差があるときに人が思うこと 何か数値で評価がされることがあるときに、人は「なぜ差がつくのだろう」と考えます。 スポーツや芸術のように、 最初から持っている能力や体格あるいはセンスが影響するものは別として、 同じような条件下であるのに差がついてしまった場合 「どこがあいつと違うのか」と考えてしまうのが普通でしょう。 一番分かりやすいのが勉強ですので、勉強を... (続きを読む)
【学習法のTPO】今本当に「書く」やり方がベストですか?「手に覚えこませる」前にテストが終わってしまいます。
「書いて覚える」こと よく先生に「何回も書いて覚えなさい」「手に覚えこませなさい」という指導を受けたという話を耳にします。 私も学生時代にはよく言われましたが、学習はとにかく合理的にやろうといつも思っていましたので、実はそういうやり方にはあまり魅力を感じませんでした。 しかし、ただ目で見ただけでは人間覚えられる情報に限界がありますので、こういうやり方自体は間違っていないと... (続きを読む)
【学習法の神話】本当にできるのですか?「予習・復習を必ずきちんとやりましょう」
生徒の生活という現実 学習のやり方というと、まず最初に必ず言われる言葉が 「予習・復習を必ずきちんとやりましょう」 という言葉です。 真面目な生徒は、学校の先生のこの言葉を聞き次のような行動をします。 部活でへとへとになって家に帰り 家に帰ってから、まず大量に出された宿題をやり その後で、今日やった学校の授業の内容をノートに復習して そ... (続きを読む)
【情報リテラシー】「整合性と違和感」で見抜くことができる「嘘の情報」
大掛かりな嘘ほど判別が難しい 社会生活というものは、通常人と人の信頼関係を基本として成り立っています。 私たちは、他人が「嘘」をつかないという前提で行動をしているからです。 たとえば 10万円の価値があると思って買ったら、それが1万円の価値もない物であることを隠して販売していたものであれば、 詐欺になり民事上刑事上の責任を問うことができるのはもちろん ... (続きを読む)
【高校数学の学習法】「あなたの目的は何?」時間短縮と実力アップを同時に実現する方法とは?
いつもテストに間に合わない理由 高校数学を始めたときに多くの生徒が驚くのは、難易度よりもむしろ量ではないでしょうか。 学校の授業も、中学だったら授業を聞いて板書を写して家で宿題をやって、少し復習して…、という感じでわりと丁寧に確認ができていたものが 「今日はこれ、明日次行くから今日のところの問題はやっておくこと」と言われて、ページを見ると「この量は何!?」という具合... (続きを読む)
【信長をリーダーにできる受験制度】与えられた枠内での思考<枠を新しく作る頭脳
明治以降の我が国の教育の歴史 明治以来、我が国の教育は 「天皇の臣民の軍隊を育成するための教育」をスタートラインとして 高い頭脳水準を持ち欧米諸外国に勝る人材を確保することで、 「日本を一等国にすること」を目標として制度設計がされました。 「学問に秀でれば大臣になることも夢ではない」と言う およそヨーロッパ諸国では現実には難しかった、平等な競争社会が実現... (続きを読む)
【学習の精度】計算問題を何度も間違える本当の理由とは?
計算問題を何回やっても間違えてしまう 小中高を問わず、計算問題の正答率がなかなか上がらない生徒がいます。 また、それほどまでとはいかずとも、 何回も同じようなミスを繰り返す生徒は多いです。 やり方については、その都度学習をして修正をしていて一応理解できているはずの時期に なぜこのようなことが起こるのでしょうか。 私が、そのような生徒の学習の様子を観察して... (続きを読む)
【BtoBでまだ電話FAX?】そろそろオンラインの非同期コミュニケーションツールを使いませんか?
セールスの電話 私たちのようなサービス業をしていますと、電話でお客様とのやりとりをすることも多いため塾の電話番号などはもちろん公表されています。 教室が現在5つありますので この5つの回線に毎日相当数のセールス電話がかかってきます。 その都度お断りをしていますが 一般のご家庭でも、同様のことは多かれ少なかれあるのではないかと思います。 ただ営業で回線を設け... (続きを読む)
【算数のコツ】意味がわかれば「割合」なんて簡単
苦手意識を持ちやすい「割合」の学習 小学校に算数で苦手な分野を聞いたら、おそらく多くの生徒と保護者が「割合」と答えるでしょう。 これには理由があります。 それは、公式のアイテムになる「もとにする量」、「比べる量」という言葉の意味がつかみにくく、問題文からそれを読み取ることが国語的な意味で難しいと感じられてしまうからです。 「〇〇を1とすると」「〇〇をもとにして」と... (続きを読む)
【この世界の美しさ】気づいていますか?「青空の向こうにあるもの」
春の青空も 以前冬の青空について、その美しさに関する記事を書きました。 太平洋側の冬の青空は本当にきれいです。 なぜこんなに美しい?冬の青空 でも青空は、冬以外の季節にも、私たちの心を癒してくれるものです。 人それぞれ感じ方は異なるとは思いますが、 私は、春の青空も好きです。 日を追うごとに暖かくなり、次第に様々な花が咲き始めます。 新緑... (続きを読む)