」

烏龍茶  ウーロン茶はお茶の中でも割と人気が高いものかと思われますが、最近はカタカナでウーロン茶と書くことも多くなっています。 「烏龍茶」という漢字を目にする機会が徐々に少なくはなっていますが、漢字で書くと中国伝来のおいしいお茶というイメージが良く伝わる面もあって、ペットボトルなど商品そのものには多くの場合漢字で表記がされているようです。 「烏龍茶」の「烏龍」はぱっと見... (続きを読む)

【総称用法】「I love cat じゃダメですか?」知っておきたい冠詞と複数形の微妙なルールとは?

冠詞 英語を学習する時に一番皆がわからなくなるのが冠詞と言われています。 冠詞とは英語を始めとする欧米の言語において、普通名詞の前に置き意味に限定を加える言葉です。具体的には 英語では不定冠詞 a (an) や 冠詞theを指します。  この冠詞と言うもの、つける場合と不要な場合のルールがあまりにたくさんある(ように見える)ため、ある程度英語が得意でありながら、慣れ... (続きを読む)

【人間はどこから来た?】教科書に書かれている事は「現在の通説」に過ぎない。

固定観念  私たちは、普段いろいろな固定観念を持って暮らしています。 昔であれば「太陽は地球を回っている」という天動説や 最近であれば「地球温暖化で海面が上昇して都市が水没する」というような 巷間の説を何となく信じて暮らしています。  その背景には、よく吟味せずに誤った情報を流布するメディアの活動もありますが 何よりも「それは本当だろうか」と一から考... (続きを読む)

【臆病はメリット】「韓信の股くぐり」と「馬に乗らない乗馬の名人 家康」

人は変わる  少し会わないうちに、人間が別人のように成長することがあります。 これについては、有名な韓信の逸話があります。 韓信は中国の淮陰で暮らしていましたが、定職に就くこともできず、毎日気力なくふらふらと遊んでいました。 老女に食べ物を恵んでもらっていたりしました。 ある日、町で不良に絡まれ、「悔しければその剣を持って俺たちと戦え。その勇気がなければ股を... (続きを読む)

【漢文の訓読】気づいてますか?漢文は「古典外国語の読解」

漢文の訓読  中学高校で古典の1ジャンルとして漢文を学習するのが通例です。 もちろん高校入試にも大学入試にも出題がされます。 漢文と一口に言ってもその表記は様々です。 大きく分けるとこんな感じです。 白文 中国で当時書かれていたままの漢字だけの表記の文 訓読文 日本人が読めるように「訓点」を付けた文。「レ点」「一二点」や「上中下点」などの「返り点」や「... (続きを読む)

【関ケ原の戦い】「徳川家康の敵は石田三成」あれっ「豊臣家」じゃないの?

関ヶ原の戦いは誰と誰の戦いだったか  歴史で戦国時代の終わりから安土桃山時代と順に勉強していくと 大きな出来事として関ヶ原の戦いが出てきます。  「誰と誰の戦いだったのかな?」  最初に勉強するときには、皆まずそれを知ろうとします。  関ヶ原の戦いでは、東軍は徳川家康を中心として戦い、西軍は、総大将は毛利輝元ですが、事実上石田三成が中心となって戦いを行いまし... (続きを読む)

【楽しい古語の世界】「よろしく」と「よく」の微妙な関係とは?

「よし」と「あし」  高校の古典では、いろいろな古語が登場しますが、 現代語で言うところの「良い」と「悪い」に関しては 「よし」「あし」がその意味の言葉になります。 分かりやすくするために強いて漢字にすれば「良し」「悪し(あし)」となるでしょうか。 「悪し(わるし)」ではありません。今でも「悪しき慣例(あしきかんれい)」などという表現もありますね。 あ... (続きを読む)

【微分の意味】「平均変化率」と「微分」はどう違うの?結局微分って何?

平均変化率  高校の数学で微分を学習し始めるとき 決まって最初に「平均変化率」の学習を行います。 「平均変化率」というのは、y=f(x)という関数において、yの変化量f(b)ーf(a)の、xの変化量b-aに対する割合を言います。 わかりやすい言い方をすると、xがaからbに増加する間にyがf(a)からf(b)まで増加するときの「変化の割合」と同じものです。 「... (続きを読む)