【中学理科の考える学習】覚える必要はありません。「れき・砂・泥の順番」

堆積岩・粒の大きさ  中学理科で堆積について学びます。 水の流れでれき、砂、泥が積もっていく作用の学習です。  この学習をする初めにまず生徒が勘違いするのは、粒の大きさの順番です。 れき(礫)というは直径2mm以上の岩石の破片を言い、簡単に言うと小石・石ころなどのことで、これは分かりやすいのですが、 砂と泥はどちらの粒が大きいのかと聞かれると、 多くの... (続きを読む)

【聞き手の求めているもの】「正確な話」はよくわからない。

  結論がはっきりしない答弁  よく国会答弁などを見ていると、大臣に代わって事務方の官僚が出てきて答弁をしていることがあります。  でも大体は「イエスかノーか」「要はどうなの?」と言いたくなるようなはっきりしない内容の場合が多いです。 「間違いを回答することはできない」 「正確な回答をしなくてはならない」 という趣旨から、あのような答弁になるのだと思い... (続きを読む)

【項羽と劉邦】不公平が為政者にもたらすもの

 項羽:漢の国を創設した劉邦と天下を争って敗れた楚の武将。  始皇帝で有名な秦を滅ぼすための軍を率いて大きな勢力を作り西楚の覇王を名乗った。軍事的には圧倒的に有利であったにもかかわらず、最終的には劉邦の漢に敗れてしまう。最期の時に述べられた「四面楚歌」の言葉は、現在も周囲が敵ばかりで助けがないことを表す言葉として使われている。  対照的な項羽と劉邦  「項羽と劉邦」の話... (続きを読む)

【合格発表】 合格・不合格は始まりに過ぎない。

高校入試制度は場所により相当違う   公立の高校入試の合格発表が行われて、進路が決まっていく時期を迎えています。  中学受験などをしていない生徒にとっては、高校受験が初めての大きな岐路になります。  試験である以上合否は当然あるのですが、弱冠中学3年生の子どもが、不合格の結果を平然と受け入れられるはずもありません。  さらに公立高校の受験制度は住む県によってもだいぶ異なっ... (続きを読む)

【それって本当?】知らずに頼っているステレオタイプの思考

知らない間に他人の思考に依存  私たちは何かについて考える時に 自分の考えをしっかり持って結論を出せることもありますが、 そうでなく漫然と他人の考えに依拠してしまうこともあります。  そんなとき多くの人が気づかずに頼っているのが、実はステレオタイプの思考です。  ステレオタイプというのは、多くの人が抱いている固定観念や先入観や思い込みで物事を1つの方向で判断... (続きを読む)

【分岐点】決断の連続が未来を変える

1024通り  1024通り これを聞いて多いと思いますか、少ないと思いますか? 実はこの数字は2の10乗、2を10回かけ合わせた数なのです。 2×2×2×2×2×2×2×2×2×2=1024で、1024通りになります。  つまりこの数字は、2つの選択肢を順に選んでいくことを わずか10回行っただけで 1024通りの選択方法があるということを示し... (続きを読む)

【風景イメージを使った暗記法】「あの風景」に言葉を記憶させておく暗記法とは?

思い出す時に浮かぶ風景  勉強をしていたときに、それを見ていたのか あるいは何かの際に、その風景と言葉が結びついたのかはわかりませんが ある言葉を思い出すと、ある風景がかならず頭に浮かぶということがあります。  これは私だけでなく わりと多くの人が経験をしている事のようです。 そして風景だけでなく、浮かぶのは音楽だという人もいます。  よく昔よく... (続きを読む)

【情報リテラシー】大きな嘘ほど見抜けない!?

信じてきたことに疑いが生まれる時  私たちは日々の暮らしの中で 「嘘や偽り、詐欺などに騙されないように」と思って 注意深く情報を読み取るようにしています。  そして実際にも、事前に危険を察知して 騙されずに事なきを得るということも時にあります。 「昔と違って、今は情報がたくさんあるから騙されないね」 などと話しているのも見かけたりします。 ... (続きを読む)

【発想の転換】チャンスは「今さら」と思った時に到来する

今さら無駄だよ  中学生になって最初の中間テストが近づいてきた頃の話です。 テスト週間になって帰宅しようとする私に 自転車を曳きながら近づいてきた友達が 「もう全然ダメ」と言うので 「まだテストまで時間があるよ」と言うような話をしたところ 「もう、今さら無駄だよ」 その友達はそんな言葉を言って、寂しそうに帰っていきました。  どういう趣旨で... (続きを読む)

【好奇心の威力】おかしくないですか?「関ヶ原で家康と戦った相手の名前」

関ヶ原の戦いは誰と誰の戦いだったか  歴史で戦国時代の終わりから安土桃山時代と順に勉強していくと 大きな出来事として関ヶ原の戦いが出てきます。  「誰と誰の戦いだったのかな?」  最初に勉強するときには、皆まずそれを知ろうとします。  関ヶ原の戦いでは、東軍は徳川家康を中心として戦い、西軍は、総大将は毛利輝元ですが、事実上石田三成が中心となって戦いを行いまし... (続きを読む)