【量子の世界】電子は粒子なのか波なのか?「電子雲」って何?

電子雲(でんしうん)  おそらく最近高校で物理や化学を学習している人以外は 電子雲と言ってもピンとくる方はあまりいないと思います。 専門の方は別として、以前の古典物理学を前提とした理科の本には載っていない言葉だからです。 電子はほとんどの方がご存じだと思います。「原子は原子核とその周りを回る電子によって構成されている」「原子核は陽子と中性子によって構成される」とい... (続きを読む)

【量子の世界】知っていますか?私たちの世界が「ほどんど何も実在がない世界」であること。そしてブッダの悟りとは?

ミクロの世界  昔「ミクロの決死圏」という映画作品がありました。 大変印象的な映画でかなり人気を博したので記憶に強く残っていますが、瀕死の重傷を負った人を助けるため、科学者たちがミクロ化して人体を探検していくストーリーです。 「科学が進むとこんなこともきっと可能になるんだろう」と思って見ていたのを覚えています。 事実現在ではナノテクノロジーを使ったナノボット(極小... (続きを読む)

【デカルト】「我思う、故に我あり」確かに存在するものは何なのか?

我思う、故に我あり 以前仮想現実についての記事を上げた際に触れましたが 哲学者デカルトが述べた有名な言葉で「我思う、故に我あり」というものがあります。 【この世界は仮想現実か】デカルトも知っていた?もしそうなら世界はこうなっている(推論結果からの検証) 自分が見ているものはすべて偽であると想定すれば、自分の記憶にあるようなものが存在しているという証拠もなく... (続きを読む)

【決断こそ人生】「一日6万回思考して35000回決断する」あなたを惑わせる勢力の正体とは?

6万回の思考と35000回の決断  巷では人間と言うものは一日に6万回の思考をして35000回の決断をしていると言われます。 この数字の根拠については研究結果もあるようです。  これがどういうことかというと、 例えば私たちは朝ベッドで目覚めると 「ああ、体をこう動かして起き上がろう」 「まず服を着るか」「そうしよう」 「引き出しを開けて」 ... (続きを読む)

【プランクスケール】どこまであるのか?「宇宙の果て」「ミクロの限界」あるいは仮想空間?

プランクスケール: マックス・プランクによって考えられた単位で、時間や質量や長さなどの単位について、普通に使われている単位でなく、ごく微小な数値を基本として世界のあらゆるものを測定できるようにしたもの  宇宙の果て・ミクロの限界  子どもの頃、誰もがこんなことを一度は思ったものではないでしょうか。 「宇宙の果てはどこにあるのだろう?」 「ミクロの世界はどこまで... (続きを読む)

【この世界は仮想現実か】デカルトも知っていた?もしそうなら世界はこうなっている(推論結果からの検証)

仮想現実  最近バーチャルリアリティーなどと言う言葉をよく聞くようになりました。 日本語で言えば仮想現実、作り物の世界です。 あたかもそこにその世界があるように見せかける技術で、今やその精密さは極めてレベルの高いものになっています。 フェイスブックが社名をメタに変更して、仮想空間の研究や普及に力を入れるようになったのも話題になりましたね。  仮想空間の技術は... (続きを読む)

【この世界は仮想現実か】「量子もつれ」が、この世界が仮想現実空間である証拠になる理由とは?

「量子もつれ」とは? 「量子もつれ」という現象があります。 「量子」というのは世界を構成する物理学の最小単位で粒子と波の性質を併せ持った存在だと言われますが(後述する二重スリット実験を参照) その「量子」について、2つ以上の「量子」間にはこれまでの古典的な物理では説明できない相関関係があることを示すのが「量子もつれ」という現象です。 例えば1つの量子から派生した量... (続きを読む)

【科学的思考こそが分断と危険を防ぐ】「この世界は仮想現実?」「フラットアース?」「マッドフラッド?」

情報格差  最近のインターネットやSNSの発展は著しく、今やほとんどの人が何らかの形でインターネットを利用しています。 しかし、その利用の程度は千差万別で  「ネットニュースをテレビニュースや新聞代わりに見る」「ゲームで使う」「連絡で使う」というような人から 「投資に使う」「ビジネスや取引に使う」「オウンドメディアとして使う」という人々 「世界の情勢を知るた... (続きを読む)

【潜在意識と能力】コンフォートゾーンを変えるということ。

コンフォートゾーン  私たちは誰でも「居心地の良い場所、空間、習慣」というような 日々の生活で気楽にいられる世界ともいえるものを持っています。 脳科学の世界では、このような世界のことをコンフォートゾーンと呼びます。 これは物理的な空間を指すのではありません。  たとえば 「責任ばかり増えてメリットが少ないから、出世なんかできればしたくない」という考えを... (続きを読む)

【この世界は仮想現実か】二重スリット実験の示す衝撃の事実とは?

 高校生を指導していると、物理で「ヤングの光の干渉性の実験」というものを指導することがあります。光路差が光波の整数倍になるかどうかで明線・暗線を観察して考察するという問題で、かなりポピュラーな問題です。 二重スリット実験  実は、このジャンルにごく近接した内容のものとして 皆さんもご存知かもしれませんが、有名な量子力学の二重スリット実験があります。 ヤングの実験の光の代わ... (続きを読む)