【知識がつながる瞬間】聖徳太子も読んでいた有名な本とは?

全然思いもしなかった2つの点がつながる瞬間  長く勉強を続けていると、前に勉強していたことについて 「ああ、あれはこの話とつながっていたのか」と思う瞬間があります。  その時の感動は、学習の楽しさそのものといってもいいかも知れません。 「世界の秘密を知ってしまった」 そんな気にさえなるひとときです。  儒教(儒学)についての知識を例に挙げてみましょう ... (続きを読む)

【次善の策】民主主義を盲信してはいけません。「悪法は法にあらず」

法治国家と法の支配の違い  よく人は「日本は『法治国家』だから、みんなで決めた法律は守りましょう」 という事を言いますが これは一面正しくも ある面では正しくない内容を含んでいます。 「法治国家」というのは元々ドイツ法学系の言葉であり、「人治国家」の反対語で 国家における決定や判断は、すべて法によって行われるべきであるという考え方です。 言い換え... (続きを読む)

【選挙独裁制への移行】必ず「国民の安全を守る」というスローガンで独裁は始まる

世界で一番多い選挙独裁制  イギリスのエコノミスト誌が、世界各国を対象に毎年発表している民主主義指数というものがあります。 各国の政治の民主主義のレベルを「選挙過程と多元性」「政府機能」「政治参加」「政治文化」「人権擁護」などの面から評価するもので 「完全な民主主義」「欠陥のある民主主義」「混合政治体制」「独裁政治体制」に各国を分けています。  日本は2020年度... (続きを読む)

【カルディ少年の伝説】不思議な黒い液体が生まれた理由とは?

普段身の回りに溢れている不思議なこと  私はコーヒーが大変好きで毎日飲んでいます。 楽しみで自分で時間をかけて淹れることもあります。  皆さんはコーヒーを淹れていて、不思議に思ったことはありませんか。 「なぜこんな飲み物があるのだろう」 「誰がこんな飲み方(淹れ方)に初めて気づいたのだろう」 「最初からおいしいと思ったのだろうか」 いろんな疑問が... (続きを読む)

【この世界は仮想現実か】二重スリット実験の示す衝撃の事実とは?

 高校生を指導していると、物理で「ヤングの光の干渉性の実験」というものを指導することがあります。光路差が光波の整数倍になるかどうかで明線・暗線を観察して考察するという問題で、かなりポピュラーな問題です。 二重スリット実験  実は、このジャンルにごく近接した内容のものとして 皆さんもご存知かもしれませんが、有名な量子力学の二重スリット実験があります。 ヤングの実験の光の代わ... (続きを読む)

【未知なる世界】宇宙の果てと「仮想現実」そしてミクロの果てと「プランクスケール」

プランクスケール: マックス・プランクによって考えられた単位で、時間や質量や長さなどの単位について、普通に使われている単位でなく、ごく微小な数値を基本として世界のあらゆるものを測定できるようにしたもの  宇宙の果て・ミクロの限界  子どもの頃、誰もがこんなことを一度は思ったものではないでしょうか。 「宇宙の果てはどこにあるのだろう?」 「ミクロの世界はどこまで... (続きを読む)

【坂本龍馬の思考】たった1人の「考え方」から世界は変わり始める

人生を変えるもの 心が変われば、態度が変わる。 態度が変われば、行動が変わる。 行動が変われば、習慣が変わる。 習慣が変われば、人格が変わる。 人格が変われば、運命が変わる。 運命が変われば、人生が変わる。 アメリカの心理学者で哲学者のウィリアム・ジェームズの言葉とも言われている有名な言葉です。  大変印象に残る言葉で 各界... (続きを読む)

【人を窮地に追い込むもの】漢の劉邦と徳川家康が天下を取れた本当の理由とは?

どう考えても項羽の勝ちは約束されていた。  項羽と劉邦の話は大変有名な話で、ご存じの方も多いかと思います。 項羽は、漢の国を創設した劉邦と天下を争って敗れた楚の武将です。  彼は最初、始皇帝で有名な秦を滅ぼすための軍を率いて一勢力を築いた叔父の項梁の勢力を引き継ぎ西楚の覇王を名乗りました。  そして次第に勢力を拡大していきます。圧倒的な軍事力を持ち一時は天下を支配... (続きを読む)

【モチベーション】二宮金次郎はなぜ歩いて本を読んだのか?

 二宮尊徳 : 江戸時代後期の農政家で、小田原藩をはじめとして数多くの地域で荒れ果てたした農村を立て直し、農村が立ち行くためのアドバイスや施策を行い貧困で苦しむたくさんの人々を苦境から救った。幼名は二宮金次郎。大正・昭和の頃には、全国の小学校に二宮金次郎の銅像が多く設置された。薪を背負って本を読む銅像が有名。  なかなか子どもが勉強をしなくて、つい何回も 「勉強しなさい」 「宿... (続きを読む)

【千葉周作の合理性】それ剣は瞬息、心技力の一致

 千葉周作:江戸時代に近代的剣術の始まりとも言える北辰一刀流を創設した剣術家。それまでの、天狗や神に秘法を授かったとかいう表現を使ったり単純な剣術の手を装飾して神秘的な名称にしたりするだけなど、形ばかりを重んじる剣術の指導のやり方を改めて合理的な指導を行った。また指導方式としてもそれまで主流であった危険もある組太刀の稽古ではなく、防具を使う竹刀稽古を本格的に採用した。合理的指導により剣術... (続きを読む)