【物事の見方】裸足の国でくつは売れるのか?

裸足の国へ行ったセールスマン  ずいぶん有名な話ですが、こんな話があります。 靴をはく習慣がなくて裸足で生活をしている国に 二人の靴のセールスマンが訪れます。 一人のセールスマンは 皆が裸足で暮らしているのを見てびっくりします。 そしてすぐ本国に 「だめです。この国では靴は売れないと思います」 「靴をはく習慣がないようです」 と連絡を... (続きを読む)

【情報リテラシー】「伝えられない情報」に気づく方法

嘘はどうやって伝えられるか  今も昔も、私たち一般の庶民は 情報を十分に獲得できないために 様々な不利益を被ることがありました。  たとえば第二次大戦時の情報統制下では、 「負けている」というもっとも重要な事実が隠されました そのために世論が正しい方向を見失い、誰も戦争を早期に終了させられませんでした。  もっと早く正しい情報が周知され、議論がき... (続きを読む)

【年賀状のマナー】「その決まり、本当に相手も知ってるの?」

年賀状のマナー  最近は、SNSその他のウェブ上の手段で新年のあいさつを交わすことが多くなりました。 そのため年賀状のやり取りも少なくなってきていますが それでも社会生活を送っていると、年賀状を書く機会はまだまだあります。  先日年賀状の書き方の事で、少し疑問点があったので 検索をしてみたら驚きました。  かなりたくさんのしきたり(マナー)がありますね... (続きを読む)

【情報リテラシー】「オオカミ少年」はいつまで嘘を伝えるのか

 嘘がまた新たな嘘を生む  私たちは日々色々な情報に触れて生活をしています。 中には私たちの安全に関わる情報もあり 現代では、たくさんの情報の中から正しい情報を選ぶという事が きわめて重要になっています。  というのは、 「情報化社会」という事が言われて既に久しいですが それと反比例するかのように 偽の情報や誤った情報の流通する度合いが ... (続きを読む)

【情報リテラシー】あなたが得たのは「情報」ではなく「意見」かも知れません。

「報道」のような「意見」  私たちは情報を受け取る時に 大体の場合、疑いなく 「ああ、そんな事があったのか」と思って受け取ります。 「ひょっとして虚偽の情報かも知れない」などと思って受け取ることは なかなかありません。 「わざわざ人に誤情報を発表して何の得があるか」 と普通の感覚を持っている人々なら考えるからです。  しかし少し前の時代と異... (続きを読む)

【アリときりぎりす】今は目指せ「賢いきりぎりす」の時代

勤勉が必ず勝つわけではない  皆さんご存知の「アリときりぎりす」は「イソップ寓話」の中の一つの物語です。 本来は「アリとセミ」という話だったようですが 夏の間コツコツ働いていたアリと、楽しく遊びまくっていたきりぎりすが冬になって飢えてしまうのを対比して、コツコツ勤勉に努力することの価値の高さを描いた作品だと言われています。 元々の話では、アリは飢えてしまって困って... (続きを読む)

【知らない読み方】「くびちょう」って何?

 首長は「しゅちょう」では?  私たちは日々、生徒に漢字の読み書きなども教えています。 中には読み方が難しい熟語もあります。 「出納」を「すいとう」と読んだり 前回お伝えした「熟字訓」などはその典型で だからこそ「漢字は面白いな」と思ったりします。  でもなかなか 完璧に読み書きをできるという事は難しいです。 さらに、漢字は奥が深いものです... (続きを読む)

【臆病は成功の元】臆病者の「国士無双」と馬に乗らない乗馬の名人

人は変われる  少し会わないうちに 人間が別人のように成長することがあります。 これについては 有名な韓信の逸話があります。 韓信は中国の淮陰で暮らしていましたが、定職に就くこともできず、毎日気力なくふらふらと遊んでいました。 老女に食べ物を恵んでもらっていたりしました。 ある日、町で不良に絡まれ、「悔しければその剣を持って俺たちと戦え。その勇気... (続きを読む)

【考え方の違い】「出る杭は打たれる」ってホント?

日本人の国民性を反映することわざ  「出る杭は打たれる」 こんなことわざがあります。  これは「能力が高く抜きんでた人は、とかく人にねたまれやすい」という意味と 「余計な事を言ったりやったりすると非難を受けやすい」という意味がある言葉です。  この言葉は 古くから集団の中での協調性を、美徳としてとらえてきた日本ならではのものであるように思います。 ... (続きを読む)

【英語のことわざ】「精神一到」が「there's a will」 になるワケとは?

あまりにもイメージが違う  Where there's a will, there is a way. こんな英語のことわざがあります。 will はここでは「意志」の事を指しますから 「意志のある所に道がある」という意味のことわざです。  これだけだと、「まあそんなものか」という話ですが これと同義のことわざとして 「精神一到何事か成らざらん」... (続きを読む)