【かさ・体積・容積】「かさ(嵩)」って一体何?

算数の謎  小学校の算数で「広さ」や「かさ」という言葉が登場します。  ざっと言うと「広さ」は面積で、「かさ」は体積や容積であるという事になるかと思いますが、広さはともかく普段小学生が使う事がない(最近では大人もあまりつかわない)「かさ」という言葉が、かえって学習の際にはわかりにくさを生み出してしまっています。 生徒によってはこの言葉の登場で、算数の謎部分が1つ増えてし... (続きを読む)

【幸せになる秘訣】心に響く名言「復讐するは我にあり」

幸せになれない一番の理由  以前、「客観的な幸福というものは存在しない」という内容の記事を上げましたが、幸せと言うものはあくまでも主観的なものだと思います。 どんなに出世をして大金を持っていても、日々何かに追われて暮らしている人もいれば、人から見れば平凡な毎日を送っている人の心が安定していて幸福に満ちているなんてことはいくらでもあります。  そしてそんな中、人の心を揺れ... (続きを読む)

【予って何?】「予てから」「予め」だから「予定」?

予定の「予」  私たちがよく使う熟語で「予定」と言うものがあります。 もちろんこれは、あらかじめ決められた計画などの指針のことであり、英語ではスケジュールにあたる言葉になりますが、 この「予」とは一体何でしょうか? 「予」は訓読みをすると「予め(あらかじめ)」になります。これは「事前に」という意味の言葉ですから、「予めの定め(あらかじめのさだめ)」が予定ということ... (続きを読む)

【考える事は同じ】和歌から生まれた「急がば回れ」は英語にもあった!

急がば回れ  今日見かけた光景です。 何か大急ぎの様子の中年の男性が、道を慌てて渡ろうとしていました。 しかしその人はわずか先にある横断歩道までは行こうとせず、手前の何もないところで渡ろうとして車の流れが止むのをまっているのです。 当然のことながら、車は一台も停まらず、その人の前を次々に通り過ぎていきます。 他人事ながら「横断歩道まで行けば誰か停まってくれる... (続きを読む)

【アカシックレコードの正体】集合的無意識の中にあるかも知れない「無限の情報」

集合的無意識 スイスの精神科医で心理学者のカール・グスタフ・ユングが提唱した分析心理学の概念として集合的無意識というものがあります。 これは人間の深層に存在する、個々人の実際の経験を越えた多くの人(最大では人類全部)に共通した先天的な精神領域で、普遍的無意識とも呼ばれています。個人ごとの個人的無意識に対立する概念です。 大きく分けて人の精神領域には、 「意識(顕在... (続きを読む)

【漢文の正体】漢文の訓読は外国語学習。じゃあ漢作文ってあるのかな?

漢文って何?  中学高校で漢文の学習をしますが、生徒たちは「古典の学習」というくくりで漢文を学習するために、何となく漢文を日本語の古典学習と思って学び始めます。 しかし学習が進むと、中国の歴史的な作品が次々と登場してきて、「あれ?漢文って外国からきたものだったのかな。そういえばレ点とか訓読文もあるし・・・」と言う風にようやく漢文が外国語(中国古典語)翻訳の学習であることに気が... (続きを読む)

【人を動かす力】なぜ劉邦と家康は天下を取ることができたのか?

人を動かす力  私たちは一人一人が独立して人格を持っています。 親子でさえ、親と子どもは別の人格を持ち独立しているので、無理に親が子どもに言う事を聞かせようとしてもそう簡単にはいきません。 これはお子さんを持っている方なら、だれでも思い当たる節があるかと思います。 他人ならなおさらのことです。他人を自分の思うように動かすことなど、基本的には不可能です。  し... (続きを読む)

【ミスを許せない社会】「弘法にも筆の誤り」に隠された深い意味は?

ミスを許せない社会  最近の世の中の傾向として、全般に他人の間違いに対して非常に厳しいという事があるかも知れません。 SNSが発達してきたせいか、ちょっと人と違ったことをやっている人について、何か他人に迷惑をかけてしまうと、多くの人が束になってその人の誤りについて集中攻撃するという現象をよく見かけるようになりました。  確かに人に迷惑をかける事は良くない行動ですが、それ... (続きを読む)

【範囲を表す言葉】「以上」「以下」はその数を含む?では「以外」「以前」は?「以」微妙な使い分けとは?

「以上」「以下」  数学や法学などで範囲を表す言葉として「以上」「以下」と言うものがあります。 たとえば3回以上とか5年以下というような言い回しで使われますが、実際にはどこまでが範囲かという事で混乱をすることがあるかも知れません。 結論から言いますと、「以上」「以下」は基準として示されているその数を含みます。 「以」は物事の基点を表す漢字です。「もって」と読むこと... (続きを読む)

【同訓異字】どっちを使うの?「生かす」と「活かす」

同訓異字  前回「生まれる」と「産まれる」の違いについて記事を書きました。 【意外に知らない同訓異字】「そのアイディアは今朝『生まれた』」「僕の弟が今朝『産まれた』」では「僕は母が25歳の時に『うまれた』」はどっち? この「生」の訓読みについては、よく似たものが別にもあります。 訓読みが同じで意味が違うので同訓異字または異字同訓などと言われるものですが、よくど... (続きを読む)