【英語の発想】なぜa decade「10年間」は ten years と別に言葉があるの?

decade 英語を学習していると日本語と発想が違う言葉があることに気が付くときがあります。 たとえばdecade (ディケード)という言葉があります。これは10年をひとまとまりとした言葉で、a decade なら「10年間」 three decads なら「30年間」という風に使います。 a year が「1年」 three years が「3年」と言うのとイメー... (続きを読む)

【和風月名 睦月(むつき)】なぜ1月を「睦月」と呼ぶのか?

月の異名  皆さんは弥生とか師走などという言葉を聞いたことがあるかと思います。 弥生は3月、師走は12月は別名です。一般には月の異名(異称)と言われているものです。  最近は小中学校でも学習するようになりました。和風のイメージがあり最近は割と多くの人に浸透してきていて知っている人も多くなったように思います。 一つにはおしゃれなカレンダーなどにはこういう月の名称が書... (続きを読む)

【エピソード記憶】物語が人の記憶を強固なものにする。

言葉にならない記憶  私たちの記憶と言うものは色々な形で脳に刻みこまれているものですが、まず、言葉にはできないがずっとそれが記憶されているというものがあります。 「身についている」と言ってもいいかも知れませんが、たとえば自転車の乗り方などは、一度それをしっかりマスターすればおそらくずっといつでもそれを行う事ができます。 非陳述記憶と呼ばれるこのような記憶は、もちろん無理... (続きを読む)

【知っておきたい】「ポリティカル・コレクトネス」って何?「いいことなの?それとも?」

ポリティカル・コレクトネス  皆さんの中には、ポリティカル・コレクトネスと言う言葉を聞いたことがある方がいると思います。 テレビやネットで議論をしている人が「それはポリコレでしょ?」なんて略して言っていたりして、さも皆わかっているような前提で話をしているのを見かけますが、今更「それって何?」とは聞けない人も多いかと思います。 ポリティカル・コレクトネス(politica... (続きを読む)

【80対20の法則】試験に繰り返し出る重要な部分はわずか20%

 20%の重要部分 どんな試験でも受験者は「とにかくまず全範囲を見渡して」「もれなく点数が取れるようにして」「もしここも出たら・・・」と言うような思考になって、一生懸命隅々まで準備をするのが通常です。 でも「試験に繰り返し出るのは全体のたった20%」と言ったら驚くでしょうか? しかし実はこれは真実を言い当てていると言われています。 下記にご紹介する「パレートの法則... (続きを読む)

【万葉と富士山の雪】「富士の嶺に降り置く雪は六月の・・・」

富士山の雪っていつ消えるの?  私たちの国を象徴するような山であり、古くから畏敬や信仰の対象ともなって来た富士山ですが、イメージとしては「頭に雪をかぶせた山」という姿がポピュラーです  だから夏に富士山に行ってみると雪が消えていて、ちょっとがっかりしてしまったりもします。地元に住んでいる方以外は富士山の雪がいつごろ消えるかは知らない方がほとんどだと思います。  先日万葉... (続きを読む)

【万葉と富士山】今も昔も畏敬すべき「大和の国の鎮めとも 座ます神かも 宝ともなれる山かも 駿河なる不尽・・・」 

富士山を詠んだ歌の発表  万葉集についてはこのブログでもたびたび触れてきました。 そして、私が渥美半島万葉の会に参加させていただいている事も以前記事を書きましたが、先月12月の例会で富士山に関する歌について発表をさせていただく機会がありました。  また、たまたま年が明けてから富士山に行く機会があったので、「今年は富士山でスタートか」かという事を感じたりしました。 ... (続きを読む)

【予祝の力】新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事 大伴家持

  大伴家持  新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事  (万葉集 巻20 4516番) 読み方:あらたしき としのはじめの はつはるの きょうふるゆきの いやしけよごと(「あたらしき」ではなく「あらたしき」と読みます)  ご存じの方も多いかと思いますが、大伴家持は万葉集の編者とされています。 そしてこの家持の歌は、万葉集と言えばまず浮かぶと言って... (続きを読む)

【身近な謎の天体:月】こんなに偶然は重なる?月は人工物?それともホログラム?

身近なのに謎だらけ  私たちは日夜空に出ている月を見ています。 日本人は月面の模様を「ウサギの餅つき」に見立てて、古くからそんな身近にいつも見ている月を愛し、日常的に「月を見て楽しむ」という行事(お月見)なども行ってきました。  そしてアポロ11号が月面に着陸して、私たちは月に対してさらにあこがれや科学的な見地からの夢と希望を抱くようにもなりました。  しかし実は... (続きを読む)

【量子もつれ】「人の意識」は一体どこにある?量子力学がもたらす新しい可能性とは?

二重スリット実験  最近よく話題になっている量子力学における様々な研究は、私たちに新しい驚きを与え続けています。 「この世界の謎が次々に解明されていくのだろう」という期待を抱かせるのに十分な新事実が発見されています。 たとえば有名な二重スリットの実験があります。 これは物理学で、光路差が光波の整数倍になるかどうかで明線・暗線を観察して考察する「ヤングの光の干渉性の... (続きを読む)