【ラテン語とゲルマン語】水はウォーター。アクアやハイドロも水?

英語の「水」  ご存じのように英語で水はウォーターと言います。waterですね。 でも水に関する言葉には「アクア(aqua)」とか「ハイドロ(hidro)」という表現が使われることがよくあります。 たとえば「アクアマリン(aquamarine)」は緑柱石という宝石の事を言いますが、緑と青の中間色として色の名前として使われています。これはいわゆる海の色として使われることが... (続きを読む)

【科学的思考】天気予報はなぜよく外れるの?どうして毎年「過去最大級」の気象予測ばかり出るの?

興味を持てる天気の学習  中学校では、2年生の単元で天気(気象)の学習をしますが、興味を持って学習する生徒が多い単元だと思います。  これは普段天気予報というものに日常的に触れているため、学習に実感を持って取り組むことができるということが大きいと思います。 こういう日常に関連のある学習は、先生の授業展開の仕方にもよりますが、生徒は意欲的になるのが普通です。 天気図... (続きを読む)

【ミステリー】身近なのにこんなに不思議。それが「水」

ぷくっと膨らむ氷  皆さんは冷蔵庫の製氷トレーに水を入れて置いたら、氷の表面がぷくっと膨らんでできたという経験をお持ちの方は多いと思います。 普通物質は気体→液体→固体の順で体積が小さくなりますが、水だけは液体である水よりも固体である氷の方が体積が大きいのです。  水は分子内では共有結合と言う非常に強い結びつきをしていますが、氷になると分子同士は水素結合などの形で結びつ... (続きを読む)

【高校化学】「解説書の謎の森」は分数をわり算にして読め。

解説書の謎の森  高校の理系科目を学習している生徒には二通りのタイプがいます。 まず一生懸命問題を自力で解いて時間をかけて結論を出し、その後解説書を確認するタイプと、最初から解答書を確認しつつ学習を進めるタイプです。 以前からお伝えしているように、高校数学や理科では複雑なものや特異な解法を使うものも多いので、解説書を見つつ進める後者のやり方を私はおすすめしています。 ... (続きを読む)

【化学のいろは】意外に知らない人が多い「気体の二原子分子」のお話

学習のやり方に二つの方法があります  およそ私たちが何かを学ぼうとするとき、大きく二つのやり方があるように思います。  まず一つは「物事の仕組みを考える」という事をベースにした学習法です。 「なるほどそうなっているのか」「なぜここはこんな決まりになっているのだろう?」 そういう思考を重ねていく学習のやり方です。  これに対してもう一つの方法は「物事を覚える(... (続きを読む)

【常用漢字・当用漢字】ホント?「氣」と「気」とGHQのお話

常用漢字  私たちは日常生活で漢字を使っていますが、一般の社会生活で使う漢字は「常用漢字」というものを基準にするようにされています。  内閣の告示の「常用漢字表」と言うものがあり、「 法令 、公用文書、 新聞 、 雑誌 、 放送 など、一般の社会生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安」 とされています。 順に改訂されているようですが、現在(2022年)の... (続きを読む)

【これ何て読むの?】「一寸した事も確りやりましょう」

よく使う言葉なのに漢字を知らない  私たちが日常生活で使っている言葉の中で、いつもひらがなで書かれている言葉と言うのは多いと思います。 「やはり(矢張り)」とか「ちょうど(丁度)」というような副詞系の言葉は漢字を使わないで書かれることがほとんどです。  漢字でこういう言葉がかいてあると漢文調で堅い気がしますので、私などはひらがなの方がしっくりきます。 しかし人によ... (続きを読む)

【苦言有難し】「天に口なし 人を以て言わしむ」「神は人の口を借りて助言する」

嫌な事を言われたら…  わたしたちは他人から嫌な事を言われたり、思ってもいない反発を受けたりすることが時にあります。 多くの人が、相手がなぜそんなことを言うのか、なぜそんな行動をとるのか不審に思い、感情的に怒ったりすることでしょう。  このような怒りは、人間として当たり前に湧き上がる感情です。  しかしどうでしょうか。よくよく考えてみると、そういう行動を相手がとる... (続きを読む)

【どのくらいの時間?】「小一時間」「小半日」「小半刻」とは?

よく耳にするのに意外に詳しく知らない言葉  私たちが生活上やあるいは何かを読んだときに、割とよく耳にするのに、実際はどういう意味かを漠然としか知らない事はよくあります。 何となく「こんな感じかな」という感覚で済ませてしまっている場合も多いかと思いますが、ひょっとして正しい意味でなくて取り違えてしまっているという危険もあります。 有名な所では「月極駐車場」は「つきぎめ」駐... (続きを読む)

【その目標あっていますか】「やったつもり学習」ではなく「結果を出す学習」へ

たくさん書くのが勉強?  勉強というと、多くの人がノートに一生懸命漢字や単語を書いていくシーンを思い浮かべます。 「ああ、勉強しているな」  見ている人は、「いかにも勉強しているな」という印象を持ちますが、本当にそうでしょうか?  実はノートに繰り返し何かを書いて覚えるというのはやり方がかなり大切です。  やり方が悪いと、時間ばかり浪費する作業になってしまう... (続きを読む)