【ジュールを知る】仕事であり、電力量であり、熱量でもある?「Jって何?」

J(ジュール)という単位  Jと言う単位は,イギリスの物理学者ジェームズ・プレスコット・ジュールの名前に由来します。 それはまあ、呼び名なのでわかるのですが、中学高校と理科を勉強しているとこのジュールと言うもの、やけに頻繁に違うところで登場するのです。  それで「おやっ?」ってなる人も、けっこう多いのではないでしょうか。 今回は、このジュールというものが一体何なの... (続きを読む)

【集中力】「わかる楽しさ」が起こした奇跡の話

焦らず順に対策をしていった。  10年近く前の話になると思います。 その生徒は初め「全部よくわからないです」としきりに言っていました。  中学1年の頃は勉強が楽しかったのですが、色んなことに時間をかけすぎてしまっているうちに、各教科でわからないことが出てきて、いつの間にかテストでも点数が取れなくなってきてしまい、塾へ通う決意をしたのでした。  「何とかしたい」とい... (続きを読む)

【重言】「一番ベスト」「学校へ登校」「まだ未定」「あらかじめ予告」全部ダメなんでしょうか?

重言・二重表現  同じ意味の言葉を繰り返し使ってしまう表現を「重言(じゅうげん)」あるいは「二重表現」と言います。  もちろん日本語の正確な用法としては、誤りという事になるかと思いますが、私たちは普通にこういう言葉をつかっています。 たとえば「一番ベスト」 これはベストと言う言葉の意味が「一番良い」なので、「一番一番良い」という事になり巷では誤用だとされるようです... (続きを読む)

【主観的時間】時間をたくさん持つのは冷静な人

アウトプットもインプットも時間が鍵  学習でも仕事でも、時間の制約はいつもついて回ります。 たとえば試験前になれば、意気込んで「あれをやろう。これもやろう」と思ったところで テストまでの時間には限りがあります  また完璧にプレゼンテーションの準備をしてきたのに、先方の都合で時間の短縮をされその中で勝負しなくてはならない事もあります。 アウトプットでもインプッ... (続きを読む)

【情報リテラシー】「オオカミ少年」が嘘をやめるのは、人々がむやみに恐れるのをやめた時

 嘘がまた新たな嘘を生む  私たちは日々色々な情報に触れて生活をしています。 中には私たちの安全に関わる情報もあり、 現代では、たくさんの情報の中から正しい情報を選ぶという事がきわめて重要になっています。  というのは、「情報化社会」という事が言われて既に久しいですが それと反比例するかのように、偽の情報や誤った情報の流通する度合いが 残念ながら、年々... (続きを読む)

【学問の終焉】権力者の顔色、世間の顔色を窺う「曲学阿世(きょくがくあせい)」とは?

曲学阿世(きょくがくあせい)  学問や研究をする人たちは、世間や権力などとは無縁で孤高なイメージを持たれがちですが 実際には学問や研究にはいつでもお金がかかり、またそれを公に認められなければ意味がないと考えている人も多く そのためにどうしても、そう言った方向からの影響を受けざるを得ない面があるのかもしれません。 「曲学阿世」という言葉があります。 これは学問... (続きを読む)

【時間の不思議】時間は主観的概念。長くも短くもなるもの。

時間の感じ方  勉強をしていて、どんどん新しい問題を解いていたら 「これだけの時間でこんなにたくさんの新しいことができた」と びっくりしたことはありませんか? 逆に、授業を受けたり仕事をしていて その日やったことが、普段とあまり変わらず平凡な感じの内容だった場合に 「今日は何かすぐ終わってしまったな」とか 週の終わりに「今週はやけに短かったな」と... (続きを読む)

【バランス感覚】ピンチには適さない完璧主義

完璧を目指すことのデメリット 「すべてのことが完全にできたらいい」  何かを試みる時、人は必ずそう願うと思います。  しかし、実際には完璧に物事を達成することができる場合は、本当にごく限られていると思います。  完璧ということが実際には実在しないのに、それを基準に考えるのでハードルが高くなってしまいます。  以前「三日坊主」についての記事を書きましたが、ht... (続きを読む)

【情報リテラシー】「エコーチェンバーの危険」本当はネットよりメディアに?

エコーチェンバー  近年主にSNSでの情報収集の偏りについて 「エコーチェンバー」なる用語を耳にすることが多くなりました。 「エコーチェンバー」とは直訳すると、「こだまの飛び交う部屋=共鳴室」という意味で 閉鎖的な密室空間では、同じような音量・音階の音が繰り返し響き合うということから、 「閉鎖的なつながりの中では、コミュニケーションの結果、同じような言説や考... (続きを読む)

【外来語の美化語】使ったらいけないの?「おトイレ」「お煙草」「おズボン」「おソース」

美化語  敬語の種類として「美化語」というものがあります。 これは言葉を上品にして他とのバランスを取るために使われる敬語の一種で  以前はこの分類はなく、敬語は「尊敬語、謙譲語、丁寧語」だったのですが、 割と最近に、なぜか種類が増えて「尊敬語、謙譲語、丁重語、丁寧語、美化語」の分類になり、登場したものです。  たとえば 「お菓子」は単に「菓子」と言えば... (続きを読む)