【意外に知らない同訓異字】「そのアイディアは今朝『生まれた』」「僕の弟が今朝『産まれた』」では「僕は母が25歳の時に『うまれた』」はどっち?

同訓異字  漢字にはたくさんのよく似たものがあります。 そんな中で同音異義語(どうおんいぎご)については耳にすることが多いかと思います。これは「音読みが同じだが意味が異なる語」です。 期間・機関・基幹・器官・帰還・気管のように音が同じでも全く意味が異なる言葉は、日本語にはたくさんあります。*すべて「きかん」と読みます。  同訓異字(どうくんいじ)という言葉は、その... (続きを読む)

【意外に知らない漢字】「あいつ」って漢字でどう書くの?

意外に漢字を知らない  私たちは日々何かを書くときには漢字を使います。 また日常的に漢字を読んでいますから、よほど漢字に抵抗感がある人以外は、日常で漢字が読めなくて困るという事はそんなにありません。 でも、よく使っているのに漢字で書くことがない言葉というのもあります。 たとえば「あいつ」 文章で書く事は稀だと思いますが、会話ではよく出てくる言葉ですね。 ... (続きを読む)

【ペルシャ王の深い言葉】「自分自身を幸福だと思わない人は、決して幸福になれない」

キュロス2世 アケメネス朝ペルシャを興したキュロス2世という人物がいます。 アケメネス朝ペルシャは、世界史を学習されたことがある方はご存じかと思いますが、古代のオリエント諸国を統一した巨大な帝国です。 キュロス2世はペルシャ王国の第7代の王でしたが、古代エジプト以外の古代オリエント諸国(現在の中東地域)を統一してこのアケメネス朝ペルシャを建設した人物です。 その後... (続きを読む)

【ラテン語とゲルマン語】水はウォーター。アクアやハイドロも水?

英語の「水」  ご存じのように英語で水はウォーターと言います。waterですね。 でも水に関する言葉には「アクア(aqua)」とか「ハイドロ(hidro)」という表現が使われることがよくあります。 たとえば「アクアマリン(aquamarine)」は緑柱石という宝石の事を言いますが、緑と青の中間色として色の名前として使われています。これはいわゆる海の色として使われることが... (続きを読む)

【常用漢字・当用漢字】ホント?「氣」と「気」とGHQのお話

常用漢字  私たちは日常生活で漢字を使っていますが、一般の社会生活で使う漢字は「常用漢字」というものを基準にするようにされています。  内閣の告示の「常用漢字表」と言うものがあり、「 法令 、公用文書、 新聞 、 雑誌 、 放送 など、一般の社会生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安」 とされています。 順に改訂されているようですが、現在(2022年)の... (続きを読む)

【これ何て読むの?】「一寸した事も確りやりましょう」

よく使う言葉なのに漢字を知らない  私たちが日常生活で使っている言葉の中で、いつもひらがなで書かれている言葉と言うのは多いと思います。 「やはり(矢張り)」とか「ちょうど(丁度)」というような副詞系の言葉は漢字を使わないで書かれることがほとんどです。  漢字でこういう言葉がかいてあると漢文調で堅い気がしますので、私などはひらがなの方がしっくりきます。 しかし人によ... (続きを読む)

【苦言有難し】「天に口なし 人を以て言わしむ」「神は人の口を借りて助言する」

嫌な事を言われたら…  わたしたちは他人から嫌な事を言われたり、思ってもいない反発を受けたりすることが時にあります。 多くの人が、相手がなぜそんなことを言うのか、なぜそんな行動をとるのか不審に思い、感情的に怒ったりすることでしょう。  このような怒りは、人間として当たり前に湧き上がる感情です。  しかしどうでしょうか。よくよく考えてみると、そういう行動を相手がとる... (続きを読む)

【どのくらいの時間?】「小一時間」「小半日」「小半刻」とは?

よく耳にするのに意外に詳しく知らない言葉  私たちが生活上やあるいは何かを読んだときに、割とよく耳にするのに、実際はどういう意味かを漠然としか知らない事はよくあります。 何となく「こんな感じかな」という感覚で済ませてしまっている場合も多いかと思いますが、ひょっとして正しい意味でなくて取り違えてしまっているという危険もあります。 有名な所では「月極駐車場」は「つきぎめ」駐... (続きを読む)

【意外に知らない漢字」何て読むの?「二進も三進も」

聞いたことがあるのに漢字を知らない  私たちは日常で色々な言葉を使って話をしていますが、いざ文字を書いてみようとすると意外に漢字が分からないということがあります。 各場合には、ひらがなで書いてしまえばよいことですが、読めないというのは実際に困ることがあります。 もちろんネットで検索をすればいいのですが、自分が文章を書くときにはまあいいとしても、誰かと話していてその相手の... (続きを読む)

【固定観念を捨てる】「ピラミッド型の社会」が生み出した実在しない「普通」というもの

普通じゃないね  一般的な話ですが、昔は何か人と違う事をすると、「あなた普通じゃないね」という批判をされることが多かったように思います。 これは「普通」であることが価値が高いと多くの人が感じていたからだと思います。事実「普通」と言う言葉にはわりと良いイメージがあった気がします。  でも逆に最近では、みんなと同じようなありふれたことをやってばかりいると「君は普通過ぎるね」... (続きを読む)