【量子の世界】電子は粒子なのか波なのか?「電子雲」って何?

電子雲(でんしうん)  おそらく最近高校で物理や化学を学習している人以外は 電子雲と言ってもピンとくる方はあまりいないと思います。 専門の方は別として、以前の古典物理学を前提とした理科の本には載っていない言葉だからです。 電子はほとんどの方がご存じだと思います。「原子は原子核とその周りを回る電子によって構成されている」「原子核は陽子と中性子によって構成される」とい... (続きを読む)

【量子の世界】知っていますか?私たちの世界が「ほどんど何も実在がない世界」であること。そしてブッダの悟りとは?

ミクロの世界  昔「ミクロの決死圏」という映画作品がありました。 大変印象的な映画でかなり人気を博したので記憶に強く残っていますが、瀕死の重傷を負った人を助けるため、科学者たちがミクロ化して人体を探検していくストーリーです。 「科学が進むとこんなこともきっと可能になるんだろう」と思って見ていたのを覚えています。 事実現在ではナノテクノロジーを使ったナノボット(極小... (続きを読む)

【指数関数的進歩】「人にやさしい未来」のために科学を利用する。

驚くべき科学技術の進歩  科学の発展が急激に進んでいることは、今や誰の目にも明らかです。  現代の人が聞くと大昔の気がするかもしれませんが、1970年(50年前)の大阪万博で当時の電電公社(NTTの前身)がワイヤレスホンを出展しました。  当時は未来の通信手段と言ったらトランシーバーしか考えられなかった私たちは、未来の電話というのはこういうものなのかと漠然と思ったもので... (続きを読む)

【意識とは何か】「どこでもドア」を抜けても自分は存在しているのか?

どこでもドア  未来の科学というと、多くの人の頭に思い浮かぶのが「どこでもドア」でしょう。 アニメドラえもんに登場する「どこでもドア」はまさに未来を象徴していて 何となくですが、誰もが「いずれ現実化するのではないか」と漠然と信じているのではないでしょうか。  少し前にスペイン・バルセロナ自治大学の科学者らが、人工的なワームホールの製作に成功したというニュースがあり... (続きを読む)

【アリときりぎりす」あなたはどちらを選びますか?「勤勉なアリ」と「賢いきりぎりす」

勤勉が必ず勝つわけではない  皆さんご存知の「アリときりぎりす」は「イソップ寓話」の中の一つの物語です。 本来は「アリとセミ」という話だったようですが 夏の間コツコツ働いていたアリと、楽しく遊びまくっていたきりぎりすが冬になって飢えてしまうのを対比して、コツコツ勤勉に努力することの価値の高さを描いた作品だと言われています。 元々の話では、アリは飢えてしまって困っ... (続きを読む)

【東大を出ても仕事がない】激動する時代の中で必要となる「制度や仕組みを作る力」

東大を出ても仕事がない  昨今の世界的な疾病騒動や政治の動きの中で AIの台頭、不景気、業務の外注化による派遣の増加など 仕事がしたくても仕事自体がないという時代が、すでに到来し始めています。 一生懸命勉強を重ねて東大に入って卒業しても、その能力を適切に発揮できる安定した仕事が見つからないという時代になっています。 中央官庁の官僚にならないならば、東大に行く... (続きを読む)

【化学式・化学反応式】「原子を増やす?それってどういう意味?」

化学反応式  理科の化学では中学高校ともに化学反応式というのが出てきます。 化学反応の前後を式にして表したもので たとえば、炭素と酸素が化合して二酸化炭素ができるというのを というように表します。 C(炭素)+O2(酸素)→CO2(二酸化炭素)  まず初学者が気になるのは 炭素は1つなのに、なぜ酸素はO2という形でOが2つくっついている分子の形に... (続きを読む)

【meta と uni 】「メタバース」と「ユニバース」の違いとは?「メタ認知」って何?

meta(メタ)  メタというと最近社名を変更したフェイスブックの新社名がMeta(メタ)ですが この言葉はギリシャ語に由来していて接頭辞(単語の前について意味を添えたりその方向性を変える言葉)として使われてきました。 meta(メタ)の意味は「高次の」とか「超」と言った意味になります。いろんな意味がありますが最近使われている言葉的にはこれがぴったりではないかと思います... (続きを読む)

【この世界が仮想現実なら】シミュレーション仮説が正しい場合に論理的に導かれる「私たちの生きる意味」とは?

この世界は仮想現実?  これまで何回かこの世界が仮想現実かどうかについて記事を上げて来ました。 既に書いてきたようにシミュレーション仮説は今やかなり有力になっているようです。 量子力学の研究が進んできて、ミクロの世界で起こっている不可思議な現象から逆算して考えられている、このような話は 全く知らない人からすると「何をSFみたいなことを」と言う感覚かも知れませんが ... (続きを読む)

【人の時間を奪わない】「好きな時に読んで書いて話し合える」非同期型コミュニケーションツールとは?

書くことは人を確かにする   イギリスの哲学者フランシス・ベーコンの有名な言葉に 「読むことは人を豊かにし、話し合うことは人を機敏にし、書くことは人を確かにする」 というものがあります。 皆さんも一度は見たり聞いたりされたことがあるかも知れません。  この中でやはり注目されるのは 3番目の「書くことは人を確かにする」という部分だと思います。 人は... (続きを読む)