【ミスは取り戻すだけ】「弘法にも筆の誤り」

弘法にも筆の誤り  歴史上の有名な人物で空海という人がいますが、この人を弘法大師とも呼びます。 真言宗の開祖として名高い人ですが、書道の達人としても名を残しています。そして平安時代に嵯峨天皇(さがてんのう)、橘逸勢(たちばなのはやなり)とともに「三筆(さんぴつ)」と称されていました。 そんな弘法大師もある時、書を書く際に漢字に点をつけ忘れてしまいます。 それで「どんなに... (続きを読む)

【ああ勘違い】絶対に絶命?それは言い過ぎです

ピンチではあるけれど  大ピンチの状況を表す言葉に 「絶体絶命」という四字熟語があります。 「体が絶えて命も絶えてしまいそうな窮地」 という事からこんな熟語になったのだとおもわれます。 古代中国の占いに由来する言葉のようですが、 非常によく見かける書き間違いに「絶対絶命」というのがあります。 絶対という言葉が印象が強いため、 まさか「絶体」... (続きを読む)

【コーヒーの起源】真っ黒な液体を飲む事がなぜこんなにうれしいの?

普段身の回りに溢れている不思議なこと  私はコーヒーが大変好きで毎日飲んでいます。 楽しみで自分で時間をかけて淹れることもあります。  皆さんはコーヒーを淹れていて、不思議に思ったことはありませんか。 「なぜこんな飲み物があるのだろう」 「誰がこんな飲み方(淹れ方)に初めて気づいたのだろう」 「最初からおいしいと思ったのだろうか」 いろんな疑問が... (続きを読む)

【新しい人生観】二兎を追うものだけが二兎を得られる時代

二兎を追うものは一兎をも得ず  古くからのことわざで 「二兎を追う者は一兎をも得ず」というものがあります。 二羽のウサギを追おうとするものは結局1羽のウサギも手に入れることができないという意味です。 似た意味の言葉として 「虻蜂取らず」というものがあります。 虻(あぶ)も蜂(はち)も取ろうと思ってどちらも取れないという意味です。  このように私た... (続きを読む)

【臥薪嘗胆】やりすぎにはご注意を「目的達成のための無理な我慢」

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)  有名な「臥薪嘗胆」の故事は、中国の呉越の戦いが行われた春秋戦国時代にさかのぼります。 当時呉と越はともに春秋時代の後期に、新興国として力をつけてきた国でライバル関係にありました。 「呉越同舟(ごえつどうしゅう)」という言葉があります。 「犬猿の仲の間柄にある者も、利害が一致すれば協力することもある」という意味の熟語ですが この... (続きを読む)

【発想の切り口】楽になるための秘訣「復讐するは我にあり」

映画「復讐するは我にあり」  昭和の時代の作品ですが「復讐するは我にあり」という映画がありました。 西口彰事件という実際の事件をモデルに描いた今村昌平氏の作品で、犯人役の俳優の緒形拳さんの名演が記憶に強く残っています。 このストーリーは佐木隆三氏の著作で直木賞を取った作品ですが、当時大変話題になりました。 タイトルにもなっている犯人が言った言葉が「復讐するは我にあ... (続きを読む)

【教師向け指導のコツ】「なぜこんな事がわからない?」答え「あなたの説明が甘いからです」

語順がわからない生徒にどう教えるか  英語の指導をしていると結構見かけるのが、語順がよくわからないという生徒です。  たとえば並び替えで、「私はその犬を昨日見ました」という問題に、 I the dog watched yesterday . などという答えを書いたりします。  こういう解答を見るとすぐ 「普通まず、主語が来て動詞が来るだろう」 などと教... (続きを読む)

【数学の裏技】コツを覚えれば一気に得意にできるのが「反比例」

関数の理解を確認しやすい単元  中学の数学では関数については、1年で比例・反比例、2年で一次関数、3年で二次関数を学習します。  この中で比例、一次関数、二次関数は、同じ系列のグループに入ります。 この続きが高校で三次関数などへ続きます。  反比例はちょっと別系統の感じの関数で、苦手に感じている人が多い単元です。  関数の学習というと、関数の式を立てることと... (続きを読む)

【未来のビジョン】習慣を変える第一歩は「本当に成績を上げたいのか」を自分に聞く事から

 どこの学校も期末テストに差し掛かるか、あるいは、そろそろ終了していく時期になります。 テストへ向けての準備はどうだったのでしょうか? 保護者の方はテスト前の生徒の姿を見て、「がんばれ」と心の中で応援をしていたことでしょう。  その応援に応えて、やるべきことをきちんと済ませ万全の準備でテストを受ける、そんな生徒もいます。 しかし、実際にはそのようなタイプはごく少数... (続きを読む)

【逆転の四字熟語】今からが勝負の「捲土重来」

捲土重来   私が旧司法試験を受験していた頃 論文試験に落ちるたびに、予備校のパンフレットにいつも書かれていた言葉があります。 それが「捲土重来 (けんどちょうらい)を期そう」です。 捲土重来とは、一度失敗した人や負けた人が非常な勢いで巻き返しをすることを言います。 「土を捲って(まくって)重ねて来る」と言うことで いったん負けて逃げて行っても土煙を上... (続きを読む)