【人間はどこから来た?】教科書に書かれている事は「現在の通説」に過ぎない。

固定観念  私たちは、普段いろいろな固定観念を持って暮らしています。 昔であれば「太陽は地球を回っている」という天動説や 最近であれば「地球温暖化で海面が上昇して都市が水没する」というような 巷間の説を何となく信じて暮らしています。  その背景には、よく吟味せずに誤った情報を流布するメディアの活動もありますが 何よりも「それは本当だろうか」と一から考... (続きを読む)

【アウトプット】準備半分・当日半分。

筆記試験であがる  たまに「試験であがってしまって」という言葉を聞くことがあると思います。 この言葉を聞いた人の反応は色々です。 「気が小さいのかな?」 「そんな事って本当にあるの?」 割と多くの人がそんな発言をしたりします。  自分が、筆記試験であがってしまったり、分からなかったり時間が足りなくて、パニックに陥ってしまったりしたことがない人は、「試験... (続きを読む)

【記憶のコツ】忘れない「土地のあるおじさんがお金を持って、ひげの役人のいる役所に行く」映像。

「記憶力がなくて」  なかなか暗記ができない生徒が、時につぶやくのが「記憶力がなくて」という言葉です。  でも、そういう生徒に限って他人との約束事や、以前あった出来事などをしっかりと正確に覚えていたりします。  ただ社会科の歴史の人名や法律の名前などを覚えられないだけだったりします。  テストで正確に暗記をして毎回100点を取るような生徒が、逆に日常生活ではぼんや... (続きを読む)

【文語的な言い回し】「かかる」状況とか「かような」事態とか…相手に伝わる?

かかる状況に鑑みて…  よく政治家の演説などで「かかる状況に鑑みて抜本的な対策を」と言った具合の言い回しがされるのを耳にします。 でも実際に「かかる」はどういう意味か分からずに聞いている人が多いのではないでしょうか。  割と昔に法律学を勉強した人は大体この言い回しが分かると思います。 法律の論文などではよく見られた言葉だからです。 この「かかる」は漢字で書く... (続きを読む)

【知っておきたい言葉の意味】「不可逆的」って何?

不可逆的な解決  以前日韓関係の政治問題のニュースなどで「不可逆的な解決」と言う言葉が流れて、しばらく話題になったことがあります。 内容についてはかなり政治的なので、ここでは省略しますが 「不可逆的」って何だろうと思われた方は多いはずです。  これ以外の場面でも特に政治家は「不退転の決意」とか「不可逆的に云々」と言うような、ちょっと大げさな熟語を使います。 ... (続きを読む)

【臆病はメリット】「韓信の股くぐり」と「馬に乗らない乗馬の名人 家康」

人は変わる  少し会わないうちに、人間が別人のように成長することがあります。 これについては、有名な韓信の逸話があります。 韓信は中国の淮陰で暮らしていましたが、定職に就くこともできず、毎日気力なくふらふらと遊んでいました。 老女に食べ物を恵んでもらっていたりしました。 ある日、町で不良に絡まれ、「悔しければその剣を持って俺たちと戦え。その勇気がなければ股を... (続きを読む)

【漢文の訓読】気づいてますか?漢文は「古典外国語の読解」

漢文の訓読  中学高校で古典の1ジャンルとして漢文を学習するのが通例です。 もちろん高校入試にも大学入試にも出題がされます。 漢文と一口に言ってもその表記は様々です。 大きく分けるとこんな感じです。 白文 中国で当時書かれていたままの漢字だけの表記の文 訓読文 日本人が読めるように「訓点」を付けた文。「レ点」「一二点」や「上中下点」などの「返り点」や「... (続きを読む)

【関ケ原の戦い】「徳川家康の敵は石田三成」あれっ「豊臣家」じゃないの?

関ヶ原の戦いは誰と誰の戦いだったか  歴史で戦国時代の終わりから安土桃山時代と順に勉強していくと 大きな出来事として関ヶ原の戦いが出てきます。  「誰と誰の戦いだったのかな?」  最初に勉強するときには、皆まずそれを知ろうとします。  関ヶ原の戦いでは、東軍は徳川家康を中心として戦い、西軍は、総大将は毛利輝元ですが、事実上石田三成が中心となって戦いを行いまし... (続きを読む)

【「修飾する」ってどういう意味?】できない理由は「頭が悪いから」ではありません。

わからない。「修飾する」って何?  小学生や中学生で、修飾する言葉(修飾語・被修飾語)がよくわからない生徒がいます。 ごく簡単な例で言うと、 「赤い花」で「花」を修飾するのは「赤い」といった具合です。  修飾語は、小学校の低学年から学習をしますが、「修飾する」「飾る」「くわしくする」という概念自体がよくわからない場合があります。  大人ですと、「これが修飾語... (続きを読む)

【楽しい古語の世界】「よろしく」と「よく」の微妙な関係とは?

「よし」と「あし」  高校の古典では、いろいろな古語が登場しますが、 現代語で言うところの「良い」と「悪い」に関しては 「よし」「あし」がその意味の言葉になります。 分かりやすくするために強いて漢字にすれば「良し」「悪し(あし)」となるでしょうか。 「悪し(わるし)」ではありません。今でも「悪しき慣例(あしきかんれい)」などという表現もありますね。 あ... (続きを読む)