【臆病は成功の元】臆病者の「国士無双」と馬に乗らない乗馬の名人

人は変われる  少し会わないうちに 人間が別人のように成長することがあります。 これについては 有名な韓信の逸話があります。 韓信は中国の淮陰で暮らしていましたが、定職に就くこともできず、毎日気力なくふらふらと遊んでいました。 老女に食べ物を恵んでもらっていたりしました。 ある日、町で不良に絡まれ、「悔しければその剣を持って俺たちと戦え。その勇気... (続きを読む)

【中学理科のコツ】計算問題ができない本当の理由とは?

計算問題への苦手意識  中学の理科1分野では、多くの人が計算問題に苦手意識を持っています。  これは1つには、教科書などの公式の記載が正確を期すために詳しすぎて、初学者が混乱するということが理由として考えられます。  たとえば湿度の%を求める公式は、 =(空気1m3中にふくまれている水蒸気の量(g)/その気温での空気 1m3 中の飽和水蒸気量(g))×100 ... (続きを読む)

【実力をつける方法】間違いのバラエティーを知る効用

無数にある間違い  問題を解いていく時に 基本を十分に理解していると あまり間違いがなく学習が進みます。  順調なのでとても良いのですが 「間違い方」について知る機会はあまりありません。  私たち教師は 日常的に生徒のミスを目にします。 だから「間違い方」を無数に知っていますが 普通に学習をしているだけでは、そんな機会はあまりないと思... (続きを読む)

【モチベーション】「苦行」と「楽しみ」の分岐点

「勉強は大変に決まっている」というウソ  前にも同じ趣旨の記事を書きましたが 私の考える「良くない指導者の言葉NO,1」は 「勉強は大変に決まっている」です。  この言葉については 同じ教師として「それ、本気で言っているの?」と思います。  先生の仕事は 生徒に「わかる楽しさ」や好奇心を与えることが 一番ベースにあると考えるからです。 ... (続きを読む)

【学習の効率】「できること」「できないこと」

「それ、本当に完成するの?」  生徒の学習を見ていて とても心配になることがあります。 自習をしている生徒が 大々的にある単元について ノートに丁寧にまとめて、問題をしっかり写して 考え方を書いて、やり方を調べて ようやく問題について解くかと思ったら 図を描きだして 少し経って行ったら 図に色を塗っていた。 そんなことがあります。... (続きを読む)

【中学数学のコツ】受験でも頻出する反比例をマスターする

関数の理解を確認しやすい単元  中学の数学では関数については、1年で比例・反比例、2年で一次関数、3年で二次関数を学習します。  この中で比例、一次関数、二次関数は、同じ系列のグループに入ります。 この続きが高校で三次関数などへ続きます。  反比例はちょっと別系統の感じの関数で、苦手に感じている人が多い単元です。  関数の学習というと、関数の式を立てることと... (続きを読む)

【受験の作文】読み手が一番気になるポイントとは?

受験の作文  受験シーズンに突入してきましたが 受験で作文を書かなくてはならない場面と言うのは さまざまな受験で共通の事としてあります。  ごく短く要旨をまとめる要約作文もあれば 800字程度の分量を書かなくてはいけない場合もあります。 小論文はまた少し意味合いが違ってきますが 「文章を書く」というくくりで考えると これについても「読み手に伝える」... (続きを読む)

【伝える力】意味がわかりにくい作文とは?

 よくわからない作文 小学生や中学生に作文を書かせると 「なかなか上手に書けるな」と思える作文もあれば 「意味がわかりにくい作文」に出会う事も多々あります。  どんな作文が「意味がわかりにくい作文」なのでしょうか。  例を挙げてみます。 「昨日お兄ちゃんとサッカーをしました。楽しかったです。 ゴールキーパーに向けて思いっきりけると、ゴールが決... (続きを読む)

【思い込み】「できる」という思い込み、「できない」という思い込み

人は先入観を持つ  何か新しいことを学ぶ時 どんなに聡明な人でも 必ず何らかの先入観を持ちます。 それは 「難しそうだ」ということから 「前にどこかでやったことがある気がする」というものや 逆に 「これは楽勝」というものであることもあります。  では、皆さんどうでしょうか。 物事が上手くいった場合には 最初どちらの... (続きを読む)

【かんたん計算術】「なぜそんな面倒な計算をやっているの?」

 考えない学習  中3の理科で、記録タイマーの記録を使った速さの計算が出てきます。 詳細には触れませんが その中でこんな計算が出てきます。  2.4cm ÷ 0.1秒  ほとんどの生徒は、この計算をすぐ筆算でやろうとします。 わり算と言えばすぐ筆算だと思っていて 自動的に筆算をしてしまうのです。  これを見て私はつい口に出してしまいそうにな... (続きを読む)