【記憶の妙あれこれ】「あれっ。こんなに狭かったかな?」「そんな人いないよ」

あれっ。こんなに狭かったかな?  学習では、記憶が重要な役割を果たすのは言うまでもありませんが 記憶というものが不思議であることもまた 皆さんがご存知の事だと思います。  先日、私が幼少期に住んでいた所に訪問する機会がありました。 今からもう50年前の記憶になりますが その風景は、何か事あるごとに記憶の中に浮かんでくる 自分の中での原風景のような... (続きを読む)

【情報リテラシー】ご注意!「情報量と積み重ねで消される真実の情報」

情報量が多い方が正しい?  現代の私たちは、常に流れてくる大量の情報にさらされています。  すべてが正しい内容のものであれば良いのですが 偽情報がまざっていることも少なくありません。 そしてそれは、単に誤報というものもあれば 最初から私たちの判断を誤らせるために流された、故意の偽情報であることもあります。  誤った情報により私たちは 持っているお... (続きを読む)

【敬語を敬遠させる者の正体】敬語の勉強って重要なの?

敬語不要論 小学校でも中学校でも敬語の学習をします。 尊敬語・謙譲語・丁寧語・美化語の区分けがされていて、学校ではかなり詳しく習いますが 文化審議会の提唱により、さらに現在は謙譲語の一種として丁重語がありますので 5種類の敬語の種類があることになります。  以前は確か美化語もはっきりとして区分けされず指導されていたと思うので 学習内容としては次第に... (続きを読む)

【情報リテラシー】「整合性と違和感」で見抜くことができる「嘘の情報」

大掛かりな嘘ほど判別が難しい  社会生活というものは、通常人と人の信頼関係を基本として成り立っています。 私たちは、他人が「嘘」をつかないという前提で行動をしているからです。 たとえば 10万円の価値があると思って買ったら、それが1万円の価値もない物であることを隠して販売していたものであれば、 詐欺になり民事上刑事上の責任を問うことができるのはもちろん ... (続きを読む)

【信長をリーダーにできる受験制度】与えられた枠内での思考<枠を新しく作る頭脳

明治以降の我が国の教育の歴史  明治以来、我が国の教育は 「天皇の臣民の軍隊を育成するための教育」をスタートラインとして 高い頭脳水準を持ち欧米諸外国に勝る人材を確保することで、 「日本を一等国にすること」を目標として制度設計がされました。  「学問に秀でれば大臣になることも夢ではない」と言う  およそヨーロッパ諸国では現実には難しかった、平等な競争社会が実現... (続きを読む)

【BtoBでまだ電話FAX?】そろそろオンラインの非同期コミュニケーションツールを使いませんか?

セールスの電話  私たちのようなサービス業をしていますと、電話でお客様とのやりとりをすることも多いため塾の電話番号などはもちろん公表されています。 教室が現在5つありますので この5つの回線に毎日相当数のセールス電話がかかってきます。  その都度お断りをしていますが 一般のご家庭でも、同様のことは多かれ少なかれあるのではないかと思います。 ただ営業で回線を設け... (続きを読む)

【AIが活躍する世界】「知識」を「記憶・暗記」する必要のない未来で、人は何を学習するのか?

学習の中で記憶が占める割合  一般に受験のための学習では、とにかくたくさんのことを覚えていくということが基本になります。  思考力を試す問題ももちろんあります。  しかし誤解している人が多いのですが、思考力を試す問題の多くは記憶をベースにした問題であることがほとんどです。 定型的なパターンや切り口を覚えておけば、その応用で限定された範囲内で正しい思考を示すことができます。... (続きを読む)

【感情というもの】ミスタースポックになれない地球人

すぐ怒る人  私たちは普段生活していると 色々な出来事に遭遇します。 そして何かがあったとき、人はいろんな反応をしますが つい感情的になってしまうこともあります。 うれしければ喜び 悲しければ泣き 理不尽な事には怒りを抱く こういったことは 実に人間的だと言えますが  過剰に感情的な反応する事が多い人物― たとえば、ちょっ... (続きを読む)

【情報リテラシー】加速する情報格差。あなたの周りの人は大丈夫ですか?

何もかもがワンタッチに  今や「インターネットなくして生活が出来ない」といっても過言ではないくらいに 生活のいろいろな場面に、ネットを介したサービスや情報伝達が入りこんでいます。 大変便利な世の中になったものです。  たとえば自宅にプリンターがなくても 近くのコンビニにフラッシュ(原本を記録した媒体)を持って行けば A3位の大判のカラー印刷でも、100... (続きを読む)

【素人の聞き手に何を伝えたいの?】「首長(しゅちょう・くびちょう)」「遺言(ゆいごん・いごん)」

 首長は「しゅちょう」では?  私たちは日々、生徒に漢字の読み書きなども教えています。 中には読み方が難しい熟語もあります。 「出納」を「すいとう」と読んだり 以前お伝えした「熟字訓」などはその典型で だからこそ「漢字は面白いな」と思ったりします。  でもなかなか 完璧に読み書きをできるという事は難しいです。 さらに、漢字は奥が深いものです。 ... (続きを読む)