【情報リテラシー】「自分の持っている常識感覚」を信じてみることの重要性。

情報化社会の罠

 インターネットやSNSが発達してかなりの時間が経過しました。

高度に大量の情報が飛び交う世界が実現して、人々は皆「あらゆる正しい情報を、自分は享受できるようになった」と思っています。

 でも果たしてそうでしょうか。

 マスメディアは故意か過失かはわかりませんが、以前に比べて誤った情報や偽りの情報を次々に流すようになりました。

またSNSでも、特定の情報が運営者の一存で消去される事態が起こっていることも、割と多くの方がご存じのことでしょう。

 何が正しい情報かということを情報の受け手がしっかり選別していかないと、こういう情報化社会になったからこそ、知らず知らずのうちに扇動や洗脳的な情報に踊らされる事態も起こりえます。

大量な一方向の情報の流布による思い込み

 なぜ、そのような事態が起こるかと言うと、情報流通がスピーディーかつ大量に可能になった現代では、

仮に特定の情報媒体が、常時一方向の情報、たとえば「こんな恐ろしいことが起こっている」といった情報をどんどん流せば、

その情報量に圧倒されて、個人が「それは偽情報である」と判断するのはきわめて困難になってしまうからです。

 しかし「100対1」の情報量であっても1の方が真実である場合は、意外に多いのです。

たとえば第2次大戦下の事を想像してみてください。

「連戦連勝をしている」という嘘の報道がされ、町内会では竹やりを使って、来たるB29爆撃機から身を守る訓練がされていたそうですが、

周りやメディアすべてがそのような論調の中、近所のおじさんが

「勝てるわけないだろ」「竹やりなんて、あほか」という正論を吐いていたとした時に

じゃあ100対1の少数派だから、その情報は嘘かといえば、確かに一次情報源からのものではないとしても、いわゆる常識を持った庶民の考え方に基づく一見解として至極まっとうであり、99人の論理の方がおかしいということは明らかです。

 むしろ大衆の扇動というものは、いつでも数の論理で、人々を黙らせることから始まっていくことが多いと思われます。

だから、「たくさんの人が言っている」「マスメディアで毎日情報が出ている」ということを理由として、それを信じてしまうことは大変に危険です。

以前からの庶民として生きてきて感じてきた、自分自身のあたりまえの常識をもっと信じてみることをお勧めします。

メディアが学者を連れてきて変な新しい事を言っていても、それは実は竹槍戦法と同じかも知れません。

戦時中、竹槍で実際に戦闘兵を撃退した話が実はなかったように、身の回りで流行の病で死亡する人が本当にたくさんいるのかどうか、ちょっと調べてみればわかることです。

一人では自信が持てない

しかし問題は「あれ、おかしい」と思っても、自分だけでは、人は自信を持てないということです。

 そんな場合は、自分と同じ考えを持っている人がいないかを探すことになります。

 幸い現在の日本では、政治権力による情報統制がされている所までは行っておらず

SNSやメディアなどの社会的な権力による統制や、日本独自の強い同調圧力による自主統制が行われているに過ぎないため、探しさえすれば、まだ自由にいろんな意見を知ることができます。

 ただ問題なのは、TVや新聞と異なり、ネットを通じた情報は、それを自ら知ろうとしてアクセスしないと、その情報にたどり着けないということにあります。

「インターネットで情報を得ている」「毎日動画を見ているよ」という人に話を聞いてみたら、TV局がやっているネット番組だったり、バラエティーや面白動画を見ているということだったりして、結局地上波と同じ情報を得ているにすぎない場合が多々あります。

 基本的に、メディアや新聞の情報、場合によってはSNSの多数派の情報を疑う事が出来ない人は、

反対意見に触れる機会すら得ることが出来ていない場合が多いのだと思います。

 このような情報の偏在状況こそが、現在の一番の問題点なのです。

だから今後は、すでにメディアの流す情報と異なる別情報を得ている人がもっと周りの人にそれを伝えていく必要があります。

 また「何となくおかしい」ということを感じた人は、とにかくネット上でいろいろ検索をして見てください。

自分が思っている以上に、今世界が激動の状況になっているということを知ることができると思います。単に疾病が流行っていると思っている人は注意が必要かも知れません。

 情報について考えることは、現在他の何よりも重要なことになりつつあると思います。

情報不足によって、財産や安全を脅かされる危険にさらされることがないようにアンテナを張っていかなくてはいけません。

今後も皆さんのお役にたつ情報をアップしていきます。

 

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