【予定を示す漢字】読めますか?「予め」「予て」

予定を示す漢字  「予定」という言葉は普段頻繁に書いたり読んだりしますが、「予」という漢字は他ではあまり見かけることがないかも知れません。 「予」の音読みは「ヨ」ということになりますが、訓読みと言われたらパッと答えられない人の方が多いでしょう。 「予」の旧字体は「豫」で、こちらの文字も見たことがある方も多いかも知れません。 音読みをする熟語としてよく使われるものは... (続きを読む)

【美しい日本の言葉】知っていますか?「時雨(しぐれ)」と「秋時雨(あきしぐれ)」

美しい日本の言葉  日本語はそれを文字として書くときには、漢字とかなで表記がされる形で表現がされる言葉ですが、長い歴史の中で培われてきた文化がその中に込められているものだと言えます。 日本の文学については、すでに奈良時代には万葉集に素晴らしい作品が残っており、世界中でまだ文字もそんなに発達していない時代であった平安時代にはなんと女流作家紫式部による本格的なストーリーの源氏物語... (続きを読む)

【しあわせは主観】カールブッセの「山のあなたの空遠く幸い住むと人の言う・・・」の詩の意味とは?

人の視点はそれぞれ驚くほど違う  私たちは周りの人と自分は同じような事を考えていると漠然と思っています。 しかし深く付き合ってみると物事の見方が大きく違っていることに驚くことがあります。 たとえば色々な仕事をしている人と一緒にバス旅行に行ったとします。 建築に携わっている人は街の建物の造りが自分の住む地域と違っていることに気づきます。 飲食業を営んでいる人は... (続きを読む)

【トルストイの名言】If you want to be happy, be.「幸せになりたいなら・・・」の本当の意味とは?

トルストイ  季節は秋、読書にはぴったりの季節ですね。 今はネットで簡単に無料で文豪の本を読めたり、あるいはもっと簡単に動画チャンネルでそういった本朗読をしてくれているものもたくさんあります。 本朗読を聞くのまで「読書」と言ってもいいかというと難しいところですが、文学へのアクセスはずいぶんたやすくなった気がしています。とても良い事だと思います。  しかし外国文学と... (続きを読む)

【百匹目の猿現象】なぜスプーンとさじはそっくりなのか?

百匹目の猿  皆さんは「百匹目の猿現象」というお話をご存じでしょうか? 動画チャンネルやSNSではよく目にするお話ですが、知らないという方も多いかもしれません。 「百匹目の猿現象」はこんな話です。  宮崎県にあるある島(幸島)に住むニホンザルの一頭がある時イモを洗って食べることに気づき、その行動を始めました。仲間たちはそれをまねてどんどんみんながその行動をとるよう... (続きを読む)

【意外な読み方】「行脚」「行灯」「行宮」って何?

「行」は何と読む? 漢字の読み方にはいろいろなものがありますが、たとえば「行」は何と読むでしょうか? 普通音読みなら「ギョウ」「コウ」、訓読みなら「い(く)」「ゆ(く)」を思い出すことと思います。 しかしそれだけはありません。割と使われるものとして、行には「アン」という音読みがあります。  今回はこの読み方をする熟語を3つご紹介します。 行脚(あんぎゃ) ... (続きを読む)

【ちょっかい】ネコの「ねえねえ」から始まった言葉

ちょっかい  人が何かをしている時に関係のない人がよくわからずに横から口を出すと 「余計なちょっかいを出すな」と叱られたりしますが、 「ちょっかい」は横から余計な事をしたり言ったりすることを言います。男性が女性に言い寄る場合も指します。どちらも少し良くないイメージの行動として言われる言葉です。 元々は「ちょっと」という言葉と「掻き(かき)」が合わさってできた言葉で... (続きを読む)

【歴史学習の入り口】「ナンバー2」は誰?総理には官房長官かな?じゃあ幕府なら誰?

ナンバー2  政治を行う組織ではトップはもちろん重要ですが、その補佐役になるナンバー2の役割は大きいものです。 現在の日本の行政で言えば、トップが内閣総理大臣だとして、実質的に見てナンバー2は誰でしょうか? 副総理がおかれている場合は副総理ということになるかも知れませんが、多くの場合は官房長官というのが外部から見た場合のナンバー2かも知れません。  もちろん見た目... (続きを読む)

【直喩・隠喩・諷喩・換喩・提喩】たとえが上手なあなたの言葉に、きっと相手は心を動かす。

比喩  物事をそれと類似の事柄にたとえることを比喩(ひゆ)と言います。一般に比喩を使う事で物事はずっとわかりやすくなり受け手に伝わりやすくなります。 「僕はとても嬉しかった」と言う表現を、たとえば「僕は天にも昇る気分になった」と言えば、その嬉しさの度合いがダイレクトに伝わってきます。 受け手は彼が満面の笑顔で空に昇っていく姿を思い浮かべるかも知れません。 「ああそ... (続きを読む)

【接尾語】意外に浮かばない「的」「性」「化」「然」がつく二字熟語

接尾語とは  小中学校の漢字の熟語の学習で繰り返し出てくるのが接尾語です。  接尾語は、単独では単語として用いられないが語幹などの単語のメインの部分に付けられる事で意味を加えたり添えたりするものです。 たとえば「子どもたち」の「たち」や「寒さ」の「さ」などのように単語の中で意味を加えるため独立の語ではありません。そのため厳密には接尾辞と言う呼び方があります。 学校... (続きを読む)