【大器晩成】「もっともよく笑う」のは誰? He laughs best who laughs last.

大器晩成  よく耳にする言葉で、大器晩成と言う言葉があります。 大きな器(うつわ)は早く完成せず、完成までに時間がかかることから、「大人物となる人が大成するのには時間がかかる」という意味です。  今の時代は以前に比べてずっと人々が長生きするようになりました。 そしてそれだけではなく、子どもの成長も肉体的な面はともかく、精神面で大人になるまでには以前より時間がかかっているよ... (続きを読む)

【和風月名 卯月(うづき)】4月は桜のイメージ。でも「桜月」でなくて「卯月」と呼ぶのには理由があります。

和風月名  日本では月には異名(異称)があります。二月が如月(きさらぎ)、三月が弥生(やよい)というような呼び方です。「和」のイメージで、素敵な響きをもっていますね。 和風月名とも言われるこの呼び方は、意外に歴史が古く日本書紀にはすでに記載があったとされています。  元々の由来は中国から来たものと言われていますが、こういう呼び名は、現在使われている新暦(グレゴリオ暦)以... (続きを読む)

【素敵な季節】「春爛漫」ってどんな感じ?

春爛漫  皆さんも「春爛漫(はるらんまん)」という言葉は、割と耳にすることがあるかと思います。 「春爛漫」は「(春になり)花が見ごろで美しく咲き乱れて、周囲が光に満ちて輝いているような様子」を言います。  3月に入ったころから順に植物の勢いが変わったことを感じ始めますが、やがてあちらこちらに花が咲き始め、4月に入るころには、全く当たりの様子が変わってしまっているこ... (続きを読む)

【聖徳太子の言葉】「世間虚仮 唯仏是真」は何を示すのか?

世間虚仮 唯仏是真  「世間虚仮 唯仏是真(せけんこけ ゆいぶつぜしん)」というのは聖徳太子が遺した言葉とされています。天寿国曼荼羅(てんじゅこくまんだら)という繡帳(しゅうちょう:刺繍がされているとばり=垂れ布)に書かれています。 天寿国曼荼羅は聖徳太子の妃(きさき)が死去した後に往生して行った場所とされる「天寿国」の様子を刺繍(ししゅう)で表現したもので、阿弥陀如来が住む... (続きを読む)

【中村天風の言葉】「幸せになるための能力」とは?

以前の記事で中村天風の言葉をご紹介したことがあります。 【中村天風の言葉】「幸せになるための方法」とは? 中村天風は実業家であるととも有名な思想家で、歴史上の偉人である東郷平八郎、原敬を始め、松下幸之助氏や稲森和夫氏など実業界の人物にも広く影響を与えたとされる人です。彼の言葉には真実を語る力があるように感じます。  今回も彼の言葉をご紹介したいと思います。 そ... (続きを読む)

【雲外蒼天】雲を抜ければ、そこには抜けるような青空が待っている。

蒼天(そうてん)  「蒼天」と言う言葉があります。「蒼」は「蒼い(あおい)」と読めるため、蒼天の一番ポピュラーな意味は「青い空」という意味です。 漫画のタイトルやドラマや映画のタイトルなどでも使われているので、この言葉を耳にしたことがある人は結構いるかと思いますが、「具体的にどんな空なのかなあ」と思われていた方も多いのではないでしょうか。 「蒼い」と言う言葉自体には、「... (続きを読む)

【和風月名 如月(きさらぎ)】素敵な和の響きがある「如月」は2月を表す言葉

和風の月名  日本では月には異名(異称)があります。一月が睦月(むつき)、三月が弥生(やよい)というような呼び方です。 いかにも「和」というイメージで、何か素敵な響きをもっているようにも感じます。 和風月名とも言われるこの呼び方は、意外に歴史が古く、日本書紀にはすでに記載があったとされています。  元々の由来は中国から来たものと言われていますが、こういう呼び名は、... (続きを読む)

【美味しい野菜の由来】「竜髭菜」はキジも隠れる不思議な野菜

竜髭菜  漢字だと「竜髭菜」と書く野菜があります。竜のヒゲが生えているような野菜という事でこの名前が付いたようですが、 「竜のヒゲみたいな野菜なんてあったかな?」そう思われる方は多いかと思います。 「竜髭菜」はアスパラガスのことです。完全に当て字ですが、実はその生育過程では、竜のヒゲが生えているような姿で葉を伸ばす野菜なのです。 実は昨年初めてアスパラガスを自宅の... (続きを読む)

【和風月名 弥生(やよい)】3月はなぜ「弥生(彌生)」って呼ぶの?漢字「彌」に秘められた素敵な意味とは?

和風の月名  日本では月には異名(異称)があります。一月が睦月(むつき)、二月が如月(きさらぎ)というような呼び方です。和風月名とも言われるこの呼び方は、意外に歴史が古く日本書紀にはすでに記載があったとされています。  元々の由来は中国から来たものと言われていますが、こういう呼び名は、現在使われている新暦(グレゴリオ暦)以前の旧暦(明治初めまで使われていた太陰太陽暦)下では、... (続きを読む)

【水の不思議色々】「呼び水」はどうして水を呼べるのか?

例外が多すぎる物質「水」  この世界にある物質には色々なものがあります。 しかし大体の場合において、体系的に「こういう場合はこうなる」という法則があります。 もちろんそういう法則には例外がいくつかあるものです。  ところが物質の下でその例外が際立っているものがあります。それは「水」です。 ほぼすべての物質に見られる共通の性質が、なぜか「水」だけないということ... (続きを読む)